先日、中国の北京と上海などへ旅行してきました。
往復は全日空の航空券を中国の深圳航空の便名で購入し、往復15000円という割安な値段で全日空を利用できました。
この値段ながら、全日空グループ便利用として50%のマイルが付与されるのも魅力的です。
出発は大阪関西国際空港から。空港急行で到着し、早速4階の国際線出発ロビーでチェックイン。カウンターは比較的空いていて、すぐにチェックインを終えましたが、朝の出国ラッシュと重なり、セキュリティチェックの通過に20分ほどを要しました。出国手続きは自動化ゲートに登録していますので、30秒で通過できました。これは本当に便利です。
今回の出発は初めて北ウィングでした。中間駅までウィングシャトルを利用します。
ウィングシャトルに乗る前にKIXカードを持っている方はポイント付与の手続きをお忘れなく。
今回はターミナルからも近い1番搭乗口からの搭乗となりましたが、北京首都空港付近の航空路及び空港混雑の影響で、搭乗時間が1時間繰り下げとなりました。
中国の大きな空港(上海浦東、虹橋空港など)では、このような混雑による待機指示が出ることが少なくなく、時間に余裕を持って利用した方がよさそうです。
時間ができたため少し見て回っていると、大連行きの全日空が出発するところでした。
今回搭乗した北京行きNH979便(ZH3216便)で使用されていた機材はB737-700型機。小さな機材ですが全日空ですのでビジネスクラスとエコノミークラスの2クラス制です。
関空~中国線は日系中国系を問わず、あまり大きな機材は使用されていないイメージを持ちます。
そして10:30になり搭乗開始。優先搭乗に続き通常の搭乗が開始されます。
エコノミークラスは3+3列の配置。全日空の昔ながらの雰囲気が残る懐かしい機材です。
搭乗率は3~4割程度と非常に少なく、非常に空いていました。普通にANAから購入すると中国系のエアラインよりは割高ですので、客層はビジネスマンなどの用務客が中心に見えます。
各座席にはあらかじめ袋に入った毛布がセット。希望者には枕も貸し出されます。
足元の広さは非常にゆったりしており、LCCとは段違いの快適性の高さです。
各座席に個別モニターはなく、音楽の聴けるマルチステレオが装備されています。
前方のモニターで放映される映画などの音声、更には各種音楽チャンネルをこのマルチステレオで聞くことができます。
音楽チャンネルの詳細は前ポケットに入っているリーフレットで確認できます。
前ポケットにはこのほかに様々なものが入っています。まずは安全のしおり。
読み物は翼の王国という機内誌と免税品のカタログ。この二つは持ち帰り可能です。
また、機内サービスのメニューまで用意されています。あらかじめどんなドリンクがあるかを確認することができ、追加の注文もこれを見てできるので非常に便利です。
国際線ですのでアルコール類も充実の品揃えで、他にも温かい野菜だしスープなどが用意されているのも全日空の特長と言えるでしょう。
飛行機はスポットを出て、11:10に関西国際空港を離陸。およそ1時間遅れでのスタートです。
天候にも恵まれ、今回は空港島をじっくり見ることができました。
安定飛行に入ると録画された朝のNHKニュースが放映されます。終了後は映画の放映へと切り替わります。
その後、ドリンクと機内食のサービスが行われました。
関空~北京線では機内食は一種類のみの用意で、今回は鶏天南蛮ご飯でした。
このほか、ポテトサラダなどの野菜、チョコレートケーキなど、どれも美味しいメニューばかりで完食しました。スナックのおかきは日系エアラインらしいですね。
今時フォーク類はプラスチック製が多くなった機内食ですが、全日空ではエコノミーでも金属製のものが提供され、このあたりは多少高級感が感じられてよいですね。
ドリンクは全日空オリジナルの香るかぼすを選択。また食後には紅茶をいただきました。
ドリンクについてはその後も適度に機内を回り提供にきますし、客室乗務員を呼び出しても快く対応していただけますので、乾燥する機内でいつでも気兼ねなく飲み物が頼める環境はとても素晴らしいです。また、着陸態勢に入る前にはキャンディーも提供されます。
水平飛行のうちはとても安定しており揺れも少なかったのですが、北京周辺に入るとかなり気流が乱れており、着陸時にはかなりの揺れを感じました。
そして3時間ほどの飛行で北京首都国際空港に着陸しました。出発遅れもあり、また長時間のフライトでしたが、とても快適に過ごすことができました。
北京首都国際空港到着後の入国手順について最後に紹介します。
まず到着した国際線のフロアはターミナルより大きく離れた沖になっていますが、こちらに入国審査場が設けられており、飛行機を降りてすぐに入国審査を受けることになります。
この入国審査ですが、到着便が重なった場合、30分以上の時間を要すことがあります。
その後、空港内を走行するシャトル列車に乗車し、第3ターミナルへと移動します。移動した先でターンテーブルより預けた手荷物を受け取ります。
そして預けた手荷物を全て持ち、持ち込み手荷物を含めた全ての手荷物のX線検査を受けた後に到着ロビーへと出ることができます。日本の空港と違ったシステム、順路となっていますので、十分注意が必要です。到着後1時間程度は余裕を持った方がよいでしょう。