二代目モニカの日々・・・ときどき俳句

【日々のいろいろ、十七文字の世界】二代目モニカです✨日々の出来事やときどき俳句も🐰

海紅句会・8月

2017年08月15日 | 俳句
今週の千葉県はずっと雨模様です

お出かけを予定している方には気の毒なのですが

夏の雨・・・大好きです




先程

日本建築にはまっている息子(中2)が

本で得た知識を確認するために

近所にある八幡神社に行きたいというので

買い物ついでに一緒に行って来ました

得意気に知識を披露する息子の横で

人気のない氏神様に降る夏の雨や

空蝉や

蝉時雨など

俳句のタネになりそうなものを沢山見つけていました




・・・見つけただけです・・・



ここから俳句になるまでが長い長い

ならない可能性の方が大きかったりして・・・

いいんです

そっと心の引き出しにしまっておきました

いつかひょっこり出てきていい仕事をしてくれるかもしれませんしね




さて、主宰の特選句からご紹介です



わたしがと言いさしつぐむ露の草      カノン

(「露草」を「露の草」とするのは無理がある。上五中七に思い入れがある)



ひきがえる鉤の手の道八合目        正隆       

(面白い)



昼の月対岸まではクロールで        モニカ

(意味を言っていないから良い)


※(   )内は主宰の講評



今回私が特選にとった句は


しんがりは飽食の犬長崎忌



です

原爆を詠むのに、現代の飽食の犬をもってきたアイロニー

「飽食の犬」なんて言葉を俳句で見たことがありません

飽食の犬以外何も云っていないのに

作者の思いがきちんと伝わる

迷いなく特選でいただきました

やはり

主宰の句でした

参った・・・!



今月の主宰の言葉より

・対照のものだけを書けばよい

・俳句は一句の中のバランスが大事

・配慮が大事。それを考えるのが俳句

・動詞よりも名詞

・俳句はシンプルに。色々な意味を言わない

・一句の中で切れは一か所

・「や」切れ~連用形で止める

・意味を伝えたい場合は漢字。漢字とひらがなの使い分けを

・動詞を入れると意味があるから、いかようにも取られてしまいかえってわかりずらい

・俳句は意味を少なくして、読者に任せてほしい

・作者が意味を言わなければ、読者が前に出てくる

・俳句は丁寧さがいけない。放り出せばわかる人はわかる

・読者を信じて





赤字の部分

結局は全部同じことを云ってますね

初心の頃は句意をわかってほしくて

あれもこれも盛り込み過ぎ、

それによって焦点がぼけてしまい

読者になんの印象も残らない句になってしまいがちです

「意味」を云ったらつまらない

読み手も「ああ、そうですか」で終わってしまいます

何を云っているのかはっきりとはわからない

でも何か引っかかるぞ

そしてなんとなく感じるものがあってスルーできない

そのあたりを目指したいと思ってはいるけどなかなかね・・・

そんな悶々としたモニカの俳句人生です




次回は

少しずつ形になってきた句集についてのお知らせです


















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