がんの子を多く診ています。
私たちの病院に来るぐらいなので、飼い主さんには大切にされています。
人の方でのがんの治療を見ていると、やはり「多幸感」が大切なようです。
猫さまやワンコさまは、言葉ではいってくれないけれど、やはり痛みや辛さはあるのではないか、と思っています。
最近は、がん治療に多幸感を考えた診察をしています。
(人間の症例ですが、以下のもの)
1、メラトニンは、転移性のがん患者の悪液質を軽減される。
2、脳転移のある患者50名前において、メラトニンンを1日20mg(人間の量です)服用した患者と保存的治療のみの患者を比較したら、1年生存率はメラトニンン服用群の方があきらかに高いかった。
3、1日40mg(人間の量です)のメラトニンン服用は、様々な固形がんに対するインターロイキン2の活性を高めた。
インターロイキン2(IL-2)とは
細胞表面に存在するIL-2レセプター(IL-2R)と結合し、細胞内へシグナルが伝達し、T細胞やB細胞、NK細胞、単球、マクロファージなどを分化・増殖させる働き
こんなことがわかっています。
がんにおける多幸感は、大切なことのなのです。