■がん 多幸感が大切なんですね。#高容量メラトニン | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

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がんの子を多く診ています。

私たちの病院に来るぐらいなので、飼い主さんには大切にされています。

 

人の方でのがんの治療を見ていると、やはり「多幸感」が大切なようです。

 

猫さまやワンコさまは、言葉ではいってくれないけれど、やはり痛みや辛さはあるのではないか、と思っています。

 

最近は、がん治療に多幸感を考えた診察をしています。

 

(人間の症例ですが、以下のもの)

 

1、メラトニンは、転移性のがん患者の悪液質を軽減される。

2、脳転移のある患者50名前において、メラトニンンを1日20mg(人間の量です)服用した患者と保存的治療のみの患者を比較したら、1年生存率はメラトニンン服用群の方があきらかに高いかった。

3、1日40mg(人間の量です)のメラトニンン服用は、様々な固形がんに対するインターロイキン2の活性を高めた。

 

 

 インターロイキン2(IL-2)とは

 細胞表面に存在するIL-2レセプター(IL-2R)と結合し、細胞内へシグナルが伝達し、T細胞やB細胞、NK細胞、単球、マクロファージなどを分化・増殖させる働き

 

 

こんなことがわかっています。

 

がんにおける多幸感は、大切なことのなのです。