グレンファークラス15年

      2017/09/04

ハイランドの雄でもある、グレンファークラス。
シェリー系のウイスキーとしても有名ですね。

グレンファークラスでもコスパがいいと言われているのは、グレンファークラス105でしょうか。
もちろん高級ボトルの位置付けとして、ファミリーカスクのラインナップもありますね。

グレンファークラス15年の紹介

今回はモルトハウス本町に行った際に購入してきました、グレンファークラス15年を楽しみたいと思います。

先程述べたファミリーカスクもありましたが、価格が凄かったのでスルーしましたw

グレンファークラス15年と言っても、モルトハウス本町の価格では154円/10mlという格安っぷりです。
非常に嬉しい低価格です。

しかも、今回は前回購入した時の空き瓶を持参しましたので、瓶代は不要となり更にお得感が!

グレンファークラス蒸溜所は家族経営の蒸溜所としても有名で、1836年に創業されました。

ちなみにこのグレンファークラスという言葉は、ゲール語で「緑の草の生い茂る谷間」という意味だそうです。
蒸溜所の景色が浮かぶ様な名前ですね。

グレンファークラスの仕込み水に使われているのは軟水ですが、それも蒸溜所の周りにあるベンリネス山の雪解け水を使用しています。
この雪解け水が山のピート層をくぐる事で、さらに複雑さを増した出来栄えにさせるのでしょうね。
いいウイスキーにはいい水が必要だという事がよくわかります。

香りと味について

色は若干赤みがかった琥珀色です。
ただ熟成年数が1年という事ですが、その割には少々薄く感じます。

香り

ドライフルーツ、甘めのバニラ、その後には樽由来の木質的な香りと少しのスパイシー感。
軸となるのはフルーティ感ですが、バニラ香は少し抑え目。

口当たりの良さは、15年熟成を感じさせてくれる滑らかさ。
熟したフルーツ感。香ばしい香りは、
鼻へ抜けてくるのは、樽の香りとバニラが入り交じった心地よさ。

余韻も比較的長く続きます。

色から想像していた味わいよりも、かなりしっかりした味わいを感じる事ができますし、シェリー系にある味わいとしての苦手なゴム臭さも無く、美味しく飲む事ができます。

しっかりした味わいですが、マイナス要素(私にとって)が薄いというのは魅力的でもありますね。

今回テイスティングに使ったグラスはこちら

最後に・・・

やはり安定した定番ラインナップのグレンファークラスですね。
期待を外さない味わいを楽しむ事ができます。

マッカランを代表する濃いめのシェリーが苦手な方でも、十分に楽しめる味わいではないかなと思います。

色々なボトルを飲んでいった後、自分のウイスキーに対する経験値が増えた所で、もう一度飲むと新しい発見が出来そうなウイスキーかと思います。

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