アトリエ 籠れ美

絵画制作、展覧会、美術書、趣味、その他日常の出来事について
平成27(2015)年5月4日より

現代美術とは何か、その定義とは

2017-05-12 06:07:35 | 画材、技法、芸術論
 現代美術とは空間を扱う美術のことである。正確には、空間を扱う、ないしは空間を扱うことに対して自覚的、意識的な美術のことである。

 絵画に関して言えば、平面を扱うことに満足できなくなってしまい、カンバスに穴を開けて作品にしてしまうのが端的な例だ。

 空間を扱う意識が強いので、現代美術は作品がどんどん巨大化、肥大化していく傾向にあり、従来の美術館では収蔵するのが困難である。だから現代美術の収集に積極的な欧米では、現代美術専用の美術館が用意されている。

 意外と現代美術とは何かと聞かれて答えられない人が多い。現代美術とは空間を扱う、と覚えてもらえれば幸いです。


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