電車の中。
向かいの座席にふと目をやると…なんともド派手なおばあちゃま発見

大きい丸めのサングラス
フワッフワ素材、クシャミ誘発度抜群のお帽子
ほんの少しだけ見えている顔に輝く真っ赤な口紅
そして長めの皮手袋

年の頃…70代～80代。

そんなおばあちゃまのカバンから突如としてけたたましい着信音
隣のオジサマがビクッとしています。
私の心臓もドキドキです。
皆の注目を集めています

が、おばあちゃまは一向に介せず。
ゆったりモードでお上品にカバンを開けて携帯オープン。
バイブモードという言葉はおばあちゃまの辞書にはないようです

が、一応「車内での通話はご遠慮ください」はご存じの模様。
皮手袋の手を口元に当てて喋りはじめました。
ば「あのね、今ね、電車の中だから」
ものすご～い大声＆だみ声。
ば「うん、そうそう、それで大丈夫」
声、ダダ漏れ…どころではありません。
ば「私のところはもう…アナタは？どうなの？」
そして会話が終わる気配、ちーっともナシ。

おばあちゃま、その口元にかざした手の意味は…？

なんか…ウケるわ～、ココまでくるとウケるわ～
ルール違反だろうがってイラッとする前に、度肝抜かれ過ぎたわ…。

はぁ…なんかちょっとビックリ。
自分にビックリ。

ダメなことはダメなんだから、ルールは守らなきゃなんだから。
このところ、私は一事が万事そんなかんじだったのに。
ちょっとでも決まりとか常識から外れたコトを一切許せていなかったのに。

ぶっ飛ばしてくれたおばちゃまに、感謝感謝・大感謝

 

 

 

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