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【オウム麻原死刑執行】上祐元幹部の会見 / 上祐史浩の重要インタビュー再掲! ロシア政府とオウムの裏取引と武器売買、空中浮揚のウソ、アレフの実態…!

2018-07-06 13:33:33 | テロ

オウム死刑執行を受け上祐元幹部「微妙な緊張感が少し落ち着くのではないか」

2018.07.06 12:30        Ameba TIMES

 

 オウム真理教のかつての教祖・麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚(63)ら7人の死刑が執行されたことを

受け、元幹部で「ひかりの輪」の上祐史浩氏が会見を開いた。

 

 オウム真理教の元幹部として上祐氏は「あらためて被害者への賠償に務めるとともに、アレフの

拡大抑止など事件の再発防止に務めていかなければいけないと思っています。

当時私は重大な責任を有しており、それに鑑み、この機会をいただき、被害者、ご遺族の方に深く

お詫び申し上げたいと思います。そして麻原死刑囚に関しては、10年以上前にオウム・アレフを

脱会しておりますので、特段かつてのような思いはありません。逆にと言いますか、麻原から離反し、

批判して参りましたので、麻原、その他から見ると裏切り者でした。そういった意味では一種の緊張が

あったのが、今回の執行によってその微妙な緊張感が少し落ち着くかと率直なところだと思います」と

コメント。

 

 記者から「アレフ」への思いについて問われると、

「まだ麻原を絶対とする盲信の中にいて、若い信者の勧誘においては一連の事件が陰謀であると

主張しています。その事実は『ひかりの輪』が行っているアレフ信者の脱会支援で確認されています。

改めて死刑の執行を受け止め、事件への関与を認め、反省・謝罪した上で被害者団体の皆さんと

今度こそ賠償契約を改めて締結し、これの実行に入ってもらいたいと思います。アレフと被害者団体の

皆さんは賠償の支払いの点で係争状態ですが、この裁判が早期に結審し、賠償が履行されることを

望んでいます。理想としては裁判でアレフが争うことなく、賠償に応じてほしいと思います」と訴えた。

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【オウム麻原死刑執行】上祐史浩の重要インタビュー再掲! ロシア政府とオウムの裏取引と武器売買、空中浮揚のウソ、アレフの実態…!

2018.07.06  TOCANA


 6日、法務省は1995年3月の地下鉄サリン事件など計13事件で27人を死なせたとして有罪が確定した、

オウム真理教元代表の松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(63)ら7人の教団元幹部の死刑を執行したと発表。

一連の事件では13人の元教団幹部の死刑も確定しているが、執行は初めてだった。

長きに渡って物議を醸してきた事件が一つの節目を迎えたことで安堵する声がある一方で、事件の本当の

真相が松本死刑囚の口から語られることなく沈黙のまま終わったことに複雑な気持ちを抱く者も多いようだ。

 

 トカナでは2017年11月にオウム真理教の元幹部であり現在仏教哲学サークル「ひかりの輪」代表として活動する

上祐史浩氏にインタビューし、当時を知る上での重要な証言を聞き出している。

オウム心理教とは一体何だったのかーーここに再掲する。

 

あの地下鉄サリン事件から22年――。菊地直子に高橋克也と、かつてオウム真理教に所属しながら最後まで逃走を

続けていた元幹部が次々と逮捕され、「教祖・麻原彰晃こと松本智津夫の死刑も年内に執行されるのでは?」という噂がある。

 

 そこで筆者・深月ユリアは、オウムとは何だったのか改めて実態を明らかにし、今後の日本はどうあるべきか探るため、

かねてより親交のある上祐史浩氏にインタビューを敢行した。

過去にはオウム真理教の外報部長として教団のスポークスマン的役割を果たし、現在は仏教哲学サークル「ひかりの輪」

代表として精力的に活動する上祐氏。かつて、世紀末の日本そして世界を騒然とさせた事件の渦中にあった人物は、

いま何を想い、どのような未来を見ているのか? すべてを真っ向から語ってもらった!

 

■物々しい警戒態勢の中で

現在、上祐氏は「ひかりの輪」本部がある千歳烏山のマンション一室に暮らしている。周囲は一見、キンモクセイの

香りが漂う閑静な住宅街といった風情だが、そのマンションだけが異質な雰囲気を醸し出している。

 

「我々はあの地下鉄サリン事件を忘れない!」

「ひかりの輪・アレフ反対 解散せよ」

「3・4・5階は一般住民 大迷惑」

 

 廊下部分に、巨大横断幕が掲げられている。このような住居で、上祐氏は果たして平穏無事に暮らしているのだろうか?

