チューリップ賞はやくも予想 | 馬券を極めて自由になりたい

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今日は休みだったので3重賞の各馬の馬柱を眺めながら、ぼんやりと展望を立てていたのだが、あんまりやる気がしないねぇ。

 

でも、明日にならないと想定は出ないし、仕方なく重賞のことでも語りますか

 

まずはチューリップ賞。

 

巷では阪神JF1、2着の再戦。そこから少し離れた3番手にミリッサ。2横綱1大関の図式。

 

しかし、こんな堅い馬券を買っても意味がないし、2強と目された時には案外いずれかが崩れるのは競馬の常。よってこの図式は非常にハイリスク・ローリターンとも言えるのだ。

 

特に俺が気がかりなのはソウルスターリング

 

よもや無敗の2歳女王がここで無様な競馬をするとは思えないが、この厩舎の休み明けはとにかくアテにならない(まぁ最近では休み明けでなくともアテにならないが)。

 

直近の藤沢厩舎の3番人気以内馬の成績をご覧いただこう。

 

トレクァルティスタ 3番人気5着

ロサギガンティア 2番人気9着

キングオブアームズ 2番人気5着

シンボリバーグ 2番人気4着

キミノナハセンター 3番人気6着

レッドオーガー 1番人気8着

ラボーナ 3番人気4着

ソルティコメント 3番人気6着

ウノピアットブリオ 3番人気5着

レッドヴィクター 1番人気12着

 

といった感じで、3番人気以内の馬がこれだけいながら一頭も馬券になっていないというおそまつな結果。

 

ようやく馬券になったのは、2月5日まで遡ってラヴィエベールだが、これとて1.4倍の断然人気に支持されながら完敗の2着であるから褒められたものではない(なんと2月に馬券になった馬はラヴィを含めて2頭のみ。もちろん勝ち馬は皆無)。

 

上記に挙げた馬たちは休み明け、休み明けに関わらず列記しているが、個人的には休み明けの方がより成績が悪い印象を持っている。

 

とにかくスタートを出ない、道中は後方、そして直線も意外に伸びない…という、今の時代にそぐわない馬なり調教の弊害がおもいっきり露見しているような気がする。個人的には大好きな藤沢師であるが、馬券を買う上では軽視した方が得策ではないかと。

 

この結果を見たら、もしかするとソウルスターリングまで…と思わないでもない。この馬は新馬も勝っているし、休み明けのアイビーSではペルシアンナイトに完勝しているぐらいだし、先ほど挙げた馬たちとは実績からして違うので杞憂に終わる可能性は大きいのだが。

 

ただし、前哨戦はあくまで前哨戦と割り切りそうな師のことである。3週後に再びの輸送を控えた今回、多少なりとも余裕残しの仕上げで臨んだ場合、リスグラシューばかりでなく、それ以外の馬の後塵を拝したとしても決して驚けないというのが率直な感想だ。

 

まぁ、過去の歴史はソウルスターリングの凡走を示すようなデータは皆無だし、引き続きルメールの騎乗なら格好はつけてくるとは思うのだが…

 

 

そんなこんなで、2歳女王の不安を掲げてみたところで、俺の本命はもう一頭の横綱リスグラシューに決定している。

 

この馬はデビュー当初から追い切りで評価していたことはもとより、2戦目の阪神1800で牡馬相手に圧勝した時からクラシック有力と高く能力を買ってきた馬。まぁ、そんなこと誰もがそう思っていたであろうが。

 

相手は前述の理由でソウルを三番手とすると(なんだかんだでそれ以下にはできない)、やっぱり対抗評価はミリッサになってしまう。

 

この馬はエルフィンSの時の見解でも述べたように、デビュー戦でパンサーバローズを子供扱いしたレース振りが本当に強くて。まぁ、ああいった大味な競馬で勝てたのは新馬だからこそで、エルフィンでも同じ競馬ができるほど甘くはなく、若さを露呈して3着。しかしそれがこの馬の能力を下げるものではなく。

