通年免許を取得した2015年以降、デムーロはGIを10勝。
その内訳をみると、
・継続騎乗【9-7-5-18】勝率23.1% 連対率41.0% 複勝率53.8%
・乗り替わり【1-0-1-25】勝率3.7% 連対率3.7% 複勝率7.4%
まあなんて言うか、最後の一滴まで絞りとるんだわ(笑)
これはレッドファルクスの記事で書いたことなんだが、
デムーロはいま騎乗馬を選べるような立ち位置にある。
「自己判断」が結果を左右するわけだが、
ペルシアンナイトもそうなのか~って思うじゃん?
ただ、GIレーシングとデムーロは関係性が特殊。
GIレーシングが社台ノーザンの傘下であることは
言うまでもないだろうけど、主戦騎手はデムーロ。
他に良い馬がいても、デムーロを確保する権利的なものを
GIレーシングは保有しているわけだ。
実は先週「ある伏線」があった。
エリザベス女王杯に出走したジュールポレール。
この馬のベスト距離は【4-1-2-1】の戦績を誇るマイルだ。
だから西園調教師も、マイルを使いたかった。
しかし、GIレーシング側からストップが入った。
ペルシアンナイト、サングレーザーが出るからだ。
賞金的に微妙だったから別にいいんだが、
それ相応の覚悟をもって使い分けをするのは間違いない。
「念には念を」・・・これが一流牧場の強みだよな。
正直、GIレーシングは社台ノーザン傘下のなかでも
下の扱いにある点は否めない。
シルクよりも下、東京ホースレーシングより当然下だ。
で、今回。
レッドファルクスをミルコが手放した。
この意味、かなり大きいと俺は思っている。
「レッド」の冠で知られる東京ホースレーシングだが、
有力馬のほとんどが藤沢和厩舎だ。
そして、藤沢和厩舎にデムーロは去年の8月以降乗っていない。
デムーロからしたら別にどーなってもいい関係なんだわ。
ペルシアンナイトについて触れておくと、
どこまで行ってもハービンジャーの仔だ。
パワーを要する良馬場(アーリントンC、皐月賞)はいいんだが、
グチャグチャの道悪(シンザン記念、富士S)はまるでダメ。
その間隙を縫える条件って、滅多に出現しないんだよね。
だから高速馬場のGIではディープインパクト産駒に負ける。
「どのぐらいの良馬場か?」
取捨における最大のポイントはここ。
ギリギリまで様子を見る必要がありそうだ。
てなわけで、裏情報で徹底的にマークしている馬
⇒人気ブログランキングに掲載の中に、
ペルシアンナイトの名前はあるか確認してほしい。
今週は雨の上がるタイミングが超重要だ。