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お久しぶりです、イケメンです。

前回、ドラクエのフレンドやチムメンたちに助けられそうになるというピンチを何とか切り抜けた僕。

危うくプライドをへし折られるところだったぜ。危ない危ない。


こうして僕は、とうとう自力攻略に限界を感じて攻略本の購入を決意しました。

しかしFFの攻略本はとても高いため、なんかもういいかなって思い始めていました。




だが、そんなとき・・・
 





キャプチャ


TwitterでさりげなくFF14の初心者向け情報をつぶやくフレンドたち。


決して直接ダイレクトメッセージやリプライで飛ばしてくるような野暮な真似はせず、誰に宛てたものかを書くこともなく、たださりげなくポツリと呟くフレンドたち・・・。








やめて!!


気を使わないで!!

優しくしないで!!!




優しくされると・・・

もっとつらくなるから・・・

うっうっ・・・・




フレンドの優しさにプライドを傷付けられながらも、涙でカラッカラッになった瞳をこすりながら、オリジン弁当の豚トロ弁当を食べながら、攻略サイトにあった初心者ガイドをナナメ読みしてきました。


はい、大体わかりました。


1

R2ボタンを押しながらホットバーにセットされたスキルをポチればいいわけですね。

だと思ってたんですよ。最初から。


とりあえず、スナッピング・シュルーとかいうやつを狩ることに。




さあ、括目せよ・・・・!!!



これが・・・・・


 
エオルゼア最強剣士の剣技だ!!!




2
ザッシュゥゥゥッッ!!!


うおおおおおおおおおおおおおおおお







全クリした。 







今ここに、エオルゼア最強剣士が産声を上げたのだ。
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月明りから祝福のスポットライトが降り注ぐ。


その達成感に満たされ、俺は一瞬だけ気を緩めていた。


それは時間にして1秒にも満たない、刹那。


だが。


次の瞬間、突如としてそれは起こったのだ。






ドゴォォォン・・・!!




3

突如、目の前のスナッピング・シュルーが爆炎に包まれ燃え上がった。




ドゴンッ!!


ドゴォンッ!!





4

その後も轟音は鳴り続け、次々にモンスターを焼き払っていく。



「これは・・・・魔法!?」



何者かが炎の魔法でスナッピング・シュルーを攻撃しているのは明らかだった。

全て一撃でスナッピング・シュルーを仕留めていくこの術師は間違いなく初心者ではないだろう。かなり高位の魔術師だと思われる。



初めての強敵を倒したあとに、それをあっさり倒す謎の術師の介入。


この展開はもしや・・・・いや!!



間違いなく、仲間になるフラグ!!



きっとこのあと、

???「なかなか見事な剣技だったぜ」

的な言葉とともに、主人公の俺にも負けぬ劣らぬイケメン魔術師が登場。

俺の腕に惚れこみ、ともに世界を救う仲間として、エオルゼア最強剣士と最強魔術師にならないかとギルド的なものに勧誘される!!


きっとそんな胸アツの展開が待って・・・・!!










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いませんでした。



ただ、僕の周りの雑魚敵を一掃して、姿を見せることなく消えていきました。





もしかして、煽られただけなのかな?
 (#^ω^)
ピキピキ


 


次会ったら、泣かす。
 
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僕は、RPGゲームが好きだ。

しかし色々なタイトルに手を出すタイプではなく、1つのタイトルのナンバリングを代々プレイしていくタイプだった。

そんな僕のお気に入りのシリーズは、ドラクエとポケモンだった。

基本的にクリアしたゲームを中古ショップで売り飛ばすようなことはせず、

たまにふと思い出しては同じタイトルを繰り返しプレイする、

僕はそういう実直な子供だった。
 

しかし、そうやって育ってきた僕は今、ゲーム人生で最大の壁に直面している。









ドラクエの戦闘画面
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ポケモンの戦闘画面
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そして、、、








FF14の戦闘画面
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↑勝手に攻撃する




わかるかぁ!!
ボケェェェ!!!!


どんだけ複雑なんだよ!! 

初見殺しすぎるだろ!!


偉大なるRPGの父たる堀井さんが掲げる「システムチックではない、直感的な操作性」という思想が1ミリも継承されてねーだろうが!!

どうなってんだ!!
よしだぁぁぁ!!!!





