凍結された受精卵はどうやって融解する? | 卵子提供エージェントって素晴らしい!

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前回のブログでは受精卵をどうやって凍結するのか、

また凍結された胚を使った方が妊娠率が上がるという話を書きましたカナヘイきらきら

 

それではマイナス196度に凍結された受精卵をどのように融解するのでしょうかはてなマーク

 

受精卵を凍結するためには凍結保護物質(CPA)を胚に浸透させる必要がありました。

なので、凍結胚の細胞内にはCPAが高濃度で存在することになります。

 

このような状態の細胞を通常の培養液に入れると、

細胞外から大量の水分が中に流入して、

細胞は膨張して破裂してしまいます。

これを浸透圧障害といいます。

 

それを防ぐために、凍結胚の融解のためには、

濃度の違う4段階の融解液を用意します。

濃度の違う融解液に順番に入れることによって、

浸透圧障害を防止するのですねカナヘイうさぎ

 

4段階の融解液の最後は培養液で、

最終的には細胞内の凍結保護物質はすべて培養液と入れ替わるのです。

 

凍結胚融解のためには他にも重要なことがありあます。

それは温度です。

温められて細胞がガラス化(固体)から液体へと変化する時に、

細胞内には液体と固体が混在することになります。

 

この時のわずかな体積差が、

脱ガラス化時の亀裂(クラック)を発生させることがあるのですカナヘイびっくり

 

透明帯や細胞質のクラックを防止するためには、

ガラス化された胚は急速に加温する必要があります。

このために凍結胚は37度に温められた融解液の中に素早く浸さなければなりません。

 

 

融解された胚は、驚くことに、すぐに成長を再開しますカナヘイきらきら

まるで生命の神秘ですねカナヘイハート

 

この胚の発育によって、融解された胚が生きているか否かの判断ができるのです。

 

融解された胚盤胞は、すぐにお母さんの子宮に移植されます。

 

移植された胚は黄体ホルモンの働きによって

ふかふかになったお母さんの子宮内膜に着床して、

これから元気に成長していくことになるのですカナヘイきらきら

 

 

 

 

 

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