こんにちは。フラワーフォトセラピストの内藤由貴子です。
今朝はアメブロの不調で、小林麻央さんご逝去の報道に気づきました。
こころよりご冥福をお祈りいたします
おそらく今日の海老蔵さんの会見に、涙された方も多いのではないでしょうか。
私はライブではなくニュースで拝見しただけなのですが、胸の奥が詰まる思いです。
たまたま、昨夜、気になってブログを拝見していたところだったのです。
確かに34歳と若すぎます
でも、人はどれくらい生きたかではなく、
どう生きたか
最期の言葉が「愛してる」だったとは。
人として、とても幸せなことではないかしら。
写真は、『愛していると言える喜び』
こんな時に使えると思っていませんでした。
ご本人が、「34歳で可哀そうに」とか言ってほしくないとおっしゃっていました。
病気でなかった麻央さんには、人生の輝いていた部分があって、
それを見てさしあげなくては。
病気であっても、人生は丸ごとあって人生です。
私ごとですが、私は人生に既に4回がんにかかったことがあります。
軽かったわけではなく、38歳の時にかかったがんは、5年生きた人はいないと言われました。
乳がんも経験しました。
麻央さんより若い闘病仲間を見送ったこともあります。
それなのに、どういうわけかこれまで生きて来られました。
こう考えると、運がいいのか、もっとすべきことがあるのか…
どちらにしても、もっとすべきことにその運を使わなければという思いは、いまだ変わりません。
実際、30代での立て続けてのがんのあと、人生は大きく変わりました。
仕事も変わり、生き方も変えざるを得ない状況になりました。
たまに言われます。「そのがんの患者としての体験をもっと役立てたら？」と。
そうかもしれません。でも、こうしたらがんを克服できるとか、語るのは違和感があります。
心理療法をしていますが、現在闘病中の患者さんをカウンセリングすることは、
もちろんウェルカムですが、ことさらそれを専門にしていません。
そして、過去のトラウマや心に押し込めたことが、精神的な病気ではなく、
がんのような病気を引き起こすことがある。
そのことは、自分の体験にもあったことで、それはそれで伝えなくては、と思います。
でも、私が一番、ミッションと感じるのは「生きる質を上げること」だと思います。
心理療法は、そのために役立つからやっています。
がんでなくても、震災の体験のように、人はいつ命のエンドが来るかわからないのです
今ではご存じない方も多いと思いますが、ジャーナリストの千葉敦子さんが、
乳がんでニューヨークで亡くなったのは、ちょうど30年前の7月です。
千葉さんの乳がんの闘病記は、20年前の自分の闘病中にほとんど読みました。
著書「よく死ぬことは、よく生きることだ」のタイトルに見えるメッセージにも力づけられました。
千葉さんは、闘う人でした。読者を観客にして自らを鼓舞し、闘った人です。
自分の闘病体験を次々に発表して、亡くなってなお、勇気づけられた患者さんも多く、
私もその一人でした。
小林麻央さんは、同じジャーナリズム出身ですが、伝えるものが全く違いました。
たんたんと病床の日常がつづられ、でも伝わってくる…
たぶんそれは「愛」なのかしら…？
「何もないことが幸せ」と、会見で海老蔵さんがおっしゃっていました
最期の記事、オレンジジュースの美味しさに笑顔になれる
そんな些細なことができる喜び、いたるところに幸せ、笑顔になれること を
教えてくれました
最期にiみんなに笑顔が訪れることを願う・・・一言
そんなときも、読者に 「愛」
ご自身も苦しかったでしょうに
ブログ記事の最初のタイトルが「なりたい自分になる」
たまたま、私がこのところ書いていたことと被りました。びっくりです
そして、昨日、私が書いたこと、「なり得る自分になる」ということ
力強い自分でありたい、と書かれていましたが
麻央さん、なりたい自分どころか、「なり得る最高の自分」になられました。
短くも濃い人生。
ありがとうございました。
どうぞ安らかに…
合掌
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