貯玉がきちんと機能しているところは良いのだけれども、貯玉自体は出来るのだけれど、再プレイ不可なんてホールもチラホラ見かける。

 

そういうお店では貯玉するメリットもないので交換するのだけれど、ここで端数ってのが必ず付いて回る。

 

広島は大半が5.5枚交換、最近では47枚貸しの5.1枚交換なんてのも増えては来たが、どちらにしろ特殊景品の最低額は200円である事が多い。

 

200円、と言えばメダルにすると11枚。

もしも10枚余りなんて事になれば悲惨だ。

その10枚を看過しようものならシケた煎餅やら仕入れ値が10円くらいのジュースなどに強制的に交換されてしまう。

 

だから私は常に10枚手持ちをしてメダルを流す事にしている。

5.5枚交換だろうが5.1枚交換だろうが、最低値は200円なのだから10枚持っておけば余りに対して対応出来る。

 

ただし5.1枚交換の場合は800円以下の端数がある場合はどのように調整しても0.2枚〜0.8枚損失が生まれる。

徹底するのであれば1000円単位での交換を心がける為に、50枚手持ちを推奨する。

 

端玉が表示されるお店であれば計量が終わった直後に足りない分のメダルを投げ込めば良いので問題ないのだが、端玉が表示されない場合は計量後、レシートボタンを押そうとする店員の手を阻止してからメダル数から計算しなければならない。

 

算数が得意な人や1681枚みたいなキリが良い数字と実際の数字の剥離が少ない場合は計算しやすいが、961枚みたいな数字だと少々計算に時間がかかる人も多いだろう。

 

計算が不得意な人は「表示された枚数を越えないキリの良い枚数」を考えて、余ったメダルで計算すれば分かりやすかろう。

 

上記例で言えば、961枚に対して5.5枚交換なら880枚、5.1枚ならば918枚がキリの良い数字になる。

この場合、きっちりした(表示枚数を越えない)最大の近似値を出すのではなくて、100枚+ギャップ単位で計算した方が簡易だ。

 

前述の5.5枚であれば計算は簡単で、961-880で81枚余り、5.5枚の200円交換であれば11枚が最小単位となるので11の倍数で81を越えないものは77。

余りの81から77を引けば4という数字が出るので余りは4、11枚にすれば200円の最小換金単位は越えるので7枚足してやれば良い。

 

これが5.1枚やら5.6枚になると少しややこしくなる。

先ほどの5.1枚で918枚がキリの良い数字となったが、961から918を引くと43枚の余りとなる。

 

5.1枚交換で200円を満たすにはメダルが10.2枚必要なのだが、メダルは1枚が最小単位だ。

つまり現在の表示枚数961枚を最大限活用するにはこの余りを10.2枚の倍数とする必要があり、余りの43枚を越える10.2の最小倍数は51枚。

51-43=8なので8枚投入すれば19000という数字になるはずだ。

今回はちょうどキリ良く1000円単位となったが、これが800円なら40.8枚、200円なら10.2枚となるので少数以下のところは1枚投入する事で解決する。

 

 

と、まあ、久方ぶりにパチンコ屋で偶然鉢合わせたカバオくんが相変わらず端玉の事を考えず流すところを見て

 

「勿体無いからきちんと計算した方が良い」

 

と進言したのだが、「メンドくさいからいいよ」と一蹴されてしまった。

 

年中金欠の分際で、なにが「いいよ」なのか分からないが1円を笑うものは1円に泣くを地で行くタイプなのは相変わらずなようだ。

たかが200円、されど200円、だ。

 

5.5枚交換の平均損失端玉は5枚平均だと仮定すれば1年で100回交換すれば9090円、10年で9万900円の損失。

 

まあ彼の場合は生活費とパチンコ等の遊興費がequalだから再プレイが無制限の店だろうが7枚交換だろうが必ず現金化するわけで、端玉に対する軽視も併せて負の循環だなと感じる。

 

 

こういった端玉の話をするとケチとかみっともないなんて笑う人も多いがギャンブルなんてのは側から見ればみっともないものだし、動くお金もギャンブルの中では少額で還元率も高い、ケチな遊びだ。

 

端玉を軽視する人間がパチンコで勝ちたい、なんてなんとも矛盾している話ではないか。