今回は久しぶりに台湾の高速バスのレポートをお送りします。
台中へ宿を取って新竹轉運站を取材に行った際の帰りに利用した高速バスの話です。
この日は新竹後站夜市が開催されており、夕食を済ませてから高速バスで台中へ戻りました。
この時、台中客運の最新型車両が台中行きの9010路に入っていましたので、利用することにしました。
9010路は新竹客運との共同運行路線ですので、新竹轉運站の新竹客運の窓口にて乗車券を買います。新竹~台中間の運賃は150元(約525円)でした。
切符を購入したら乗車口付近のベンチで乗車扱いが開始するまで待ちます。
発車の5分ほど前に乗車扱いが始まり、新型車両の車内へ入ります。
車内は1列+2列の3列シート配置で、中程の階段下にはトイレも設置されていて長距離でも安心です。
座席は横幅もゆったりとしていて、台中までの2時間程度の所要時間では十分すぎる設備です。
各座席の肘掛下にはUSBの充電ポートも完備されています。また、Y5busアプリを用いたフリーWiFiも提供されており、手持ちのスマートフォンで快適なネット環境が楽しめます。
車内の液晶モニターでは各種案内や映画などが放映されています。
最初に非常時の安全設備の案内ビデオが流れ、その後は公路客運總局のお知らせのようなCMが流れ続けました。高速に入る頃には映画の放映へと切り替えられました。
バスは新竹轉運站を発車。賑やかな新竹後站夜市を横目にバスは台中へ向けて発車していきます。
途中、新竹市内のいくつかのバス停に停車します。学生などの利用が多い清華大学にも止まりますが、この時間帯は乗車も少なく、最終的に台中まで10名程度の乗客となりました。
バスは中山高を経由して台中へ。途中、日統客運のバスを抜いたり抜かれたりしながら走りました。
大雅交流道より台中市内へ入り、中清站や僑光科技大学などにも停車します。
朝馬站は市内線バスと同じバス停で降車扱いとなります。
朝馬站で私以外の乗客がみんな降りてしまい、運転手がどこまで乗るのか尋ねてきたので「台中站」と答えた所終点まで直行という形になりました。台湾大道を台中駅方向へノンストップで走ります。
そして新竹から2時間ほどで終点の台中車站に到着。普段は緑川沿いの降車場で降車することが多いですが、この時は台中駅前の交差点路肩で降車させてくれたので歩く距離が短くて済みました。
※現在、9010路の台中側の始発終着は台中駅近くの台中轉運站に変更されています。
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