こんにちは。
大阪府守口市の、笑いあふれる教室
「ピアノ教室・セシリア」の、もりやみつよです。
いつも読んで下さって、どうもありがとうございます。
音楽から離れた話を。
『ありえへん話』。ケーサツがらみ。
おいおい、何してん
いや、何もしてないからありえへんのどす。
まだ20代の頃。
ヤマハ〇〇センターに行ってた頃。
そこは大きなビルじゃなくて、一番下の玄関が常時開いてて、誰でも入れます。
受付も常駐でしたが、どういうシステムやったんか知らんけど、講師全員合鍵を持たされていました。
扉はお店とかによくある、取っ手のついたガラス製の扉で、一番下に鍵穴があるタイプ。
ほんで、ある日、会社から電話がかかって来ました。
「〇〇センターに泥棒が入ったんです
楽器とかは大型ですし、盗られていないのですが、唯一備品のテレビとビデオデッキが盗られました」
「えええええ~」
「それで、あのセンターは講師と受付が合鍵を持っていますので、警察で指紋を取るのを、協力してほしいとのことです」
ええええ~。
犯人扱いかよ。
「違います。
検出された指紋の中から、そこで働いている人たちの指紋を除いて、その残りから絞るそうです」
ホンマか
合鍵持ってるから疑ってるんちゃうん
私らが犯人なら、そんなヤヤコシイことせんでも、帰りに持って帰れるやん。うっとうしいなぁ~。
「空いてる日に〇〇警察署まで行って、ご協力お願いします」
しゃあないなぁ。
それで疑い晴れるなら行くべ。
と、イヤイヤながら行く事にしました。
やっぱりイヤやん。
悪い事してへんのに、行くのん。
免許の更新の時に、その警察署行った事あるけど、みんな警察のオッチャンたち、チヤホヤしてくれて優しかった(警察官も普通のオッチャンなんやと思った事柄でした)。でもイヤやん。
指紋を取られると思うと、何か圧迫感のある建物に見えるなぁ。
行って、かくかくしかじかと受付で話したら、ニコやかに婦人警官さんが案内してくれましたです。
何かだだっ広~い部屋で、たくさん事務用デスクが並んでる所で、2人の刑事さんと見受けられるオッチャンが、いました。
「やぁ、すみませんね~、お忙しい所」
「いえ…」
えっとね、容疑者の場合と、こういう場合って取り方が違うのかもしれんけど、TVのドラマで見た感じではなかったです。
ドラマでは何か、指先部分のしか出てきませんやん。
全然違うかった。
A4かB4くらいの大きさの用紙があって、そこに右手、左手と合計2枚するんです。
何か黒いような灰色のような粉みたいなんを、1本ずつ指先につけて、用紙の所定の所に押していくのですが、私が押すのではなく、警察のオッチャンが手を取って押していくんですよ。
強制されてるとかじゃなくて、うまく写るようにです。
ポンと押しても、押したところしかつかんけど、あのTVで出てくる指紋、指先の側面までグリンと採るからあんな形なんですね~。
指先が終わったら、指を1本1本。
1本ずつの側面まで、ぐるりんと、採るんですョ。
そして最後に手のひらも、お相撲さんみたいにバ~ンと。
全てオッチャン(警察官)がしてくれます。
至れり尽くせりです。
「ごめんね~。
こんなん、何か犯人みたいやんね~。違うからね~。
全部の検出した指紋と照合したら、この用紙は破棄するから」
と優しく言うてたけど、ホンマに破棄するんかと思った。
両手を取り終わったら、終了。
教室の控室で
「警察行った」
「ううん、まだ」
「こんなん、こんなんやねんで~」
「うわ~。イヤやな~」
という会話がしばらく続きました。
その時のビデオデッキを盗ったと言うコソドロ、結局捕まってないみたいですね~。ホンマ、迷惑な話でした。
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