■事故 オヤツをあげるときにツマヨウジ・ピックを使っていませんか? #ツマヨウジ#ピック | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

そのときに事故は起きました。

 

 

私たちの病院では、レーザー治療をしています。

15分、がんの子などは患部にレーザーを照射するのです。

じっとしているより、楽しく治療をということで、ワンコさまに、トマトのスライスを飼い主さんは、ツマヨウジであげられていました。

 

トマトはアルカリ性食品ですし、ワンコさまも機嫌よく食べていました。

 

が、そのとき、ワンコさまは、ツマヨウジも一緒に食べたのです!

 

そのツマヨウジは、プラッスチックで出きていたので、胃に刺さりでもしたらたいへん。飼い主さんも私もびっくり。

 

すぐに、私は口に手を入れてツマヨウジをかき出しました。

口腔内ではなく、喉にあったので、口までかき出し、そして口まであげて、口から外に出したという感じでした。

そのワンコさまは、比較的大きな子だったので、手を入れてツマヨウジを出すことが出来ましたし、私の手が小さいので、事なきを得ましたが。

 

 

このブログを読んでいただいている飼い主さんは、アルカリ性食品(サツマイ、トマト)などをあげていられるので、以下のことは注意してください。

 

1、手を綺麗に洗い、手であげる。

2、飲み込む恐れのあるもの(ツマヨウジ・ピツク・小さいフォーク、スプーン)では与えない。

3、食べ物は、喉に詰まらないように、小さい切る。

 

このようなことを守って、事故のないようにね。

 

クリスマスシーズンですが、何かバタバタとしますので、注意したいものです。