『款冬華さく』
フキノトウハナサク
冬を款ぶ（よろこぶ）
花は無邪気でたくましい。
私は今開こうとするその花も
のんびり全部見ていこう。
だけども残念なことにこのあたりでは、
まだフキノトウを見たことがありません。
実家のあたりでも土筆とフキノトウは
そうそう見かけなかったので、
オトン様がひとり散歩で見つけてきたら大喜びで、
そのあとの休みに家族みんなで行ったもの。
春はうずうず。
春に向かってうずうず。
明るい日差しに無邪気に
ほころんだように見せても、
ほんとの花はまだ先まで
ずっと大切に隠してる。
一昨日の日曜日も、また散歩に行きました。
前なら車で行っていたホームセンターまでも、
車がない今は歩いて行くしかないのです。
ひとりならちょっと遠すぎるし、
歩きならば小さなものしか買えないけれど、
散歩をかねてならすごく楽しい。
だんな君がその途中で寄ろうと調べていたお店は、
偶然にも私が前々から行きたかったところ。
うなってしまうような美味しいお昼ご飯と、
お店のご夫婦の人柄のおかげでできたあたたかい途中休憩。
おかげで元気に歩いていけて、すこしだけの買い物も無事にすませて、
夕方帰ってきてから、
朝「ぷるベリー」さんのレシピ焼いておいたバナナケーキで
コーヒーを飲みました。
背が低いのは、
型がすこしだけ大きめなのと、
ちがう粉を入れたので・・・ご愛嬌。
これがあるのも頭にあって、
ここ最近にしてはとてもめずらしくコーヒー休憩しなかったね。
お昼も夜もたくさん食べた昨日から一夜明けた
昨日、１月２３日（月）の朝もバナナケーキ。
大寒 初候 款冬華さく
もう本当に寒いのに、
日差しが川面でキラキラしているのにつられて
喜んで散歩に行きます。
遠い昔にはよく飽きずに２人で散歩していた道だけど、
またこちらへ越してきてからは、
いつも車で横目に見ていた幼稚園の壁。
近くで見ると思っていたよりもずっとかわいい！
顔を出してすぐにほころぶ無邪気な花は
私が顔を上げて歩いていたら見つけられない。
肩を落として、
足元を見つめて歩いていた時のほうが
見つけられる場合だってあるのだな。
でもまさか、
下を向いている時間のほうが長かった私が
「上を向きすぎ、前を向きすぎ」と、
そんな心配をする日がやって来るなんて。
だけどそれなら、
以前のように、また足元だって見て歩こう。
しばらくは一生懸命前を見て歩いたことだし、
もうそろそろ、この大通りから
土や草のある道にもそれてみたっていいのよね。
オーブンの温度を２００℃に変えた以外にも、
バターをグレープシードオイルに、
小麦粉を全粒粉とおからパウダー（３：１）に置き換えて作った
バナナケーキ。
その話をしたから、だんな君、
豆乳を入れた紅茶と一緒に、
今朝もまたたいそう嬉しそうに食べました。
