こんばんは。今回はサンタさんの正体を子供達にどう伝えるか、について書きました。
悩んでいる人の助けになればと思い自分の調べてきたこと、考えてきたことをメモがわり、日記がわりに書いていきます。
お時間のある人は父親の苦悩をお楽しみください。
遂にこの日がやってきた。避けて避けて避け続けてきたこのXデー。
遂に自分の番が回ってきたという感じ。
自分は確か、新聞広告にやけにおもちゃの広告が多いな思い怪しんでいたと思います。小学校に上がる前だったと思います。
実際にネットで他のお父さんお母さんはどうしてるんだろう?と調べてはいたのですがネットのQ&Aではこれ!という決め手になるような記事がみつからなかったのです。
しかし同じアトム電器寒川店の井出さんの記事は涙出そうになりました。
年代も近く同じ子供をもつ親としてもこの苦労は共感できました。手紙で伝えるのも柔らかくて考える時間を子供与えられるのでいいですね。
もちろん他の投稿のサイトにも沢山いいことが書いてあったのですが、やはりその家その家の子供に対する考え方が千差万別でアプローチの仕方って違うと思うんです。ですのであくまでこれは犬飼家の場合ということで、少しでも悩んでいるお父さんお母さんの参考になればと思います。 結果爆笑な結果になったんですが。
ケース1、犬飼家の場合。
姉 さき(小5年)
・友達がサンタさんはいないと言い始めている
・当人は過去のプレゼントで持っている本と同じ本がプレゼントのおまけとしてツリーの前に置いてあったことから、もし「パパとママがサンタなら絶対に持っている本は間違えないという仮説が揺るがず、半信半疑。でも信じていないと、プレゼントはもらえないかもしれないとも思っているので、正直ここ一週間くらいマラソン大会と同じくらいの悩んでいる。
妹 れいな(小3年)
・絶対にサンタさんはいる。
・サンタさんは神様の親戚だから不思議なことは当たり前。
・過去に赤外線の防犯カメラの履歴からサンタさんの形跡を探したが、神様だから見えないのは当たり前。
・サンタさんのこない家はかわいそうだからパパとママが買ってくれているという認識。
・けどサンタさんは絶対にいてうちにもきている。(いないはずがない)
さすがに姉のさきが肩を落としながら学校から帰ってきて「友達がサンタさんはいないって言ってる」ってのを聞き、夫婦で相談して、話すことに決めました。
話の持って行き方としては、なるべく柔らかく、夢を残したい。いきなり居ないよ!なんてのは持っての他。
ここの伝え方のプロセスが一番大事だという大前提のもと、まずは一番考えうる最高のゴールから逆算して筋道を検討しました。
◆ゴール◆ーーー
娘達「なんだそうだったんだ!なんかそうかなと思ってたんだけど(笑顔でホッとした様子)けどパパとママありがとうね」
ーーーー
・・・最高かよ。
ゴールが決まればあとは筋道と事実に基づく資料集め。
下調べをした資料が膨大な量なので分かりやすいように時系列を箇条書きで書いて行きます。
・まずは西暦というのはキリストが生まれた日で・・という話から始まり、クリスマスとはそれを祝う日なんだ。
・4世紀、旧ローマ帝国のある地域(現在のトルコあたり)に聖ニコラウスという牧師さんがいて村の貧しい娘の為に金貨を煙突から投げ入れたところ暖炉近くにあった靴下に入った。その金貨のおかげで娘は結婚式を上げることができた、というのがクリスマスの始まり。聖ニコラウスはこの後神様になってサンタクロースになり、この貧しい人たちへ幸せを運んで上げるのがプレゼントの始まりなんだよ。だからクリスマスには人に優しく、幸せな気分を分けてあげないといけないんだよ!
・そして現代。日本をはじめとする世界各国沢山の幸せな人が増える一方で、まだまだこの世界には貧しくお菓子やプレゼントはおろか、今日食べるご飯のない子供達もいる。中には飢え死にしてしまう子もいる。そういう人たちもせめてクリスマスには幸せを感じて生きる権利はある。まずはそういう子達のところに優先的にサンタさんはいくべきだ。(自分たちは恵まれているんだよ)
・一方でクリスマスは世界中の子供達も幸せになって欲しいと神様になったサンタさんは考えている。
良い子にしていれば必ず幸せがやってくるんだ。その子が良い子にしているかどうかを貧しい子供達の所にいく忙しいサンタさんの代わりに一番近くで見ているのは誰だ? その子達が世界で一番幸せになって欲しいと願っているのは誰だ?
