BMWブランドの末っ子である1シリーズは次期モデルからFF車になることが確定しています。BMW MINIとのシャシー、エンジンを共有するのが大きな理由ですが、2シリーズはどうなるでしょうか?

BMWの奇数はセダン、ワゴン系、偶数はクーペ、カブリオレ系

最近のBMWのシリーズの数字には厳密な意味があります。1.3.5.7シリーズはセダン、ワゴン系、2,4,6,8シリーズはクーペ、カブリオレ系に分類されています。

アクティブツアラーは現在2シリーズとなっていますがこれは近い将来1シリーズに統合されると思われます。

次期BMW1シリーズ(F40系)はBMW MINIとシャシー、エンジンを共有することでコストダウンとライバルに負けない居住性を確保することが目的です。

その場合、偶数である2シリーズもFFへ移行するのが本来の筋ですが、どうも2シリーズはそのままFR路線を維持すると伝えられています。

奇数シリーズがベース車両で、その発展形が偶数シリーズというこれまでのパターンが崩れることを意味します。

よって、次期BMW M2もFRで登場すると思われます。

なぜBMWには小型のセダンが存在しないのか?

中国限定で1シリーズセダンが販売されていますが、現状では中国以外では発売される予定はありません。

しかし、ライバルであるアウディにはA3という小型セダンが存在し、それなりの販売台数が売れているようです。

実際に我が家の近所にはアウディA3セダンが走っているのでたまに見かけますが、デザイン的のもギュッと凝縮されたデザインは日本の小型セダンのようなダサさは皆無。

アウディならRS3セダンも販売されていますので、小型車好きな私としては写真のアウディRS3なんておもしろい、かつRSモデルとしては安価な車は大歓迎です。

BMW M2程は売れていないにしてもボディがどんどん大きくなっている最近の車の中ではこのようなコンパクトセダンはひとつの選択肢として用意する必要があると考えます。

BMW 2シリーズ グランクーペ(F44)の可能性

TOPの写真は2シリーズのグランクーペの予想CGですが、これがFFなのかFRなのかは非常に興味深い事項です。

メルセデス・ベンツのCLAなんて超不細工な車だと個人的には思っていますが、現実に売れていることを考えると、小型のセダンでかつデザイン性が高い車は一定のニーズがあると推測できます。

しかし、BMW1シリーズセダンは中国専用車であり、かつ中国のみで生産されている車ですがデザイン的にはアウディA3やメルセデス・ベンツCLAに比べると見劣りする。

そこで考えられるのがBMW 2シリーズ グランクーペなんですが、これがFFで発売なのか?FRなのかは個人的には非常に大切な部分だと認識します。

クーペスタイル=スポーツ性という図式を考えるとFRである必要性がありますが、FFだとカッコだけの実用車になり下がってします。

現状ではBMW 2シリーズ グランクーペはFFベースで販売されると予想されています。

可能であれば、BMW 2シリーズ グランクーペはFRで発売して欲しい。コストダウンも居住性も1シリーズハッチバック系と同じように求められていませんから。

開発コードがF44と推定されている限りはF40系分類=FFになってしまいます。ぜひ開発コードが2シリーズクーペ(G42,G43)のG系になることを期待しています。

Reports Claim BMW 2 Series Gran Coupe FWD Model Will Arrive by 2021

Now that the refreshed 2 Series range has been unveiled, the clock is ticking, marking the days until the 2er will go out of production. According to our own sources, the 2 Series Coupe will go out of production in October 2020 while the Convertible will follow in 2021.