 

気性の難しさは依然として残るも、ひと叩きでのガス抜き効果とそつない騎乗に定評の福永ならといったところ。ソウルスターリングが7~8分でくるとしたら、こっちは8~9分で来るだろう。なんせ3着に入らなきゃ桜に出られない。

 

 

ここまでをまとめると2横綱+1大関の中で、もっとも隙がなさそうなのがリスグラシューで(藤澤データがなければ本来はソウルなんだがね)、他の2頭は能力はさておき、いずれも死角がないわけでもないぞと。

 

そんな時に一角崩しの期待が掛かる馬の一頭目として取り上げるのはカワキタエンカ

 

地味かつ古めかしい名前で損をしているが、初戦では中距離で牡馬を一蹴した実力馬。2戦目の千両賞では、アルアイン、キョウヘイとこれまた強い牡馬相手に善戦。いずれも重馬場というところが評価を難しいものにしているが、ディープ産駒だけに良ならさらにという期待を抱くのも悪くはなかろう。初戦時の追い切りではCWで終い11秒台をマークしていた馬だけに、今週の追い切りもそんな快走が見られれば。

 

二頭目はレッドリボン

 

ダートに変わって圧勝した前走からも母系からもダートの方がベターなことは確かだが、それ以前の芝2戦でもいずれも上がり最速をマークしているように、決して芝がダメな馬ではない。デビュー戦ではエルフィンSを勝ったサロニカと同じ上がりで0.2秒差の2着しているし、実はダート変更がなくても勝つのは時間の問題だった。時に先行馬が穴を開ける本レースではあるが、基本この舞台は末脚の威力が重要。ダートを挟んだことが盲点になれば妙味もありそう。これは登録馬を見た瞬間にピンときた馬である。

 

三頭目はラントシャフト

 

この馬はデビューから3戦牡馬相手に中距離戦を戦ってきた。善戦止まりに終わったが、そうした経験だけでも大きな糧になっているはずだ。事実、勝ち上がった2走前は初の牝馬限定戦に出走し2馬身差の楽勝。その時がタフな中京マイルで、前走のエルフィンSは当時と対極をなす、緩い流れの底力を問われない一戦。

 

ステイゴールド産駒らしく、タフになればなるほど持ち味が行きそうな馬に、行った行ったの凡庸な一戦は合わない。それでも3位の上がりは使っているし、2走前と合わせてみても決してマイルが短いわけではない。チューリップ賞もハイペースに流れることはまずないが、エルフィンSよりはタフな条件に変わることは間違いなく、上位2頭を除けば重賞実績のない馬ばかり。前走8着という結果だけにとらわれない方が良さそうな馬だと思うのだ。

 

 

なお、この3走常に本命視してきたダノンディーヴァであるが、デムーロ騎乗で実力以上の人気になってしまうことと、前走があまりにも極端な競馬の激走であったことから今回は軽視の方向で(デムーロでも人気がなければ力を買っている馬だけにその限りではないが)。

 

 

 

…今日は弥生賞、オーシャンSとあわせてサラッと3重賞の見解を述べるつもりだったが、チューリップだけで結構長文になってしまい疲れてきたのでこの辺で。ばいなら

 

 

チューリップ賞(暫定予想)

 

◎リスグラシュー

○ミリッサ

▲ソウルスターリング

△カワキタエンカ

△レッドリボン

△ラントシャフト

 

つまらん予想だけど上位3頭では決まらないと期待を込めて。ソウルスターリングが前述した藤沢厩舎の呪縛に打ち勝ったら相当に強い馬ってことで、桜花賞までノンストップかもね。しかし果たしてそううまくいくかどうか…? 前哨戦だし馬券的には遊び程度だけど、先を見据えてその辺りに注目したいね。

 

 

 


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