「データ通信」はキャリア(すなわち携帯電話会社)の電波による通信のみを指しているんだと思うが(以下SIMあたりの通信)、端末自体のデータの「通信量」はソレだけじゃわからない。
Wi-Fi環境が整っていて、移動時間が少ない(または電車ではなく車を運転するから移動中は電話を触らない)国の場合、端末自体は大量の通信をしていたとしても、Wi-Fi経由だから従量課金が生じない(SIMあたりの通信量にカウントされない***)だけかもしれない。
***SIMカードを抜いてもWi-Fi通信できることからソレがわかる。
物価の高い国は、キャリア側のインフラ維持コストも高いから当然に月額料金(通信費)が高くなる。利用者はますます従量課金(定額を超える料金)を発生させないようWi-Fiを使うように努めるから(必然的にWi-Fi環境が整備される)、こうした統計ではSIMあたりの通信量は少ないが、月額料金(通信費)が高い(割高)と出る。
更には、利用者がWi-Fi通信に移行することで、定額を超える従量課金が生じないため、キャリアのインフラあたりの儲けは下がっていくから、いずれは月額固定料金を値上げしようという動きが見られるかもしれない。
その国の人達がどのくらいモバイル通信を行っているかの総量を統計化するには、端末が持つMACアドレスあたりの通信量と比較する必要がある。※ソレが取得できないからSIMあたりなんだろう。
Wi-Fi環境が整っていない国では、キャリアのアンテナ設置数が快適度に直結する(10〜15年前の日本とか)。利用者の通信手段はキャリアの通信ネットワーク一択となり、必然的にSIMあたりの通信料が増える。
言ってみればその傾向は「発展途上」であることを示しているに過ぎない。
だから先進国においては、もはや月額料金やSIMあたりの通信量を比較してもあまり意味をなさないと私は思う。