前回、勝手に攻撃する謎の現象を「オートアタック」と呼び、
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FF14とはオートアタックしつつ、ホットバーにセットされたスキルを使用して戦闘するんだと教えてもらった。



そこでまずは、ホットバーにスキルをセットする方法をググったところ、キャラクターコンフィグに設定画面があるとのことなので開いてみることにした。








6


なるほど、わからん。





しかし、とりあえず初期スキルで攻撃スキルっぽいのがセットされていたので、マーモットとかいうスカンクを相手に使用を試みてみることに。



8
この画面表記的に、Bボタンを押せば剣のマークのスキルが使えるはず・・・。



B!!



カチャ
9
(空白のページに切り替わる)



なんでや





ゲーム内に何かヒントはないか探してみることに。
10
すると初心者の館という項目を発見!!!




き、キタ━━━
━(゚∀゚)━━━━!!


これはおそらく戦闘チュートリアル!!

これだ、これさえ読めば戦えるはずだ!!!











12
このコマンドは、現在使用できません。



なんでじゃぁぁぁ!!!



俺は初心者にすら達してないというのか!!

初心者以下の虫けらか何かですか!!!
 





もうなんか・・・いいです。

あなたとはやっていけないです。 

もう実家に帰らせていただきますんで。



僕は、ドラクエ10にログインした。

目の前に広がるのは、程よくデフォルメが効いた鳥山明ワールドの見慣れた風景。
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戦闘コマンドが5つだけの優しい世界があった。


まさに、実家に帰ってきたかのような安らぎ。

もうFFなんてやめてこの世界に閉じこもって生きていこう、いつまでも実家で親のすねをかじって生きていこう。

そんな思いに心が染まり始めたそのとき―。







「やっぱこっちにいたか。」


ドラクエとFF両方をプレイするチームメンバーのヤンからチャットが来た。

と、同時にTwitterにある画像が送られていたのに気付く。






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これは、、、、

DQXチムメンのヤンとユミがFF内で俺を探していた・・・?

FFのシステムに苦しむ俺を保護しようと・・・?









4




2人だけではない。

ドラクエのフレンドやチムメンたちが、エオルゼアで俺を待ってる・・・?









・・・そうだ。





MMOではプレイヤーは一人じゃない。

ドラクエだってそうだったじゃないか。

新たな強敵が現れるたび、

この剣で打ち破ってきた。

だが、そのとき俺は一人だったか?

違うだろ、エルコン。









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・・・そうだ。










目を閉じて、思い出せ。

あのときお前の隣に、誰がいたかを。













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・・・そうだ。









お前には見えるだろ?

守り、守られる大事なもんが。












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・・・そうだ。









FFでは何のスキルも知識も持たないお前が、

この世界で唯一持っているものは何だ?


時間も自信も全て失ったお前に、

まだ残っているものは何だ?























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・・・そうだった。




俺にはまだ最後の希望が残ってるじゃないか。





行かなきゃ。

エオルゼアであいつらが俺を待ってる。

仲間が、待ってるー。





気付いた時には、

マウスポインタはもう駆け出していた。



俺はFFにログインするため、

起動ランチャーを立ち上げ、

ワンタイムパスワードを準備する。



1秒でも早く。



それだけだった。



こうして俺は、溢れる涙をぬぐうことも忘れ、


エオルゼアで待つ仲間たちのもとへと駆け付け























られるか!!
ボケェェェ!!!!!


フレ&チムメン総出で介護されるとかリーダーの威厳が丸潰れだろうが!!!!

最強剣士の名折れだろうがぁぁぁ!!!

そんな恥ずかしい真似できるか!!!!!

余計なお世話じゃぁぁぁ!!!!












5
リーダーのプライドが邪魔して素直に教えを請えない僕は、とうとう攻略本の購入を決意したのであった。


おしまい。



周囲の好意に素直になれないお年頃な人は、そんな自分を変えるんだという強い気持ちを持ってクリックすること。 

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どうも、イケメンです。
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FF14のキャラメイクは実に良い。

この目の下のクマみたいなのは要らないけど。




前回、「冒険者の手引」を無事クリア。


平行しておつかい系クエストを適当にやってたら
1
戦うことなくレベルアップしてしまった、戦闘童貞のエオルゼア最強剣士レベル2。




しかーし!




キャプチャ
街中のクエストを大体片付けて、残るは戦闘を伴うクエストがズラリ!



剣術士ギルドの入門クエストもバッチリ受けてきました。



とうとう、フィールドに出てFF14初の戦闘に辿り着きました。



その昔、最初の戦闘に辿り着くまでに1時間掛かる『ドラクエ7』という鬱ゲーをプレイしたことがありますが、このFF14では初回戦闘までに6日間を要するという鬼仕様。



このファイナルファンタジー14というゲームの難易度に戦慄を禁じえません。

 



だが、戦闘になってしまえばこちらのもの。



かつて、弟が買ってきたFF10をちょっとだけプレイしたことがある僕は、FFの戦闘システムを熟知しているのです。



なんかボールみたいの投げてぶつけるんだろう!?



