2017年1月16日(月)放送
1月16日の主治医が見つかる診療所「正月太り解消!脳をリセットして痩せるぞSP」ではやせやすい体を作れる1万年の歴史を誇るちょい足し食材として、もち麦が紹介されました
米に食感が似ているもち麦で、脳をだまして美味しく内臓脂肪をリセットできるダイエット法ということです
栄養の研究に関して伝統のある東京慈恵会医科大学付属病院では、もち麦の力に注目しています
教えてくれたのは糖尿病・代謝・内分泌内科の宇都宮一典医師です
もち麦は1万年前にすでに食べられていた大麦の一種で、粒が丸くモチモチしているのが特徴で、豊富な栄養を含んでいます
中でも重要な成分が水溶性食物繊維のβグルカンです
βグルカンの働き
・体内で水分を吸収しゼリー状になり、腸内でコレステロールの吸収を抑える
動脈硬化の予防に
・肥満ホルモン「インスリン(糖を脂肪に変えて細胞にため込み脂肪の燃焼を妨げる)」の過剰分泌を抑える為脂肪の増加を防ぐ
麦ごはんは白米よりも血糖値の上がり方が緩やかで、白米より脂肪の増加が少ないと考えられます
水溶性食物繊維の含有量の比較(乾燥・100g中)
・大麦(押麦) 6.0g
・玄米 0.7g
・精白米 0.1g以下
中でももち麦は食感が比較的白米に近いため食べやすいのも魅力です
効果的に内臓脂肪をリセットする!
もち麦の食べ方
モチモチ麦ご飯の炊き方
もち麦の基本の食べ方です
米5:もち麦5が、βグルカンを十分に摂れる割合です
炊いたもち麦ご飯は茶碗1杯で1日に必要なβグルカンが摂れます
ポイントは麦の倍量のお水を入れることです
もち麦は水分が少ないため白米に比べ倍の水の量が必要です
ただし計量カップで1合をはかった場合、米は1合で180g、もち麦は150gになるので注意が必要です
もち麦は吸水性が悪いので、最低30分は水に浸けるのもポイントです
米1合、もち麦1合の場合の炊き方
【材料】
・米 1合(180g)
・もち麦 1合(150g)
・水 180ml+300ml(計480ml)
【炊き方】
① 炊飯器に米ともち麦を入れ分量の水を入れる
② 最低30分浸ける
③ 通常通り炊飯すれば完成
毎日続けられる
楽ちんもち麦摂取法
茹でて冷凍保存!
日常的に食べるとやせやすい体になれるというもち麦を手軽に摂取できる方法です
① もち麦を熱湯で約20分茹でる
※ 茹ですぎるとβグルカンが溶け出してしまうので注意
② 茹でたもち麦を水にさっとくぐらせてザルに上げしっかりと水けを切る
これをラップに小分けにし冷凍保存すると、2週間保存が可能なのでいつでも手軽に食べることができます
冷凍もち麦ちょい足しレシピ①
万能もち麦ドレッシング
【材料】
・しょうゆ
・酢
・ごま油
・砂糖
・冷凍もち麦
【作り方】
① ボウルに、お酢2、しょうゆ2、砂糖1、ごま油1の割合で入れ砂糖が溶けるくらいまで混ぜる
② レンジで半解凍したもち麦を加え混ぜれば完成
茹でたてのもち麦を使ってもOK
市販のドレッシングに混ぜるだけでもOK
冷凍もち麦ちょい足しレシピ②
もち麦鶏スープ
野菜は冷蔵庫に残っているものでOK
【材料】
・鶏もも肉
・キャベツ
・タマネギ
・ニンジン
・冷凍もち麦
・水
・コンソメ
・塩、コショウ
・オリーブオイル
【作り方】
① 鍋にオリーブオイルを敷き、鶏肉、野菜の順に軽く炒める
② 火が通ったら水とコンソメを加え一度沸騰させる
③ 沸騰したら弱火で約5分煮て、火を止める直前に凍ったままのもち麦を加え、よく混ぜ合わせたら完成
朝このスープを食べるだけで、たんぱく質、炭水化物、ビタミン、食物繊維と必要な栄養がしっかり摂れて体も温まります
他、パスタソースや味噌ダレにちょい足しするのも
白米に近い食感でおいしく食べられるので、脳が満足して長続きできるということでした
先生たちの意見まとめ
・もち麦にはセカンドミール効果も期待できる
セカンドミール効果とは、朝食にもち麦を食べるとお昼の血糖の上昇も抑えてくれるというもの
・太っている人に多いという腸内細菌、俗名「デブ菌」を減らすには雑穀類の摂取はおすすめで、中でももち麦はβグルカンが豊富で、今回紹介したようなレシピはとても良い
・βグルカンは免疫力をアップさせる効果があり、持続的に摂ると免疫力が上がる
腸の中の、がんと戦うリンパという細胞が刺激され全身の免疫力がアップ
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