先日Googleの発表会にてGoogleHome等とともに発表されたGoogle製フラグシップモデルAndroid機Pixel 2について紹介していきます。
様々なブログで紹介されてはいますが、少し違った切り口で紹介できたらと思います。
まず、初代Pixelと同様、2モデル準備されています。
Pixel 2は5インチのフルHD有機ELディスプレイ搭載機
Pixel 2 XLは5.7インチのQHD+有機ELディスプレイ搭載機となっています。
(下の画像の表記は間違っています。)
XLに関しては最近増えてきた18:9のディスプレイ搭載になっていて、ベゼルは狭めになっていて、やはりというべきか、ディスプレイの淵は丸くなっています。
淵が丸いのって、普通のアプリ開こうとしたら確実に黒枠出てくるだろうし、ダサいんじゃないか…と思いつつも、iPhoneXでも使われているし、これからの主流になっていくのでしょうかね。
さらに、今回は液晶ではなく、有機ELになってます。
最近ではGalaxy S8、iPhone
X、更にはApple watchに搭載されています。
(余談だけど、PSVitaも初代は有機ELですね。)
徐々に有機EL搭載機が増えていますし、MacbookProも次はTouch Barだけでなく、メインディスプレイも有機ELになるんだとか。
(上はTouchbar無しモデルだけどね)
どうしてそこまで注目されているのかというと、ピクセル自体が発光するため、発色が非常に鮮やからしいです。
特に黒色の表示がきれいなんだそうで!
ちなみに、画素一つ一つが発光するので、GalaxyS8で搭載されていたスリープ時に時計を常に表示をできるっていう機能がPixelにもあるらしいです。
(Always-on-displayっていうらしい)
ボディは2が3色
左からkinda Blue(ちょっと青)、Just Black(ただの黒)、Crealy
White(はっきり白)
2 XLが2色展開
左からBlack&White、Just
Black
初代Pixelと比べると、蒼が薄くなった以外ほとんど変更なしと考えて良さげです。
他にもHTC U11に搭載された「握って」アプリを起動っていうのも対応していますが、PixelではGoogleAssistantの起動のみ可能です。
そのうち、他のアプリの起動もできるように改造されそうな気はしますけど…
ちなみに、ケース付けたときにもちゃんと反応するかはU11の日本語レビューが少なすぎてわからないけれど、多分サイドがTPU素材のケースなら大丈夫なんでしょう。
この握って起動という機能が付いているのは、Pixelの開発はHTCの開発チームが行っていたからですけど、その部門をGoogleが買い取っちゃったので、Pixelは本当のGoogle発のスマートフォンになったわけです。
Google御用達部門を失って、またHTCの株価が落ちてしまうのだろうか…
カメラについては、現存のスマホの中では最も高性能とうたっていて、カメラのスコア指標の一つ「DxOmark Mobile」においては98というスコアを出していて、GalaxyS8、iPhone8を上回っています。
カメラなんて、スコアはほとんど役に立たない気はしますが、それだけ頑張ってるんだよ、ってことを表したいんでしょう。
センサーはデュアルピクセルセンサー搭載シングルカメラですが、デュアルピクセルセンサーの恩恵か、人気のポートレート機能が使えます。
一枚のカメラから焦点物などの計算を行っているわけですから、あまり正確ではないのではと思っていると、結構境界線の認定をできているみたいです。
境界線は機械学習で行っているあたり、GoogleのAIファーストは実を結びつつあるのでしょう。
フロントカメラは12.2MP、f/1.8でOIS(光学式手振れ補正)、EIS(電子式手振れ補正)を搭載しています。
F値が1.8なんで明るめのカメラになってます。
ちなみに、XPERIAはF/2.0。
インカメラは8MP,f/2.2。こちらもポートレート対応。
カメラに関しては2も2 XLも共通になってます。
写真をGoogleフォトに元の画質のまま無制限に保存できる特典が付いていますが、無制限で保存できるのは2020年末までとなっていて、それ以降は2020年までの撮影分は高画質のまま「Googleドライブの容量に関係なく保存」され、以降の撮影分に関しては圧縮保存になるそうです。
Googleフォトでは圧縮なら保存し放題ですけど、正直圧縮していても十分に高画質なので、そこまで問題は無いでしょう。
Pixel 2の特徴はこれぐらいです。
結局、噂されていたSnapdragon836は搭載せず、835のままでしたね。
もちろんAndroid 8.0(Oreo)搭載ですけど、発売もXPERIA XZ1の方が早かったのでそこまで特筆すべき点ではないですね。
それに初代Pixelとの変更点の一つに、イヤホンジャック廃止があります。
去年あんなに「イヤホンジャック有るよ」ってiPhoneバカにしてたのにね…
その代わりと言っては何ですけど、PixelBudsというBluetoothイヤホンも同時に発表されました。
凄い点はずばり、リアルタイム通訳の実現!!
