知床五湖の木道の遊歩道で「もしや?」な場面がやってきました。
本当に偶然に立ち寄り、偶然にこのタイミング、偶然にも空が赤くなってきた。。。

あまりの偶然の多さに必要以上にテンションはアゲアゲ!

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夕陽に照らされて知床連山は見る見るうちにオレンジ色に染まっていきます。

雲は瞬く間に切れて
「この夕陽を見てみろ!」
と言わんばかりに海も空も雲もオレンジ色に染まります。

1分か2分ほどの出来事でした。

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水平線がはっきりとし始めて、夕陽が沈む場所の雲がなくなり。。。
急いで海の見える場所へ移動します。

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この時点でもかなり幻想的なのですが。。。

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なんていうんでしょうか。。。
ま、現地では写真を撮って「唖然」「愕然」と見守るだけでした。

太陽の道。とでも言うのでしょうか。。。
あんなに天気が悪くてどんよりとしていたのに。。。

結果的にはこれが今回の一番の「インスタ映え」(笑)
あんなに、食べ物やらなにやらの「インスタ映え」を求めてシャッターを切ってきたのに。。。


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これがNo1でした(笑)

この夕陽はほんの一瞬だけ。
1分か2分後には、「道」は消えオホーツク海へ陽が沈んで行きました。


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沈んでもまだ「幻想的」なのは圧巻です。
ただ、この数分後には「暗闇」が待っているということも忘れてはいけないのです。

木道を戻る為には残り700メートル。
数分間は暗闇の木道を急ぎ足で戻りました。。。

全員で考えてた「ゆる~い」予定では。。。
陽が沈む前に峠に入り海抜700メートルを超える所に位置する「知床峠展望台」で雄大で壮大な景色を見て峠を越えて羅臼に入り、以前立ち寄ったことのある海産物直売所へ寄ることにしていたのですが。。。。。

「超絶インスタ映え」な景色を見れた替わりに待っていたのは。。。
気温が下がりはじめて濃い霧も出始めた暗闇の峠道を抜けて行くという過酷なミッションでした。
センターラインも見えるか見えないかな濃い霧。
前後はもちろんすれ違う車もほとんどいない峠道。

「動物コンプリート」なんて呑気なことが言えない雰囲気。
いつどのタイミングで動物が飛び出してくるかわからないという緊張感。

自然遺産であり秘境であるこの場所は「エゾリス」「キタキツネ」「タンチョウ」「オオワシ」「エゾシカ」「ヒグマ」などなどが当たり前にいる場所。
というか「住まいにお邪魔させていただいている」って場所です。

道路の脇を良く見ていれば「きら~ん」と二つの目が光っていたり「エゾリス」はたまに前を横切ったり車と並走していたりしています。

そんな峠道を慎重に進んでいく大人の修学旅行一行なのでした。。。


◆各記事は下記からどうぞ◆
聖地へGO⑱「ありがとう。てしかが」
聖地へGO⑰「最後の作業と鳥居」
聖地へGO⑯「コッヒー最後の日」
聖地へGO⑮「B級グルメエスカロップ」
聖地へGO⑭「根室ゴルフクラブ」
聖地へGO⑬「その時がやってきた!」
聖地へGO⑫「暗闇の峠越え」
聖地へGO⑪「知床の落日」
聖地へGO⑩「オシンコシンとゴジラ岩」
聖地へGO⑨「天に続く道」
聖地へGO⑧「知床がみてみたい」
聖地へGO⑦「看板ど~すっかな」
聖地へGO⑥「壮大にBBQ大会」
聖地へGO⑤「屋根もD型倉庫も」
聖地へGO④「肉割烹田村」
聖地へGO③「ノロッコ列車はゼンマイ仕立て」
聖地へGO②「まずは腹ごしらえ」
聖地へGO①「タラップで機内へ」
聖地へGO「壁画編」「壁画ができるまで」
聖地へGO「番外編」「出会いは突然に」