香港MTR 南港島線開業 | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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しばらく更新が開いてしまいましたが、今回は香港の新しい鉄道路線を話題を紹介します。

 

 

2016年12月に、香港MTRの新路線「南港島線」が開業しました。

香港島を南北に縦断し、北側の金鐘駅から鴨脷洲にある海怡半島駅の間の7.4kmを約12分で運行します。これまでバスで30分程かかっていた区間を半分程度の時間で移動できるようになりました。

 

 

南港島線の車両は中国製の3両編成の新型車両にて運行されています。

車内には海洋公園のキャラクターらしき動物たちが描かれておりとても賑やかです。

 

座席はMTRの他の路線と同様に硬めのものが採用されています。

 

南港島線は自動運転を実施しているため、両端には運転台の設備がありません。

このため、各終着駅では1分程度の素早い折り返し運転が可能となっているのも特徴です。

運転は自動ですが、現在は非常時やお客様案内のための添乗員が1名以上乗務しています。

 

 

南港島線の各駅ホームにはホームドアを設置し、線路への転落事故防止が図られています。

また、終着駅などにはホームに係員が配置され、戸挟みなどがないように常時監視が行われるなど、安全面での対策もしっかりと行われていました。

 

 

南港島線の開業に伴い、沿線を走る路線バスでは減便などのダイヤ改正が行われました。

このことがきっかけで沿線では反対や改善を申し入れる運動も起きているようです。

南港島線沿線のバスの関係についてはまた別の記事にて取り上げていく予定です。