歌舞伎を観に行くのって、ちょっと敷居が高い‥。もう少し気軽に観に行けたら。という方にぴったりなのが、映画館の大スクリーンで歌舞伎の舞台が上演される「シネマ歌舞伎」。
こちらは実際の舞台の映像を撮ったものを映画館の大スクリーンで見られるもので、一部編集も加えられ、観やすいカメラワークになっています。
また、通常の歌舞伎の場合、チケットは大体1万円ほどするかと思いますが、シネマ歌舞伎は2,100円(まぁ、生の舞台じゃないので)。特別上映なので各種割引(ファーストデーやレディースデーなど)はありませんが、とっつきやすい価格かと思います。
2017年度は、「月イチ歌舞伎」という毎月異なる演目が上映されることが決まっており、観たい演目がいくつかあったので、前売り券をゲット。
この「ムビチケカード」なら、有効期限が2018年2月までと長く、1,800円と、当日券より300円割引になっています。
ムビチケ裏の購入番号と暗証番号が必要になります。購入時は隠してあるので、コインなどで削って使用します。
ただし、購入日の翌日から使えるようになるので、見る前日までにゲットしておく必要があります。前売り券なので当然なのですが‥。
そして、今回観にいってきたのは↓こちら
弥次さん喜多さんでおなじみの「東海道中膝栗毛」
題名にある「膝栗毛」とは、馬の代わりに人間が徒歩で旅行をすることを意味しており、東海道を歩いて旅をする珍道中の物語。
なんと、享和2 (1802)年より刊行された道中記で、行く先々の土地の風俗を交え面白可笑しく書かれ、ベストセラーとなり、以降、様々な脚本・演出により上演されてきました。
今回も、新たに原作の世界観を生かしながら、かなり無茶っぷりめに現代風にアレンジされています。
真面目に生きてこなかった弥次喜多に市川染五郎、市川猿之助。一緒に旅をすることになる子供たちを、自身のお子さんたちが演じています。
伊勢へと向かう途中でなぜかラスベガスに辿り着いたり、中村獅童の1人二役(しかも白人役とか)はたまた、宙乗りや本水の立廻りなど歌舞伎ならではの趣向が満載の派手な舞台で、エンターテイメントにあふれています。
途中、「志村後ろ〜」のドリフコント要素もあり。やはりドリフは伝統芸能なんだなと思ったり(違うか)。
各プログラムは3週間ほどで上映終了してしまうので、気になる方はお早めに!
▶︎ シネマ歌舞伎