(「この子にもあったよ)」からの続き)
母の妹(私の叔母)は、生まれつき心臓が悪く、歩くのも儘ならなかったそうですが、その為か我儘で、何でもやりたがるのですが上手く行かず、駄々を捏ねてばかりいたそうです。
娘は、好奇心旺盛で我儘。何でも自分でやらないと気が済まない性格です。母によると、妹にそっくりだと言っています。違うのは、五体満足で生まれて来た事でしょうか。
男の子の様に活発で、公園に連れて行くと走り回っていました。公園から動こうとしませんでしたよ。自由に動き回れるのが余程嬉しかったのかも知れませんね。
その娘も既に高校生になりました。以前は、「パパ、パパ、ねえ、ねえ」と言っていた娘ですが、最近(サイキン)は、細菌(サイキン)扱いで無視(それがうぜぇ~んだよ)。
仕方が無いので、「ねえ、ねえ」と声をかけると、「何、で、だから、それで、・・・」。何か、姉と叔母が「おめ~、誰に向かって物言ってんだ」と言っている様で、複雑なのです。
それでも、今は私の娘です。「父親の威厳を示さねば」と奮闘するも撃沈です。妻や息子と会話してるのを聞くと、「あの人、この人」って、千昌夫か(何の話してんだ)。
「♪あの人、この人、大臣だって、みんないるのさ、お袋が~」(関係ないだろ)。「味噌汁の詩」だっけ(知るか)。そう言えば娘は味噌汁が好きなんだよな(も~良い)。
「♪何時か、大人になった時~」(まだ歌うか)。だってさ、父の気持ち解って欲しいじゃ、あ~りませんか(それを止めなさい、お前次第だっての)。そうなの(アホか)。
私の娘は叔母と姉の生まれ変わり、息子は「息子の出生の秘密」、「息子の正体」でお話した通り、湖北省の山であり、愛猫(ジョン)の生まれ変わりなのです(もしも~し)。
不思議だろ~(お前は極悪人の生まれ変わりだな)。そうそう、前世で多くの人に御迷惑をおかけしたのでしょうね(否定しないのかよ)。致しません。
私は以前お話した通り、幼少期から不運又は理不尽な目に数多く遭っています。上向きになったかと想うと失意のどん底に貶められると言う繰り返しの人生でした。
死に目にも何度も遭っています。その都度助かったのは、この世に生きて罪を償えと言う事なのでしょう。そこから生きる知恵の様なものを学んだ気がします。
今、悪事に手を染めている方、人を傷つけたり身勝手な行為をしている方、大概にしておかないと来世で報いを受ける事になりますよ。それも良いかもね。
好調は長続きし.ません。思い上り過ぎると反動がハンパないのです。好調時こそブレーキを掛けないとね。どん底に落ちたら兎に角耐える事。5年絶えれば何とかなるものです。
話が変な方向に行ってしまいました(お前のせいじゃ)。
娘の無事が解った翌日です。事業部長から電話がかかって来ました。事業部長は、私が営業に移った時の営業部長で、厳しい人でしたが何かと私を庇ってくれていた人です。
総務部長とは二人が営業部長時代からの盟友の様なもので、何かしらの話を聞いていたのかも知れません。開口一番、「お子さんの具合はどうだ・・・」。
私は、「昨日、もう大丈夫だと連絡を貰いました」、「そうか、それは良かった、おめでとう」、「ありがとうございます」、「ところで、何故一時帰国断ったんだ」。
私は一瞬躊躇しましたが、「お前の子供の事なんて如何でも良いと言われた後に、一時帰国させてやろうかと言われて、はいそうですかなんて言える訳ないでしょ」。
「誰がそんな事言ったんだ」、「言えません」、「営業部長か」、「口が裂けても言えません」、「彼奴はそう言うとこあるからな」、「私は申し上げていませんよ」、「解った」。
暫く間があり、「ところで、そっちの詳しい状況を知りたいから、一時帰国してくれないか、と言うより事業部長命令だ」、「何時ですか」、「何時が良いんだ」。
「今、長期不在しても良い様な体制づくりに取り組んでいます、それが出来たら長期休暇が欲しいのです」、「何時出来る」、「数か月後には」、「それで良いのか」。
「ただ、その為には少なくとも通訳に携帯を持たせたいのです、出来れば私の分もあると良いのですが、最悪自分で買いますけど」、「2台とも買え」、「え、良いんですか」。
「携帯位たかが知れてるだろ、会社に請求して貰え、誰がダメって言うんだ」、「言えません」、「彼奴もケチな事言うんだな」、「私は何も言ってません」。
「お前が必要と判断したものは買って貰え、ただ、報告だけは入れろよ、それからな、休暇を取っても良いが、一時帰国に期限は無いからな、その辺は上手く考えろ」。
「如何言う事ですか」、「馬鹿だな~、客先や事業所への挨拶だって、立派な業務だろ、スケジュール決まったら、俺に連絡を寄越せよ」、「ありがとうございます」。
俄然仕事のやる気が出て来ました。災い転じて何とやら、上向きに転じたのかな。でもこう言う時こそアクセル踏まず、ブレーキを掛けなければね。先ずは地固めです。
(つづく)
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