主婦&薬剤師ゆうこの ワガママにっき

主婦&薬剤師のふたつの顔を持つ
変なおばちゃんの日常を気の向くままに綴ります。 

日曜日だから~人生を見つめ直すとき

2018年06月17日 11時44分17秒 | できごと

日曜日を有意義に過ごす。

それは長年のあこがれ。
だって、もの心ついたときから日曜日の朝はピアノのレッスン。
大学の寮に入るためにやめるまでの長い間ずっとずっとそうだった。

外に聞こえるのが恥ずかしくてあまり練習しなかったけど、あと少しでソナタってとこまではいけてた。
テニスもピアノもあと一声って中途半端な位置付けが私らしいなあ。
今はせめて仕事くらいは「プロ」らしくなりたいと願ってる。

大学時代は日曜日はテニス部の練習か試合だった。
薬学部はハードだから練習がオフでも実習のレポートとか試験に追われる毎日。

卒後は病院勤務。日曜日も出勤するときもあったし、心身ともに疲れちゃって日曜日の記憶がない。

一般企業に転職してからも休みの日はパソコンの特訓をしたり、業務に必要な知識を身に付けたり。(←スマホもタブレットもないし、ネット検索すらなかった。)

ごくたまに誘われるがままにドライブに出かけたのが休日らしい思い出かな。

誘ってくれる友達とかいなかったから、誘ってくれたことがすご~く嬉しかったっけ。
親切で優しい人。
誠実な仕事ぶりにこの人と結婚した人は幸せになるだろうな、なんて第三者的立場でみてた。

まさか、こんなにへんちくりんで奇想天外で意味不明だったとは予想もつかなかった…。

銀婚式の年数も越え、今じゃ空気みたいな存在?
いや、いると邪魔でいないとさびしいときもある。

夫婦って不思議。
互いに惹かれ合う恋人と違って、なんていうか一緒に暮らしてるんだけどいいような悪いような…。

仕事柄たくさんの人の悩みを聞く機会が多い。
ご主人の面倒を見きれないとか、妻がうるさいとか。
それはまだ幸せな悩みなんだけど当事者にとっては深刻だったりするから余計なコメントは述べず、うなずきながら聞く。
ああ自分もそうだなーなんて思いながら。

でも片方がかけてしまうとまるで片腕がもがれたかのように不便になり、相手がどれだけのことを自分にしてくれていたかを思い知らされる。
特に男性。
身の回りの世話、ごはんのしたく、お風呂掃除、ごみの処理などなど。

テレビを見て寂しさをまぎらわそうとして、「ねえ、みてみて。」とつい、振り向きながら相手がいるはずの方向に目をやり、いないことに呆然とする。

大切なものを失うことの重大さは体験してみないとわからないし、ひとりひとり感じ方は異なるので、まわりからとやかく言うもんじゃない。

でも、まわりは心配でついつい余計な口出しをするんだけどね。

「お母さん元気?」とか
「娘さんその後どう?」とか。

悪気はないに決まってるけど、その言葉が私を心理的に追い詰める。

昨日事務的な用事があってセントケアに久しぶりに出向いた。
GW中の転倒による怪我以来気になりながらも足が遠のいていた。
何が心配かにが心配って、「おうちに帰る!」とダダをこねられるのが怖かったし、「あんたがこんなところに入れるからこんな目にあった。」とグループホームに本人の承諾も得られぬまま入居させてしまったことが負い目になってる。

不登校事件なんてなければ最期まで面倒を見てあげられたのではないかと、もの心ついた時からの約束を果たさねばというノルマが頭をよぎる。

ケアマネさんが優しい笑顔で「認知症の方を家族が介護するのは不可能ですから自分を責めないでください。」と言う。

寝たきりの介護が大変だと思い込んでいたけど、実は寝たきりじゃなくて、中途半端に認知症になったほうが大変だってことに気付いてなかった。

いろいろありすぎて、頭の整理がしたくて映画館に朝からやってきた。
たしか、前回は頭の整理がしたいからと、
「バイオハザード」みたんだっけ。
やっぱ普通じゃない私の感性。

「空とぶタイヤ」
タイトルを見たときからなんじゃこりゃと気になってはいた。

前から見たかった巨大怪獣なんたらかんたらは終わってて、すごーく見たいハン・ソロはまだで。

映画のポスターの長瀬くんがカッコよくて。アグネス学園の高校生を演じて以来ファンだったりする。
TOKIOで一番好きなのは松岡くんだけど。

予想を反して、じーんと来て、信じることの大切さとあきらめないことの大切さを再認識させられた。

あさいちは映画館があいてから開始まで時間が少ないので、残念ながら食べ物と飲み物は買えなかったけど、別の世界にのめり込むという目的は果たせた。

昨日は仕事で、夜遅くジムで走ってきた。

運動は嫌いやねん。
でも、どうしてもどうしてもカッコよくテニスがしたい!
カッコよく仕事がしたい!

58にしていろいろ目覚めたかも。

でも、なくしたものは戻らない…。
心にふたをしたけどあふれ出る様々な思いは頭のキャパシティを越え、時々限界を感じるから…。

リセットスイッチがわりに映画をみる。

なりゆきで選んだのに、ものすごく感動した。

でも、エントロールで話ながら出て行くやつらのせいで余韻がぶち壊し。
出ていくのは勝手だけど、静かに出てけって感じだね。

カフェ・ド・クリエは好きなんだけど、BGMが隣のゲームコーナーに負けないようデカイ音なので、騒々しいのがたまにきず。次はヘッドホン持ってこよう。


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