慢性疾患や障害、死という、自分ではどうすることもできない状況に直面したとき、人間はどのような心理状況をたどるのか。
そして、それらをどのような過程で受け入れるのか。
様々な学者が、受容過程について様々な段階を示して説明しています。学者によって、対象としているものが「死」であったり「障害」であったりするわけですが、私が該当する「難病患者」の場合、同じような研究がないか調べてみました。
慢性疾患患者の受容段階
日本赤十字医療センター腎臓内科臨床心理士である藤本志乃氏は、慢性疾患患者の心理過程は、「喪失」「拒絶」「闘争」「折合」「受容」の5段階であらわされるとしました。
喪失:何もできない。死んだほうがマシ。
拒絶:病気のことを忘れようとする。ほっといてほしい。
闘争:常に病気のことを考える。病気のことだけ頑張りたい!
折合:やりたいことがやれる。不安も特になく頑張れている。
受容:病気のおかげで自分の生き方を見直せるようになる。
実際には各段階を行きつ戻りつしながら、受容段階へ進んでいくらしいです。
これはあくまでも腎不全などの慢性疾患の患者を通した受容プロセスであって、病気の種類によって違うのかもしれません。
ただ、病気に直面した瞬間(喪失段階)やその後の拒絶段階の心理については、私も当てはまったと思います。
まだまだ自己の生き方を見直すなんて境地までは到達していませんが、アクロメガリーはある意味後半生のパートナーともいえるので、気長に付き合っていこうと思っています。
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