香りの効果・効能はまだまだ過小評価されている。
香りとは決して実体のないものではなく、揮発した成分(実体)が、“脳神経が飛びだした”嗅覚器官に付着することで、脳に直接有効成分が届き、作用(効果・効能)が生じる。
麻薬を鼻から吸い込む人達は、その実行・有効性を知ってのことだろう。
ティートゥリーのエッセンシャルオイルは、「香りが漂っているだけで殺菌される」という表現が使われるが(欧州では病室の殺菌に使われることもある)、「香り」というからピンとこない人が多いだけで、香りのあるところ=揮発した成分が充満していると考えた方がわかりやすい。
料理の時、栄養成分が湯気と共に消失しないようにフタをする理屈と同じだ。
ちなみにコーヒー豆の香りは、調香師達の嗅覚リセットに用いられる。