医師国家試験の話だよ その3
朝5~6時にはベッドから出て、朝食をかきこんだらバスに乗りこんでなかよく出発!
ちなみにバスやホテル、当日のお昼ごはんなどの手配は、1つ下の5年生数名からなる試験対策委員会がまとめてやってくれるというのが伝統になっています
なるべく勉強に集中できるように!という心遣いですね٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
ふわふわした気持ちで到着した会場は案外簡素というか、年季を感じる公民館みたいなところでした
トイレが和式しかない!( ◉‸◉)
席について筆記用具や受験票を出して、ガタガタ震えながら開始を待ちます( ◠‿◠ )
1日につき3ブロック解くのですが、このときセンター試験みたいに毎回毎回同じ注意事項を読み上げて、顔写真で本人確認をしてというのを行います
しょうがないこととはいえ、早めの着席+この確認作業+その後の待機時間で40分くらいかかっていた気がするので、本番の緊張感もあってものすごいストレスだった…
第110回は初日の一番最初のAブロックに難しい問題が集中していたため、はじめの休み時間の空気は筆舌に尽くしがたいものでした
もう1年遊べるドン♬♪♫ ヾ(*・。・)ノ ♬♪♫って思った
そんな感じで1日が終わり、17時~18時ごろ会場をあとにしてホテルへ、夕飯を食べて明日に備えてまた勉強!というのを繰り返すわけです
自己採点とかするの?って疑問がわくかもしれませんが、正式な回答は試験終了後1ヶ月?くらい待たないと発表されません
予備校がつくる解答も発表まで1~2週間はかかったと思います
そこで今をときめく若者たちは、インターネットの投票サイトをつかうのです٩꒰。•◡•。꒱۶
どこぞの有志がつくったサイト、予備校がつくったサイトなどいくつかあるのですがやることは同じで、各受験生が自分の選んだマークを入力していって投票率が高いものを暫定の正答として扱い、得点率を概算します
これは結構な精度を誇るものの、やはり数問は「多数派なのに誤答」という場合もありまして、合否のボーダーにいたりすると不安で死んじゃうレベルの事態に…
インターネット上では割れ問を巡って醜い争いが繰り広げられていました(๑•﹏•)
こういった自分がどれくらいできているのかわからないまま先へ進むという不安も相まって、だんだんとメンタルがやられてきます
1日で終わるならともかく3日間もありますし、特に2日目の夜は自己採点の具合によっては「あと○問で落ちる」という未来が見えてきてしまうので…
会場によっては3日間メンタルが持たず、途中で会場に来なくなってしまう人もいたとかなんとか
9割は受かると言いますが、相対評価で1割は落とされる試験です
医学そのものの先端化、予備校や教材のレベルアップにともなって試験の難度や医学生の学力もインフレしているので、必要な勉強量は増えているのではないでしょうか
また「国家試験は典型問題だから、キーワードに飛びつけばいいよ」という話をよくききますが、最近はそうでもないような気がします
アルツハイマー型認知症を疑わせるようなキーワードを並べてきたと思ったら、最後に画像で「レビィ小体型認知症でしたーw」とかやられたり…
なんてグチグチと思うところはありますが、6年に及ぶ講義、試験、実習を乗り越えてきたのであれば十分合格に至る能力はあるはずです!
医学生のみなさんは各々の能力に合わせて、適当に頑張ってくださいo(^ヮ^)o
国試浪人の方!相対評価ですし、落ちたのはたまたま運が悪かったってこともあると思いますよ!
ちょっと前のことながら書いてて懐かしかったー!
二度と受けたくない!(๑ᕦڡᕤ๑)