別々の問題を一緒と考える | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、私たちは、往々にして、別々の問題を一緒にして考えてしまうところがあります。

 

特に、日本人は、いくつかの問題をまるで一つの問題であるかのように捉え、悩んでしまうことが多いものです。

 

たとえば、私たちは、他人にアドバイスを求めたり、あるいは他人からアドバイスを求められたりすることがあります。

 

このとき、私たちは、アドバイスを聞くこととそのアドバイスに従うことを同じだと思ってしまいます。

 

つまり、どういうことかと言いますと、たとえば他人にアドバイスを求めたとき、そのアドバイスが自分の気に入らないものであった場合、そのアドバイスに対して反論することがよくあります。

 

これは、アドバイスを聞くこととそのアドバイスに従うことを同じだと思っているからです。

 

だから、そのアドバイスには従うことはできないと反論してしまうのです。

 

しかし、相手のアドバイスを聞くこととそのアドバイスに従うかどうかは、まったく別の問題です。

 

それゆえ、反論するのはおかしなことなのです。

 

これは言ってみれば、相手の人に手を貸してくれるように求めていながら、相手の人が手を出した途端、その手を払いのけるようなもので、非常に失礼なことです。

 

相手の人は、「反論するなら、アドバイスを求めるな」と言いたくもなるでしょう。

 

この場合には、相手のアドバイスに対しては、「ありがとう」とお礼を言うべきです。

 

ただ、そのアドバイスに従うかどうかは、別な問題で、それは自分が決めることになります。

 

当然、相手のアドバイスには従わないことを選択するときもあるでしょう。

 

これと同じように、相手からアドバイスを求められた場合、自分のアドバイスを相手の人が聞くこととそのアドバイスに従うことを同じだと思っている人も多くいます。

 

そのために、自分のアドバイスを聞いていながら、その人がそのアドバイスに従わなかったりすると、非常に不愉快になる人もいます。

 

こんなときには、「従わないのなら、アドバイスを求めるな」と思うかもしれません。

 

しかし、この場合も、相手の人が自分のアドバイスを聞くこととそのアドバイスに従うこととは別の問題です。

 

アドバイスに従うかどうかは、相手の人が決めることであって、アドバイスをしたほうが決めることではありません。

 

このことを分けて考えることができない場合は、アドバイスを求められても断るほうがいいでしょう。

 

このように、本来は別々の問題でありながら、それを一緒の問題だと誤って捉えているためにトラブルが起きている場合がよくあります。

 

「その問題を解決するのは誰なのか?」

 

という観点から常にものごとを見るようにすれば、別々の問題を一つの問題だと捉え、不愉快に思ったり悩んだりすることも少なくなるのではないでしょうか。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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