今日は久々に大丸心斎橋劇場に行ってきました。
場所は心斎橋大丸北館の14階。エレベーターで一気に上がります。
大丸の開場時間は午前10時。入口前には大きなトランクを引いた女性の集団が列を作ってました。
多分韓国系?中国系?の方々…。大きなトランクを引いて入る姿はちょっと異様ですね。
なんばもそうだけど心斎橋もアジア系外国人多いですね。
行きかう言葉がほぼ韓国語、中国語(苦笑)
受付は10時半でしたが、今回は自由席(A席)だったので10時に並んでました(笑)
今回のチケット、かなり前に完売してたんだけど、運よく数日前にゲットできた貴重なチケット。
キャンセルがあったのかな?まさか数日前に予約で取れるとは思いませんでした。
ヅカもそうだけど、『三銃士』ってそんなに人気のあるお芝居なんだ…。
まあ、こちらは高世さんがもうすぐ退団する…というのもあるのかもしれないですね。
予約状況どおり、席は全てが埋まっておりました。凄い人気…。
私は運よく自由席ではありますが後ろから3列目の席をゲットできました。
ここは双眼鏡無しでも凄く見やすいし、席と席の間も間隔が広めでゆったり…。
快適度はかなり高いです。個人的には1番と言っても過言じゃないです。
それにしても、このお芝居1幕と2幕が75分もあるんですね。休憩はたった15分だけ…。
人数少ないしメチャクチャハードじゃないですか。それを1日2回とはちょっと驚きました。

それでは観劇レポートです。
以下ネタバレします。気になる方はこれ以降の閲覧はご遠慮ください。

OSK日本歌劇団
『三銃士 La seconde』
~大丸心斎橋劇場~
2018年3月4日(日)天気:晴れ時々曇り

<公演時間> 
1幕 11:00  ~ 12:15
~休憩15分~
2幕 12:30  ~ 13:45
 
<主な出演者と配役> 
高世麻央(ダルタニャン)
楊琳(三銃士:アトス)
舞美りら(コンスタンス)
白藤麗華(ミレディー)
愛瀬光(三銃士:アラミス)
千咲えみ(アンヌ・ドートリッシュ)
天輝レオ(三銃士:ボルトス)
登堂結斗(バッキンガム公爵)
椿りょう
唯城ありす
雅晴日
凛華あい
京我りく
緋波亜紀(特別専科)(リシュリュー枢機卿)

脚本/演出 はやみ甲

〈ストーリー〉
時は16世紀のフランス王国、絶対君主であるルイ13世の治世。
ある日、ダルタニャンは家主ボナシューの依頼で彼の妻である王妃の下着係コンスタンスを探す事になる。ダルタニャンはコンスタンスに恋をし、そこから枢機卿リシュリューの陰謀に陥れられる寸前の王妃アンヌ・ドートリッシュの危機を知る。強引にコンスタンスの依頼を受けたダルタニャンはバッキンガム公爵から首飾りを返してもらうため、三銃士とともにイギリスを目指す。
一方、イギリスでは悪女ミレディーが暗躍していた。

[感想]
お話の主題といたしましては、ルイ13世の妻のアンヌ王妃がイギリスの公爵と不倫。
でもそれは長く続かず、ルイ13世からもらった首飾りを渡して別れを告げた…。
それをリシュリュー枢機卿に嗅ぎ付けられてしまい、王妃の反逆を証明するべく、ルイ13世を通じて王妃へ5日後の晩餐会に首飾りをつけて出席するように…と命じられてしまう…。そこで王妃はコンスタンスを通じてダルタニャンと三銃士に助けを求めて王妃の首飾り奪還のためにロンドンに向かう…という物語なのです。言うならば、王妃の不倫の尻ぬぐいをダルタニャンと三銃士がするということですね(笑)でも、物語はこれで終わりではなく、奪還にかかるのは話の序盤から中盤で、奪還したあとはまた違う展開が待ち受ける…ということなのです。
 
ヅカ版の内容はダルタニアンがルイ14世の教育係でルイ14世は実は女性で、その秘密を守るために右往左往する…的なお話だったけど、OSK版はダルタニャンと王妃の侍女のコンスタンスの恋、アンヌ王妃とバッキンガム公爵の逢瀬に重きを置き、さらにやばい女?のミレディーもかなりの見せ場がある…。もちろん男役三銃士も活躍するんだけど、娘役の3人も大活躍する。この辺りはOSKの特色ですねぇ…。娘役といえど男役と対等。見応えあったし見ていて凄く痛快でした。特に白藤麗華さんミレディーの最期のシーン。凄く神がかってた…。ゾクゾクしました…。
全体的に男役、娘役両方のファンが楽しめるそういう公演だったのではないでしょうか?素晴らしかったです。
 
カーテンコールでトップの高世さんが5月の大阪、7月の東京の春のおどり公演で退団する旨を客席の皆さんに告げられました。この前トップになったかと思ったらもう終わりなんですね。短い…。個人的には前トップの桜花さんより高世さんの方が好き。凄く繊細というのかな?色々事細かく表現できる人という印象が強いし、芸の幅が凄く広い方だと認識してます。その方がもうすぐ退団されてしまうというのは凄く残念…。今後どういう道に進まれるかはわかりませんが、新たな道の成功をお祈りしたいと思います。

…というわけで評価ですが…。
公演の内容の満足度◎
おすすめ度(リピート含む)◎
スタッフの対応◎
劇場の進行◎
座席の快適度◎
…で10点満点中、文句無し10点満点です。
以上です。