ションベン刑(訳:微罪)でパクられた後の話やけど
留置場の三人部屋に一人で収監されていたんや!
一週間程して一人俺がいる房に入ってきた。
ちょっと年下位のまぁ見たらわかるようなスジモン見たいな男やったわ!


罪名聞いたら「暴力行為」らしく自分が付き合っているホステスしている女の客を浮気相手と間違えて制裁を加えて御用になったらしいんや。
何でか解らないけど東京の組織におるらしい。


名前も忘れん●●会●▽一家●代目●✖会・・・あと忘れた・・・のモンや言ってきて自己紹介されたんや。
そいつは一応、俺の事立ててくれて「先輩、先輩」言うてくるんや!
俺も当時銭無い時やけど組の事でパクられたから差し入れ(現金、その他)が多い!
豚箱でお菓子や差し弁(食事に追加で注文される)からお菓子あげたりしていたんや!
そいつは俺の見る限り差し入れ無かった。
就寝以外はずっと位置変えずに百人一種のカルタのオッサンみたいに動かん
俺は
「少しは寝転んだら?」と、言っても
「いや、慣れてますんで」
見たいな事言われてやな!逆に俺が堅苦しい!
原則、俺が話さないと喋らない!


喋る言ったら
「トイレ行きます」
位や!俺も
「一々俺に断わらないで行ったらええねん」
言っても行儀が正しい言うのかどうか解らんけど気を使って来るんや。
でもトイレでは遠慮あらへん大やったらブリブリ屁をこきながらババ垂れるんや!
いつもブリブリや!
それで俺結構鼻効く方やから臭いんや!
でも、そいつ行儀の塊やからそのギャップに笑ってしまうんや!
そんなある日俺、キツイ調べが終わってな豚箱に戻った時あいつ未だ調べから帰って無いんかな~と、思いきや便所でババしてるんや!
豚箱入ってる人わかる思うけどトイレはガラス張りや犯罪防止の為にな!
それで俺の方に向いてケツババ挟みながら
「ご苦労さんです!!」
言われてもてな余計しんどい!ババしている最中の奴に目を合わさないとしゃーないがな!
見たらウンコしている様子で真剣な顔してたわ!手を挙げてその激励に対応した!


そんな感じで日々過ぎて行ってな俺は無事起訴されて保釈申請したけど案の定却下されて拘置所に移送になった。
「先輩もお元気で!お世話になりました!」
みたいな事を言われたから俺も、通信用(手紙等)に切手や現金差し入れしてあげたら
ご丁寧に後日拘置所にいる俺の元へお礼の手紙が来ていたわ!ここを出たらお礼に行きますいうてな!
後日娑婆に出て何年か経ったある日、本部事務所にそいつが俺を訪ねて来るいう電話があった!

最初名前言われても判らんかったけど長い名前の組織名ですぐウンコの男やと思った!

(続)

くだらない記事ですいません!