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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、多くの人たちが、
「変わりたいと思ってはいるが、なかなか行動が伴わない」、
そう思っていらっしゃるのではないでしょうか。
アドラーギルド代表の野田俊作さんは、ご自身の著書の中で、変わりたいと思っている人に対して、次のようなアドバイスをされています。
「人が変わるのはそれほど難しいことではない。
もし変わりたいと思うのなら、自分がやりたくないことや自分がするのに抵抗のあることをやりなさい」。
これは、非常にシンプルですが、とても的を射たアドバイスだと思います。
なぜなら、変わりたいと思っている人たちは、この
「自分がやりたくないことや自分がするのに抵抗のあること」
ができなくて悩んでいらっしゃるのであり、だからこそ、変わりたいと思っていらっしゃるからです。
この「自分がやりたくないことや自分がするのに抵抗のあること」を避ける行動のことを、以前にも書きましたが、『回避行動』と言います。
確かに、このような『回避行動』をとらないようになれば、その人は変わったと言えるでしょう。
しかし、そうは言っても、簡単に行かないのも人間です。
「それができれば苦労しないのだが・・・」
と言われるかもしれませんし、
「やろうと思うと不安で頭が一杯になって動けなくなる」
と言われるかもしれません。
そこで、そんな時には、認知行動療法を応用してみましょう。
やり方は次の通りです。
まず、自分がやりたくないことや自分がするのに抵抗のあることを書き出し、自分がそれをやっている状況を実際に体験しているようにイメージしながら、その様子を声に出して言葉で表現します。
そして、その時に感じる不安を逃げずに味わいます。
ただし、その不安があまりにも強くなった場合には、イメージするのを止めます。
これを1日1回時間を決めて行います。
要するに、イメージの中でその状況に慣れることによって、その行動に対する不安を軽減していくわけです。
そして、このイメージトレーニングによって不安が十分軽減できるようになったら、次には実際に行動に移していきます。
このような認知行動療法を応用してみるのも、一つの方法です。
それでは、先週の「いいね」ランキングです。
興味のある記事がありましたら、お時間のあるときにでも、読んでいただければうれしく思います。
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