テキサス州ダラス、アメリカど真ん中のこの街にもバーニャがありました。
サウナ室は薪ストーブ、水風呂はグルシンで最高。
水着混浴。




採点者 : モヒカンサウニスト

サウナ : ロシアンバーニャ→温度計70℃前後、オヤジによる定期的なロウリュにより湿度多め。体感は結構熱い。薪ストーブで香り良し。

フィニッシュサウナ→温度計75℃前後、湿度まずまず。体感もまあまあ。8点
水風呂 : デカい五右衛門風呂。温度計10℃前後、塩素臭あり。9点
休憩 : レストラン直結で客席 or デッキチェアで休憩可能。外気浴無し。7点
清潔感 : まあまあ。5点
お風呂 : 無し。

客層 : 独立記念日12:30ごろ、最初貸し切りだったがその後チラホラ。ロシア人男性3人組等。8点

営業時間 : 12:00-22:00

値段 : グルーポン利用で14ドル(定価25ドル)


 

総評 : 

サンノゼから3つめの都市、ダラスへ移動


ダラスといえばパンテラ!パンテラといえば先月22日にドラマー、ヴィニーポールが急逝したニュースが世界中を駆け巡りましたね



メタル界を代表する兄弟が2人とも若くして亡くなってしまうとは、、、(弟ダイムバッグ・ダレルも2004年12月8日のライブ中に銃殺されている。ちなみにジョンレノンが撃たれたのも12月8日)



名ドラマーの早すぎる死にダラスの街は追悼ムード一色である





ちなみに今回訪れているBomb Factoryというライブハウスでは数日前に追悼イベントがあったとの事



まじかー、ニアミスや

聞くところによると既に葬儀は執り行われ、棺は弟の隣へと埋葬されたらしい

これは是非墓参りに行かねばなるまい、、、メタルヒーローの早すぎる悲劇に祈りを捧げるのだ

ちなみに2年前もダレルの墓参りをしているので場所はバッチリ把握している


というわけで行って参りました


合掌

パンテラ時代の硬質なドラムサウンドが脳内に鳴り響く

あれはやはり革命的な音作りだったな、、、後のメタルバンドに与えた影響は計り知れないだろう

そしてアメリカのお墓はやっぱりカッコいい

ちなみに2年前に来た事あるのに迷いまくってしまった



さてだいぶ話が逸れました

そんな昼下がりにやってきたのはコチラ!! 


ワールドカップで盛り上がるロシア式サウナ、バーニャある!

アメリカのど真ん中でバーニャに出会えるなんてツイている

本場フィンランドには「アメリカのバーニャにハズレ無し」との格言もあると聞いた事があるし、期待大だ

ちなみに公式HPには各スペックが表記されていて、

・ロシアンバーニャ→93℃ 湿度45%〜60%
・フィニッシュサウナ→82℃ 湿度5〜10%
・水風呂→8℃

となっている

おいおい水風呂グルシンやんけ!

euphoric率10%アップ

ってゆーかロシアンバーニャ、93℃で湿度45%〜60%なんて本当か?焼け死ぬレベルだぞ?


フロントではキレイなロシア人のお姉さんが出迎えてくれた


euphoric率10%アップ

入館料、定価は25ドルだがグルーポンを使うと14ドルで終日滞在ok、アメリカでは激安だ


大抵20〜30ドルするし、ロスのバーニャでは55ドルも取りやがる上に4時間だった

今思うとボラれたのかもしれん



さて当施設、浴場というものは無く、更衣室、シャワー室、バーニャ、フィニッシュサウナ、スチームサウナ、水風呂、レストラン、という別れ方をしていた

導線としては岩盤浴を水着で楽しむ感じをイメージしてもらうと近いのかな

当然湯船は無し、ロシアにそんな文化は無いのである、知らんけど




更衣室へ向かうと支配人らしき陽気なオヤジが出迎えてくれ、何やらロシア語で捲し立てている 

多分、「ウチのバーニャは最高だぜ!」
みたいな事を言っていたのだろう、
アメリカでサウナ屋やってるくせに英語が喋れないらしい

てゆーか今思うとそんな事ありえるのか?

ニューウイングで言うと吉田さんがバングラデシュ語しか喋れないようなもんだぞ?

ま、いいか


そんな中テンションのアガる光景が!


おわかり頂けるだろうか?

薪ストーブである!

