はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

再び西陣あたりをぶらり(2)

2017-08-21 19:30:11 | 京都をぶらり
今回ぶらりとした西陣は、今出川通、堀川通、中立売通、千本通に囲まれた地域です。
以前に、秀吉が築いた聚楽第跡を訪れた時にも通った、如水町や小寺町などもありました。
平等寺からスタートです。夏の暑い日でしたが、雲は秋を思わせるような雲でした。


芙蓉も夏空に映えます。


萩の花も少しだけ咲いていました。


ここは帯屋さんだったんでしょう。さすが西陣です。


堀川通の晴明神社にやってきました。陰陽師安倍晴明をお祀りする神社です。


星のマークは五芒星、この五芒星は陰陽道における強力な魔除けだそうです。そして、桔梗も五芒星と関係があるようです。


そう言われれば不思議な力を感じる桔梗です。


西陣くらしの美術館富田屋にやってきました。


ここにも桔梗がありましたが、陰陽道とは関係なさそうです。


桔梗も朝顔も京の街によく似合います。


しばらく行くと、京都ならどこにでもあるお家がありましたが、ここがびっくりするお家でした。


お願いをして中に入れてもらうと、絹糸を精錬する作業所がありました。12代も続く精錬場で、西陣でもここだけのようです。


精錬する前の絹糸も触らせていただきましたがゴワゴワとしていました。それが精錬後には、白くてしなやかで光沢のある絹糸に変わっていました。これも京都西陣ならではの技術なのでしょう。


精錬が終わった絹糸は不思議な輝きを発していました。この後は染めを専門とする所へ送られるそうです。気持ちよく見せていただき本当にありがたかったです。


気がつけば、お昼の時間でした。温度もどんどん上がっているようで、西陣のぶらりもここまでです。千本通にあった「鳥よし」で親子丼をいただきました。美味しかったです。


西陣は広いので、これからも何回か訪ねることになるでしょう。今回は、ちょうど地蔵盆もあり、町の人々ともふれあうことができました。みなさん、とても優しくて下町の人情を感じる旅になりました。

※訪問日 8月20日


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2 コメント

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Unknown (takayan)
2017-08-22 19:54:16
こんばんは。
トップの百日紅と少し秋を感じさせる空が良い感じですね。
晴明神社には、一度行ってことがあります。
五芒星と紫の桔梗に、神秘的な雰囲気感じます。
12代も続く絹糸の精錬作業、古都京都ならではですね。
なかなか撮れないシーンです。

桔梗と朝顔は、格子戸の都の町家にはよく似合いますね。
Unknown (Unknown)
2017-08-22 22:02:27
takayanさん
こんばんは。
絹糸の精錬場は感動でした。
西陣織にはいろいろな工程があるのは
知っていましたが、その一つの過程を
見せていただくことが出来ラッキーでした。
西陣の魅力に触れたようです。
コメントありがとうございます。

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