先日、宝塚歌劇団花組公演
「ポーの一族」を見てきました。

あまりに、あまりに素晴らしく、
ヅカ歴25年にして初めて
こうして文字にしています。

ご覧になった方々と相違なく
珍しい感じ方も特に持っていないので
ただの記録です。

まずね。ポスターよ。



絵じゃん。
明日海りおさん、おみそれいたしました。

いつも阪急梅田駅での待ち合わせに
「明日海さんのとこにおるよ」
などと、ただの待ち合わせ場所に使ってて
ほんとごめんなさい。

※知ってる人は知っている、
阪急梅田駅には明日海りおさんが
イメージキャラクターをつとめる
VISAの巨大看板がありまして、
ヅカ仲間と会うときにはいつもの目印。
生活に溶け込んでおります。

宝塚では何十年に一度、
とてつもないはまり役が生まれることに
なっているんでしょうか。

涼風真世さんのオスカルを初めて見た時
（ビデオで見ただけなんだけど）も、
絵じゃん。
て思いましたわそういえば。

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前作の花組公演「邪馬台国の風」も
見ておりまして、
比べて申し訳ないのですが
「ポーの一族」の豪華さよ。

この公演のために前作を地味目に
しといたんですかひょっとして？
と勘繰りたくなるほど、
盆がまわるまわる。
セリが上がる下がる。

ミュージカル・ゴシックと
タイトルにちっちゃくつけられていましてね、
ゴシックだのロココだのは大好物です私。

タモさんの「ルートヴィヒⅡ世」も
数え切れないくらい観ましたから。
ザ・タカラヅカって感じ。

「ポーの一族」は場面が変わっても変わっても
悲劇しかないお話なんだけども、
「わー…きれーだなー…」
みたいなおかしな気分になってきます。

幕が下りて耳に残るのはもはや、
メリーベルの悲鳴と泣き声だけです。
それもまたよし。

漫画を実写化するのはやめときなよ。
と思うのが世間一般の感じ方ですよね。

ところが、宝塚で舞台化すると言われると
「ほうほう、それはいいんじゃない♪」
と思ってしまうのは、
私がヅカファンだからでしょうか。

今回はもう、ほんとにもう、
期待を数倍上回る演劇でした。
ありがとう小池修一郎先生。



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この文章が20代前半の乙女に届く可能性は
限りなく低いとは思うのですが。

ぜひ知っておいてほしいことがありまして。
それは、

タカラヅカにハマるなら、
20代前半までがおすすめよ！！！

ということです。

舞台に立っているタカラジェンヌが
自分より年上である状態を
めいっぱい楽しんだほうが絶対に、いい。

輝いているおねえさん、
夢を叶えたおねえさん、
努力を欠かさないおねえさん、etc

そんなふうに、
素晴らしくカッコイイ大人の女性を
間近で感じるのは最高です。

男役の〇〇さんがステキ！
みたいな気持ち以上に、
大人の女性が頑張り続ける姿勢を
ぜひ、追いかけてほしいなと思うのです。

劇団でのお稽古を欠かさず、
外部の先生にも習い、
オーディションで役を勝ち取って
彼女たちは舞台に立っている。

何十倍という入学試験を突破した後も、
ずっとずっと努力し続けている。

そういう年上の人を見ることは、
自分の人生にもきっといい影響があると信じています。

それこそ人生の「エナジー」
ぷふふ。

私はすでに、若手タカラジェンヌの
母親でもおかしくない年齢になっちゃいました。

今ももちろん宝塚歌劇は好きですが
おそらく20年前ほどの情熱に戻ることは
もうないと思います。

やっぱり、年上の女性への憧れが
私を夢中にさせたんだな。

年下のタカラジェンヌを応援するのは
また違った楽しみはあるけれど。

自分が女性として成熟していくときに
お手本になる女性が
宝塚歌劇団にはたくさんいるよということを
ここに記しておきたいと思います。

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