國光客運1879路 圓山轉運站→南方澳の続きです。
1879路の終点ともなっている國光客運の南方澳站(南方澳バスターミナル)です。
南方澳エリアの玄関口のひとつにもなっているこのバスターミナルについて今回は紹介しましょう。
南方澳站は國光客運のバスターミナルであるため、他社(大都会客運等)の路線は停車しません。國光客運以外の路線の最寄りバス停は進安宮バス停で、徒歩で数分の所にあります。
南方澳站には國光客運の窓口も併設されており、高速バスの乗車券販売や悠遊カードの販売とチャージ、iPASSカードのチャージ等の業務を行っています。
1879路の電子回數票(IC回数券カード)対応に伴い、國光客運の窓口では悠遊カードの販売とチャージの取り扱いができる場所が増えてきています。
南方澳站そばにある大きな道を渡った向かい側には観光案内所があります。
こちらでは観光ガイドマップや一部バス路線の路線図も配布されており、蘇澳、南方澳エリアの観光の拠点として重要な役割を果たしています。
南方澳站の奥には蘇澳港の駐車場があり、國光客運のバスはこちらで折り返し待機を行っています。
それでは南方澳站を発着しているバス路線を紹介します。まずは高速バスから。
こちらは台北の圓山轉運站行きの1879路。途中、南港展覧館駅と南港駅そばの南港轉運站を経由します。南港轉運站では桃園空港行きの空港バスに乗り換えることもできます。
本数は平日と土曜日は毎時1本程度、日曜日は毎時2本以上運行されています。観光向けの性質を持つ路線であるため、週末はかなり本数が増えるのが特徴です。
続いては一般路線です。國光客運の一般路線バスは全路線で悠遊カード、iPASSカードが使えます。
最初は緑28路です。別名「南方澳港區循環線」と呼ばれています。
こちらの路線は台鐵の蘇澳新駅を始発としており、中山路(台鐵蘇澳駅前)、南方澳站を経由した後、豆腐岬風景區、南方澳漁港方面を通って再び南方澳站、中山路、蘇澳新駅へと向かうラケット型循環線になっています。運賃はどこで乗って降りても20元の均一で、一周乗車も可能です。
車両は当路線専用のノンステップ電気バスが使用されています。
こちらは紅2路。南方澳站から中山路(台鐵蘇澳駅前)、蘇澳新駅、冬山、羅東轉運站などを経由して宜蘭轉運站まで運行する路線です。
一見地域輸送に特化した路線に見えますが土日にしか運行されておらず、平日は南方澳と頭城を結ぶ1766路が当路線の代わりに運行される形になっています(1766路は土日運休)。
紅2路は毎時2本程度の本数で運行されています。
車両はトップドアの路線バスタイプ車両や短尺のハイデッカー車などが使用されますが、時々右側写真のような高速バスタイプの3列シート車で運行されることもあります。
蘇澳、南方澳エリアはバスの利便性が高く、観光利用にも向いていると感じます。鉄道で蘇澳新駅、蘇澳駅へ来てもバスに容易に乗り継ぐことができますので、バスターミナルの路線図などを参考にバスを利用した観光を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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