保存版 無料カーナビアプリ徹底比較

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遂にトヨタが無料のカーナビアプリを配布しました。

その名もTCスマホナビ。タブレットでもOKなので、メーターの前に立て掛けカバーを用いて7インチのNexus7を置き、横画面で見ることができます。GPSとジャイロ内蔵で7型のタブレットの醍醐味ともいえます。

すでに配布されているYahoo!カーナビや、Googleマップの運転モードとの比較もしたいと思います。

目次

  1. トヨタのTCスマホナビ
  2. Yahoo!カーナビ
  3. Googleマップの運転モード
  4. 3社性能比較
  5. 車に備え付けのカーナビとの比較
  6. カーナビの将来・まとめ

1.トヨタのTCスマホナビ

トヨタメディアサービスが提供していますが地図はゼンリンのようです。駐車場の予約サービスとのタイアップで無料提供が可能になったのでしょう。通勤で何度か使用しましたが、まずまずです。

昼画面tcnavi.jpg夜画面tcnavi1.jpg

TCスマホナビの特徴

  • 地図が最新。既存のカーナビは古いので、新しい道の上を現在地が移動しているのを見て感動。
  • トヨタのT-Probeで渋滞情報が地図上に表示される。ルート案内が渋滞を考慮してくれる。割と重要。
  • ちょっと無料とは考えにくい地図の良さ。最新の施設情報を眺めながらドライブができるので、毎日通る道の片隅にある知らなかった建造物の名称がわかった。
  • 建物の絵と地名が重なり、わかりずらい。夜画面が特に。(地名の文字表示を大きくし、市街図表示をオフにすることである程度解決します。)

2.Yahoo!カーナビ

次にYahoo!カーナビです。

無料カーナビアプリでは割とメジャーです。基盤となる地図は全国デジタル道路地図データベースを使用しています。

昼画面Yhoo.png

夜画面Yahoo1.png

Yahoo!カーナビの特徴

  • 地図は最新なので施設、道路情報は完ぺき。
  • 渋滞情報がJARTIC(公益財団法人日本道路交通情報センター)の交通情報とYahoo!カーナビのプローブ情報を元に渋滞情報が得られる。(ただし、Yahoo!IDのログインが必要)
  • 最近の車にも見られるようになった運転力診断ができる。
  • 別売りの専用カーナビリモコンが使える

3.Googleマップの運転モード

こちらもベースは地図メーカーのゼンリンです。

昼画面googlemap2.png

夜画面googlemap.png

googleマップの運転モードの特徴

  • 地図をタップするだけで目的地として判断し、すぐにルート案内を始めてくれる。
  • 過去に通った道筋をタイムラインで振り返ることができる。
  • ルート案内中の地図がシンプルで道路が太く、視認性がいい。途中の施設情報はほとんど表示されませんが、目的地に向かうだけであれば問題なさそう。
  • 目的地に到着すると、予定時間との比較や目的地の写真が自動表示される。

4.3社性能比較

TCスマホナビ
Yahoo!カーナビ
Googleマップ
操作性
精度
視認性
機能

5.車に備え付けのカーナビとの比較

無料なので多くを望めないことはよくわかっていますが、少し触れておきます。

  • 車両の車速信号が入力できないので、右左折がぎこちない。たまに隣接する違う道を走行する。
  • 現在地の判断がGPSのみなので、トンネルなどでは現在地がストップしてしまう。
  • 右左折時の交差点拡大図が無い。

6.カーナビの将来・まとめ

PanasonicやPioneerなどのカーナビメーカーが無料でスマホナビを提供しないのは当たり前ですが、トヨタなどのカーメーカーはできてしまうのでしょうか・・・

スマホ世代の年代にとって(もしかするとシニア世代も)、カーナビよりもスマホの操作には慣れ親しんでいるはずです。最新のカーナビはスマホの操作性に近づいてきたとはいえ、既存の車載カーナビの操作には、ナビメニューの出し方やオーディオ操作等が割とガラパゴスで、少々煩わしさを感じるかもしれません。

これがカーナビと同じ精度やルート案内で、慣れ親しんだスマホから最新の地図で無料カーナビアプリが登場したら、既存のカーナビメーカーは大変脅威でしょう。

今現在、車のインパネ内に納まっているカーナビは20年近い歴史がある専用カーナビだけに、車の信号がきちんと接続され、GPSアンテナも別置きで受信精度も高く、いかに目的地まで車を安全に運べるかを競って成長してきました。

車を運転するうえで、最重要課題は間違いなく安全性です。飛躍的に向上した音声認識機能で、会話をするように目的地ルートを引いたり、ルート案内をフロントガラスに映しだしたり、目的地周辺で案内を終わりにせず、ピンポイントで案内してくれたりします。

最近ではETC2.0と連動して、ビーコン情報により、信号待ち時間がカーナビに表示されたり、パーキンググレーキをかけたまま一定速度で走行すると注意を促す様設定されていたりして、車との連携に力を入れ始めています。

安全性、確実性を求めるのであれば、純正カーナビや市販カーナビを車にきちっと取り付け、最新版の地図ソフトに更新し、バックカメラ、ドライブレコーダーなどの周辺機器と連動しながら使用するのが最善の方法です。

「1年に何回も使用しないし、運転は得意だよ。」という人や、車の設計上カーナビをインパネに設置できない人は、ポータブルナビや無料のスマホカーナビを使い、安全運転を意識しながら使用しましょう。

今回紹介した方法は、GPSアンテナとジャイロ(デジタル方位磁石)が内蔵された7インチのタブレットを横画面にして、無料のスマホカーナビを使用する方法ですので、Panasonicゴリラなどのポータブルナビと、小さい画面のスマホで使う無料カーナビとのちょうど中間の使用方法だと思います。GPSが内蔵されていないwifi専用モデルのiPhoneやiPadでは難しいかもしれませんが。

一番のお勧めは、車に備え付いたカーナビの地図が古くなったとしても、タブレットで最新無料地図カーナビを同時に使い、お互いを補完しあう使用方法だと思います

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