日本株は、9月8日時点で日経平均株価が¥19,274と、昨年末終値(¥19,114)から殆ど変わっていない。これまでのところ1000円程度の狭いレンジに張り付いてきた感じだ。
一方で米国株は、9月8日時点でダウ平均株価が$21,797で、昨年末終値($19,762)から10%以上上昇している。
日米ともに企業業績は好調でどちらも今期は10%以上の増益が見込まれているようだ。であるならば、、、、この差は何なのか?

やはり、地政学リスク、平たく言えば北朝鮮問題の影響が大きいのだろう。
昨日(9月9日)の北朝鮮建国記念日は、結局は何も起こらなかったけれど、メディアでよく報道されているように、11日(日本時間12日)の国連安全保障理事会による追加制裁決議案の採決内容を見極めるまで北朝鮮としても動きづらいだろうと思う。

米国の主張通りに採決されなくても、これまでの制裁決議よりは厳しいものになるのは確実だ。
だからと言って、北朝鮮が交渉の席に着くとは思えない。金正恩委員長が、核開発や軍備増強を進める以外の方法で、今の北朝鮮の体制を維持するのは困難と思えるからだ。
金正恩委員長は、核放棄を迫られる6か国交渉のテーブルに着くことは出来ないし、核兵器の開発をやめるわけにもいかない。そうなれば結局国際社会からの制裁はどんどん厳しくなって体制崩壊が現実味を帯びてくる。そこまで追い込まれると、本当に何をしでかすかわからない危険な状況になりそうだ。そうなる前にアメリカが先制攻撃を仕掛けるかもしれない。

こうした状況で、個人的には、今は、積極的に投資しようという気にはなれない。


(ご注意)
当ブログに掲載されているコメントは、投資を推奨するものでも、助言を意図するものでもありません。また当ブログに書かれている事は全て正確であるとは限りません。投資は自己責任でお願い致します。