イルカのジャンプをマニュアルフォーカスで撮る

(X-Pro1 XF35mmf1.4  F16  SS1/1000  ISO4000)

イルカショーで飛び跳ねるイルカを撮ってみました。

私の愛用カメラはXシリーズ元祖みたいなX-Pro1でして、オートフォーカスはわりとのんびりしております。

イルカが水中からピヨーンと飛び上がってから、シャッターを半押ししても、ピントが合う前にイルカはバシャッと水の中に潜っております。

こういうときはマニュアルフォーカスにして、置きピンです。

 

イルカショーの前の方の席に座りますと、イルカが飛び上がるのは、およそ5メートルから10メートル先です。

べつに望遠を使うほどの距離でもないので、換算50mmのFX35標準レンズで構えました。

置きピンといっても、レールの上を走ってくる電車じゃないですから、まったく予測通りの距離で正確に飛び出してくるわけではないです。プールの何処かから出現します。

誤差に対応できるように、被写体深度を深くしたいので、絞りは一番絞ってF16。これで、7mくらいのところにピントを合わせておけば、5mから10mの範囲は、おおよそカバーできるかんじです。

水しぶきを、パシッととめて写そうと思いまして、シャッタースピードは1/1000秒。

昼間といえども、これでは露出不足になるので、ISO感度は4000に上げました。

 

私、だいたいISO感度は、250か4000にしてます。

初期設定のISO感度は200からのオートですが、シャッタースピードに1/200がないので、マニュアル露出する時に、1段2段と計算しにくいのです。(快晴時、感度分のf16の法則による。)

ですので、シャッタースピードに合わせて、250。

露出不足のときは、中途半端に1600とかに上げないで、250の次は4000、これで4段分稼げるというふうに計算しております。(カスタム登録しております。)

 

連写は、だいたい連写のコマとコマの間にいいかんじのシャッターチャンスがあったのだろうなあということが多いので、ゴルゴ13みたいにワンショットで決める主義です。

これなら、失敗しても、自分が下手なせいだと納得できます。

光学ビューファインダー(OVF)にしておけば、タイムラグなく、ブライトフレームの周辺もいくらか見えるので、ジャンプの予測がしやすいです。

 

そんなかんじで撮ったのが、上の写真。バッチリでありましょう。

拡大

さらに拡大

 

ここまで拡大すると、ピントの甘さが見えてきますけど、まあまあ、満足じゃないでしょうか。

 

(トリミングしてます。)

(成功の陰に失敗あり)

 

Xシリーズの最新モデルX-T2やX-T20のコンティニュアスオートフォーカスは、とっても優れていて、動きモノにピントを合わせる精度がすごく上がっていると聞きます。

横の動き、手前から奥の動き、加速減速する動き、突然あらわれる被写体など、いろんなパターンの動きを追いかけることができ、しかも連写速度も上がっておりますから、イルカでもアシカでも、オートフォーカスの連写でバッチリ、ジャスピンでありましょう。(たぶん)

置きピンなんてテクニックも、過去の遺物になるかもしれないですね。

 

なお、イルカショーの最前席は、水がバッシャンバッシャン飛んできますので、防滴カメラでなければ、濡れないように気をつけましょう。

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