世界遺産の東寺を6年ぶりに訪ねてみました。
たまたま、この近くに用事があったので、帰りに寄ろうかとなったわけでして・・・。
ご存じの通り、東寺は平安遷都後一番最初に建てられたお寺です。
かつては、外敵から街を守る羅城門を間にはさみ、西側には東寺と同じ配置の西寺もありました。まさに平安京の表玄関でした。
東寺・西寺は当初は、他国からの賓客をもてなす「迎賓館」だったらしいですね。
後に寺院となり、国家鎮護の教王護国寺となったわけで、823年、嵯峨天皇より空海に下賜され、真言宗総本山、密教根本道場となりました。
本来真言宗の本尊は大日如来ですが、こちらは薬師如来が本尊です。
当初(空海に下賜される以前)は、皇室との結びつきが深かった天台宗系の寺院であり、その頃に薬師如来を本尊として祀っていたのではないかと思われます。
空海は、後に講堂に大日如来をはじめとする立体曼荼羅を安置しました。
まさに、空海自身の真言宗、仏様への愛と情熱を注ぎ込んだお寺というわけです。
この日の21日。月例の弘法市(フリーマーケット)の日で、ものすごい数のお店が出ていました。お客さんの数もまたすごかったですね。
弘法さん(空海)もこの賑わいを、さぞ喜んでおられることでしょう。
そして京都のランドマーク的な存在でもある五重塔は、826年創建以来幾度となく火災により消失して、現在は1621年に徳川家光により再建されたものです。
当時は57mもの建築物などはあり得ない時代。それこそ京都の庶民たちは、現代のスカイツリーぐらい度肝を抜かれたことでしょう。
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