残念なのは、Pixel 2で使わなければこの機能が使えないってことですね。
ただ、リアルタイム通訳が行えるということは確かなので、これから先、様々なメーカーがこの機能を導入してくるでしょう。
そして、通訳にもAIを使うので、次第に訳も自然な文になっていくのでしょう!
そうすれば「ほんやくこんにゃく」も実現できてしまうわけですね。
そして、特筆すべき機能に「GoogleLens」というものがあります。
この機能自体は5月のGoogle
I/Oで発表されていたんですけど、一番最初に使えるのはPixek 2になるってことですね。
カメラもスコア上はスマホで一番いいカメラですし、認識度も高いんじゃないでしょうか。
一応説明しておくと、ポスターとか読ませたら、そこからテキストを読みだしてサイトに繋いでくれたり、公共WifiとかでSSIDなどが書かれた紙があれば、それを読ませることでWifiの設定を勝手にやってくれる、と言ったことが出来ます。
今までは、GoogleAssistantでも、画面に表示中のものに関連がありそうなものを表示という「画面の検索」機能がありましたけど、それを現実のものさえ対象にしてしまったということです。
文字認識自体は昔のガラケーでもあった気はしますけど、それが更に認識度が上がってきたのなら、実用度も上がるんでしょうね。
文字を認識して…って言ったらGoogle通訳のアプリでもカメラでかざしてリアルタイム翻訳がありましたね。
文字認識だけではなく、その先の動作まで行われるGoogleLensとはいずれも似て非なるものなんですけどね。
さて、Googleの純フラグシップモデルスマートフォン「Pixel 2/2 XL」を紹介しましたけど、初代Pixel同様、日本での発売は未定になっています。
前回は日本で出ないくせに、何故か日本語のホームページが準備されましたが、今回は流石に出るはずです。
何故かというと、日本におけるGoogleの開発者向け端末は「Nexus 5X/6P」が最後になっていて、なんと今年でアップデート保証が終わりなんです。
アップデート自体は性能的には行けるでしょうけど、Googleからの保証が終了するってことです。
これは日本人開発者においては致命的な問題で、Googleが基準にしろと言っている環境下でデバックできないのは困ったことです。
日本が第一次発売国に入らないのは様々な理由が囁かれていますが、日本語は日本でしか使用されないのでそのためのサポートを準備するのも面倒なのでしょうけど、多分日本ではあんまり売れてないからでしょ。
ただし、日本での開発者が取り残し、というか放置状態になるのは向こうも把握済みのはずなんで、おそらく遅れてでも発売するはずです。
てか、発売しないとヤバいです。
待てなかったら輸入しましょうって話ですね…
ChromeOS搭載の方のPixelは毎度ながら「Chromebookてなんだっけ?」と思わせてくれる高価格っぷりを発揮しています。
内蔵プロセッサで何かができるってわけじゃなかったものの、今はAndroidのアプリが動かせるので、プロセッサの無駄遣いなんてことは無くなった気はするものの、ネットブラウザで色々こなすはずだった理念は何処へ?って思ってしまいます。
まあ、PixelBookはそこらのChromebookとは開発理念が違うので高級路線も仕方ありませんけどね。
(Daydreamのこと書いてないけど、あれは日本来るからヤッター!)
同時に発表されたGoogle Clips(笑顔を撮るために特化したカメラ、だそうです)、ようやく日本上陸なGoogleHomeといい、Googleの「モバイルファーストからAIファーストへ」が続々と見えてきた発表会でした。
長年の開発成果をこれからも存分に発揮させてほしいものです。
そしてこれからの技術「ARcore」の開発にも存分に役立ててほしいですね。
ところで、メガネ型ウェアラブル端末の「GoogleLens」はどうなったのでしょうね…
Project TangoはARcoreが出るこれからで、どうなっていくんでしょうね…
そこらへんが放置気味だったりするGoogleですが、
是非ともPixel 2日本上陸(もちろんキャリアじゃなくてね)、そして、さらなる人工知能を駆使した技術革新を楽しみにしてます。
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