娘(え?え?って顔をしながらパパとママ・・)
・このクリスマスにプレゼントというのは君たちが幸せになってもらいたいと思っているパパとママからの大切な贈り物で、このおうちのサンタクロースは実はパパとママなんだよ!
ここで少し時間を置いて気持ちを整理させる。きっと子供達の感情が高まるので発散させてあげる。
続いて、
・だからまだこの事を知らない人たちにはその人の幸せの為に「サンタさんなんていないんだ!」とか言って悲しませちゃクリスマスにならない!まだわからない小さな子供達にはサンタさんのお話をしてあげて幸せな気分を分けてあげなさい。
そして自分たちが大人になったら自分たちの子供が幸せになるようにサンタさんをしてあげて、またこの話をしてあげるんだよ。
ここまで話すと姉はモヤモヤしたものが繋がったのかホッとした表情でした。パパとママは変な意味の嘘をついていたわけじゃなかったんだと。
しばし団欒は続き、さらに。
・でもね、現在も本物のサンタさんはいるんだよ?
ここで、え?? ってなる。
・グリーンランドという国に「グリーンランド国際サンタクロース協会」というのがあって、難しい試験や人柄によって本物のサンタクロースになれるっていうことを決めているところがあるんだよ。現在世界で120人しかいなく、このアジア圏を担当する人は実は1人しかいないんだ。(これは本当の実話) その本物のサンタクロースは昔神様になった一人目のサンタクロースと同じように今でも貧しい子供達へプレゼントと幸せを運んでいるんだ。 街でよく見るサンタさんはみんなその真似をしていて子供達が喜ばせようとしてるんだね。
・本物のサンタさんは貧しい子供達の所に行っているから、パパとママがお家のサンタさんなんだよ。
さすがにここまで話すと5年生の姉はよく理解してくれました。
この理解してくれた感もまた親としては寂しかったりもする。
・だから今年のクリスマスは大事なお話をしたから特別に(明日マラソン大会で沈んでいるし)プレゼントを今渡します!
最後は嬉しい感じで終わりにしたかったので明日の夜開けてもいいよとプレゼントを渡す。
娘達大はしゃぎ。
妹のれいなは床を泳いでいる。
れいな「ええええ!!!? お手紙書いてないのにパパとママからプレゼントもらっちゃった!」
ん? ま、まぁパパとママだしね。。(不安がよぎる)
姉 さきが嬉しそうに「あ、でもミーボ(人形)が足りないね(^^; 」パパとママだったししょうがないかという笑顔。
れいな「え?本当だ。だったら、れいながさきちゃんの分、サンタさんにお手紙書いて上げるよ。れいなはもうパパとママにもらっちゃったから、なに頼もうかなぁ?」
え?
・・・。
私、妻、さき ボーゼン。
れいなは???マーク。
嬉しさのあまり話の内容が頭から飛んじゃった、妹のれいなでした。
10分後に同じ話を最初かられいなだけにしてもなお、「・・でもほんとはいるんでしょ?」と何度も聞き返すれいなでした。
3年生のれいなにはまだ現実を受け止めるのがちょっと早かったのかなと考える一方で、お姉ちゃんには本当のことを理想的に伝えることができ、私もホッとしています。 おそらく本人もホッとしている部分はあるかと思います。
時期は個人的な感覚として5年生がベストかと思います。
私が特に注意したのは
・今までの夢をいきなりぶち壊さないこと。
・話に崖っぷちを作らないこと。
・感情の波を悲しさ、寂しさで終わらせないこと。
・大人でも分かる夢を持たせること。
・夢を持たせる大事さを伝えること。
・パパママも悩んでたけど、子供達の幸せを一番に願った結果だったと伝えること。
です。
今まで悩んできて調べてきたことをどこのサイト、ブログよりも長く書きました。
この事と伝える時は大人にとっても子供にとっても本当に寂しく大変な事です。
しかし本当のことを知らないで悲しい思いをするのは子供の方です。信じている両親と仲の良い友達の間に立ち悩み、誰に相談していいかわからない問題であったと思います。多感な子によっては真実を知っている上で両親の思いを感じ、知らないふりをさせてしまったり無理をさせてしまうかもしれません。
そんな大変なXデーはどの家庭にもくると思います。
その時の参考や助けに少しでもなればと思います。
全国のパパさんママさん勇気を持ってクリスマスを迎えましょ!
ではでは!
★こちらの記事を読んでいただきありがとうございます★
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この記事を書いた人:犬飼豊紀
1979年茨城県神栖市生まれ。レコーディング・エンジニアとしてCD音源作成に携わる。地元に戻り家業を引き継ぐ。音楽、釣り、機械いじり大好き。最近はドローン空撮とレース用ドローンにハマるゲーマー電気工事士(プロフィール)
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