ということで早速、フィールドに出てみることにしました。








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果てしない大地、どこまでも広がる青空・・・

これが・・・!!エオルゼア・・・!!




城塞都市内部に6日間も監禁されていた僕が、初めて吸うシャバの空気。

ここから始まる壮大な冒険の気配に胸が踊り血が沸き立ちます。










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フィールドに駆け出していくと、目の前に現れたのは『レディバク』というてんとう虫モンスター。

こいつは確か、今受けているクエストの討伐対象になっている敵です。





さあ、いよいよ・・・

待望の戦闘だ・・・!!






剣を抜き放ち、敵をエンカウント!!




偉大なる剣豪伝説の最初の敵になれる幸せを噛み締めて・・・・死ね虫ケラ!!



戦闘開始




RPGにおける序盤の戦闘では、強力な特技などは覚えておらず、単純な物理攻撃の応酬になる―。




ここは「通常攻撃」コマンドを使って押し切るのみ!!




まずは、通常攻撃のコマンドを・・・!!







1
ザシュ






コマンドを・・・・







2
ザシュ








コマ・・・・








3
ザシュ











コ・・・















4
ザシュ
















ててれてーてーてーてっててー♪







6

エルコンはLv3に上がった!!





・・・





・・・・・・




・・・・・・・・・




なんか勝手に始まって勝手に終わったんですけどぉぉぉぉぉ!!!



なんだこれ!?

特にコマンドとか入れてないのに勝手に攻撃して勝手に倒したよ!?

こういう感じ!?

FF14ってこういう感じなの!?

見てるだけ的な!?

面白いのそれ!?


しかも、このわけわからない感じで得た経験値でレベル上がったんですけど!!

俺のレベルアップのセカンド・ヴァージンが、何も出来ないままてんとう虫に奪われたんですけど!?











7



あまりの出来事に、思わずTwitterで助けを乞う僕。









するとドラクエ10のフレンドモデル仲間であり、
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現在はエオルゼアで猫耳自撮り写真をTwitterにアップするBOTとして活躍しているレオさんからさっそくレスポンスが返ってきました。








8








Fighting spirit measurement system
~闘志測定システム~




なるほど・・・!!

さすがPC要求スペックが高いFF14だけはある。

僕がこれまで出会ったことのない未知の戦闘システムを搭載してるわけか。




彼女の説明によると、僕の溢れる闘志にキャラクターが呼応して、自動で攻撃を始めてしまったらしい。




最強剣士の素質を秘めたこの僕が潜在的に纏う闘志をもってすれば、システムが暴走してキャラクターが制御不能となってしまうことも十分考えられる。



真の強者というものは、闘志や殺意は内に秘めておくものだが、初の戦闘でいささか興奮して精神集中が乱れているようだ。




まずはこの興奮を抑え、溢れる闘志を封印するのが先決だろう。







何か・・・




興奮を抑える作用があるものは・・・







・・・・!!







こ、これだーーーー!!













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僕が手にしたのは、
DQXの種族・プクリポ♀の全裸写真


この世で最も興奮しないポルノの一つである。






これが視界に入るやいなや、みるみると興奮状態が収まり、闘志が萎えていく。





僕は今、静かなる明鏡止水の境地にいる。




フィールドに静かに吹く風の音。

その風に揺れる草木の音。

何千里も離れた場所で吠える、怪物の咆哮―。



エオルゼアの大地の声が聴こえる・・・!!




この瞬間、僕の精神はFighting spirit measurement systemを完全に掌握した。




静寂の中に冷たい闘志を秘め、再びレディバクに音もなく襲い掛かる。


さあ、味わえ。

敗北の味を。


これが・・・

エオルゼア最強剣士(予定)の・・・・



通常攻撃だ!!!








そう叫んで、


僕は通常攻撃のコマンドを押s









1
ザシュ








コマンドを・・・









2
ザシュ







コマ・・・






3
ザシュ








コ・・・












4
ザシュ










・・・・・







・・・・・・・・・








・・・・・・・・・・・・・






てんとう虫の断末魔だけが響く、静寂の中。




僕はそっとログアウトのコマンドを押した。





レオぉぉぉぉぉぉ!!






おしまい。



9


把握しました。ありがとうございます。




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