確信していることが私たちの現実である


過去の体験は確信に変わる


人の思考パターンが過去の体験に基づいているということは、前に悩みの思考回路という記事で触れましたが、何故、過去の体験がそれ程までに今の自分に影響しているのでしょうか?

過去の体験は既に起こった事実です。すなわち、あなたが確信をもっていることです。

人間は既に体験したことは、事実、または、当然のこととして確信します。

例えば、新しく学んだことは、学ぶ前は未知のことで確信はありませんが、学んで実際に体験すれば、それは当たり前のことになります。あたり前のことは、確信しているから当たり前と捉えられるのです。

水は、冷やせば氷になり、熱せれば蒸気になる。氷は冷たく、蒸気は暑い。あたりまえですね。あなたはこれらの声明に確信を持っています。

しかし、これは体験したからそう言えるのです。水を冷やしたことも、熱したことも無ければ確信は持てません。

確信を持ったことは現実化する


私たちは、今まで生きて来た日々の生活の中で、数々の体験をして、たくさんのことを覚え、当たり前のこととして捉えて、行動するようになってきました。確信をもつようになりました。

日々の行動が当たり前になると、まだ起きていないことにも確信を持つようになります。

例えば、明日、会社に行って仕事をする。そこの、スーパーに買い物に行く等です。

そして、確信をもったことは、かなりの確率で現実化します。しかも、詳細に至るまで現実化します。

前日に思ったとおり、会社に行って、特定の得意先を訪問して謝った。スーパーに行って、お目当てのカレーのルーと材料を買った。というようにです。

これって、「思考は現実化する」、まさに引き寄せの法則じゃないですか?

カレー作ることを思考し、それが現実にカレーとなったわけです。

確信できることが引き寄せれらる現実


私たちは、日々の暮らしの中で、過去の体験が確信となり、確信したことが現実化しているというサイクルを無意識に体験しているわけです。

言い換えれば、引き寄せの法則を無意識に体験しつづけているわけです。

これは、私たちが何かを確信できた時点で、引き寄せられる、いや、既に引き寄せている状態にあると言うことです。

「過去に体験して実行できたことは、またできる確信がある。すなわち、引き寄せられる。」、しかし、「まだ体験していなことは、できる確信が無い。だから、引き寄せられない。」という思考の壁を乗り越えれば、体験したしないに関わらず、確信をもって引き寄せることが可能になるのではないでしょうか?

過去の体験は時に邪魔になります。可能性を制限する方向の確信(できないという確信)を与えてしまうからです。「常にこういうもの」、「対価を払わねば実現しないもの」、「どう考えても物理的に無理」などという考えがよくある例です。

スピリチャルな教えがよく説くように、精神世界には過去も未来もなく、今この時しかないとすれば、思いに確信を持って実現させるのに、それを過去に体験したかどうかは関係がないことなのでしょう。

過去に経験していなくても、確信したことは実現するのです。