本場フィンランドには「薪ストーブの施設にハズレ無し」との格言もあると聞いた事があるし、期待大だ

オヤジも自慢気に、
これはロシアの伝統的な方式の薪ストーブだぜ!?アメリカでこんな事やってんのはウチだけだ!すげえだろ?
みたいな事を言っていた

こちとら英語すらままならないのにガンガンロシア語で話しかけてきやがって、空気の読めないオヤジである

ま、私レベルになるとサウナ的な事なら何を言っているのか勘で分かるので問題ない


さてシャワーを軽く浴びた後、まずはフィニッシュサウナ(フィンランド式サウナ)へ

サウナマット代わりに木製の板を持ち込む方式だ

ちなみに当施設は混浴で水着着用となっている(多分)

後ほど来たロシア人男性3人組はフルチンでサウナ室に居たのでどちらでも良いのかもしれない


入室すると、、、心地良い熱さ

温度計は75℃前後、湿度はまずまずで通常時のスカイスパみたいな感じというとわかりやすいだろう

するとオヤジが乱入してきてサウナストーンにアロマの原液を掛けてくれた

柑橘系の良い香りが辺りを包む

そこですかさず、
サーンコヘイッターロウリュア?」(フィンランド語でロウリュしていいですか?)

とジェスチャー付きで聞いてみた

すると、
ダメだダメだ!ストーブが壊れちまうよ!」 
と断固拒否(多分)

こちらは電気式ストーブの小さめのヤツだったからなー、しょうがない


バッチリ発汗したところで水風呂へ向かう

ちなみに水風呂への導線は結構悪く、一度レストランエリアを通らなければいけない

逆に、水風呂を出たらすぐにレストランで休憩出来るから良い面もあるのだけど


水風呂、デカめの五右衛門風呂で沼津の坂口屋を思い出す

ホースから水がガンガンかけ流されている

浸かってみると、、、キンキンに冷えてやがるっ、、、!!

グルシンも見え隠れする10℃前後、塩素臭あるが関係ない

水深も鳩尾くらいと深いのですかさずナマケモノのポーズを繰り出し応戦、最高だ


そして休憩ポイントとなるのがレストラン


水風呂から上がってすぐ、半裸の状態で飲み食い出来るのだ

一角にはこんなデッキチェアのエリアもある


早速寝そべりディープリラックス、、、アラいいですねの波がやってくる

バキバキにととのいました

ロシアンビールやら料理を発注し、待ってる間に再びサウナ室へ

2セット目はもちろん本命ロシアンバーニャだ


中に入るとロシア人男性3人組が楽しんでいた 

薪ストーブの香りがいい感じの室内は温度計70度前後、湿度が多めでまあまあ良いセッティングである

ストーブはこんな感じ  


すると例のオヤジがまたまた乱入してきたかと思えば、おもむろにロウリュサービスをし始めた

といってもただサウナストーンに水を掛けまくってるだけだが、室内は大盛り上がり!

3人組はロシア語で、
もう一回!もう一回!」(多分)
の大合唱

私も唯一知っているロシア語、
「ハラショー!ハラショー!」
と盛り上げに一役かった

バケツの水が無くなったところで終了、オヤジを拍手で送り出す

と思ったらすぐに水を汲んで戻ってきて、
オマエら自由にやっていいぜ!
と粋な事を言うオヤジ

最高だ

お言葉に甘えてジャンジャンセルフロウリュをかますと室内はかなりの熱さに

ガンガンに発汗したところで再び水風呂へ、そしてレストランの席へ座りディープリラックス

すっかり気持ちよくなっていると料理がきました


サーモンのグリル、めちゃめちゃウマい!多分コレはととのってなくてもウマいやつ!

私のアメリカ史上1番ウマい料理であった

手前の肉は豚肉、アメリカらしいパサパサの肉でコチラはマズかったです



その後も何セットか繰り返し、大満足で店を後にするのであった


euphoric率 : 90%






お待ちかね!今日のフィンランドメタル  R.I.Pヴィニーポール


その日のサウナに合ったフィンランド産メタル(フィニッシュ・メタル)を紹介している大人気コーナーですが、今日はパンテラをかけないわけにはいかないでしょう


PANTERA - Mouth for War




ヴィニーポール追悼という事でパンテラの代表曲です!

ダラスに居ますしね。

メタル界においてもベタ中のベタ曲、イントロのリフは全世界のギター少年が弾ける事でしょう。

正確にコピーしようとすると、半音の半音下げくらいの中途半端なチューニングなのでちょいと面倒くさいですね。