さらにマンションの敷地内には警察官詰所が設置され、警察官と公安警察が24時間体制で見張っている(※)。

もちろん取材の際には、名前と来訪目的を申告しなければならない。「ひかりの輪」本部に出入りする人間は、

それがどんな目的であれ、少なからずマークされる運命にあるのだろう――。

 

 諸手続きを終え、ようやく「ひかりの輪」本部である一室へと足を踏み入れると、ほのかに線香が香り、荘厳な仏像の

絵が飾られた穏やかな空間が広がっていた。上祐氏は、筆者と編集者をにこやかな笑顔で迎え入れてくれ、

インタビューは終始和やかな雰囲気のもとで進行した。

 ※ 団体規制法に基づく観察処分による措置。このインタビュー直後、9月25日に「ひかりの輪」に対する観察処分の更新を取り消す決定が東京地裁によって下されている。

 

■社会から注がれる眼差し、変化の兆し?

 ――よろしくお願いいたします。まず、マンションに掲げられた横断幕を拝見しましたが、あれはどのように

受け止めているのでしょうか? 嫌がらせに近いものなのでしょうか?

 

上祐史浩氏(以下、上祐)  私が思うに、嫌がらせというよりも、同じマンションの他の階に住む一般の方が、

外部の人たちに対して、自分たちと「ひかりの輪」の会員が暮らしている階を区別する意味合いが強いと思います。

15年前、「アレフ」(オウム真理教の後継団体とされる)としてこのマンションに130人くらいで引っ越した直後には、

右翼団体に銃弾を撃ち込まれる事件も起きましたから。

 

 ただ、その後15年間は事件などもなく、さらに2007年に私は「アレフ」を脱会し「ひかりの輪」として独立、

現在このマンションに住んでいる会員は、わずか6人です。事情をよく知るマスコミの方は「昔とは隔世の感がある」

と言いますが、昔の大きな団体のイメージはなかなか消えず、4年前に大雪が降った時には「なんで『ひかりの輪』の

人間は誰も雪かきをしに出てこないのか」と近隣住民の方からお叱りをいただきました。

しかし当時、実際には6人全員、仕事で外出していました。こうして対話ができる近隣住民の方には、

折に触れて現状を説明させていただいています。

 

――なんと! 銃撃事件まで起きていたのですね! しかし、敷地内の警察が24時間監視しているという意味では、

むしろ他より治安の良いマンションといえるのかもしれませんね。

 

 ■麻原の空中浮揚、衝撃の真相

 ――次に、麻原の死刑がいまだに執行されない理由は何でしょう? 「アレフ」信者の暴走を危惧してのことなのでしょうか?

 

上祐  まだオウム元幹部信者である高橋克也被告の裁判が終わっておらず、慣例上、共犯者の裁判中は、

麻原の死刑を執行することはできないのでしょう。ただし、その裁判の終了は近づいており、麻原を含めオウムの

死刑囚たちが一斉に死刑執行される可能性もあると聞いています。

 

――「アレフ」はオウム真理教の後継団体とみなされていますが、信者はいまでも麻原を信じているのですか?

 

上祐  私たちは、「アレフ」を脱会したい信者からの相談を受ける体制を取っていますが、その経験から

「アレフ」は、自らを名乗らずヨガの勧誘のような形で人々に近づいて、その後「オウム真理教による一連の事件は

全て陰謀だ」と主張して入信させる、というやり方を取ることが通常です。その意味で、依然として麻原を盲信して

いると言わざるを得ません。ただ、脱会の相談者も決して少ないということはなく、中には悩んでいる、迷っている

人もいると思います。

 

――それにしても、麻原には本当に霊能力や超能力があったのですか? 体が宙にとどまる空中浮揚は本当にできたので

しょうか?

 

上祐  超能力というべきものは無かったと思います。ただし、これは表現が難しいのですが、人の心などを洞察する

直観力などは、普通の人より長けていたと思います。麻原は幼少期より視覚障害を抱えています。目や耳が不自由な人が、

それを補うために他の感覚が極めて鋭くなるという話がありますが、麻原もそうだと思います。

聞くところでは、全盲の麻原の兄は、直観の鋭いカリスマ治療家で、麻原が心服していたいう話もあります。

 

 しかし、教団が宣伝した空中浮揚などは、嘘だったと思います。少なくとも私は、空中浮揚を見たことがありません。

跳ね上がることはあっても、浮揚することはなかったと思います。私が入信する前から、麻原の空中浮揚として

『週刊プレイボーイ』誌の写真が有名で、それを教団の書籍でも使っていましたが、「アレフ」を脱会する前後によく

調べた結果、あれは跳ね上がった瞬間を撮ったものであり、週刊誌は面白半分で掲載したとわかりました。

 

――ずいぶんあっさりと真実がわかってしまいました(笑)。手品レベルということですね。では、オウム信者たちは

「麻原には霊能力や超能力がある」と、まんまと騙されていたのですね?

 

上祐  空中浮揚はそうだと思いますし、麻原の直観力・洞察力にしても、誇大宣伝だったと思います。

ただし、一番騙していたことは、早川紀代秀(死刑囚)がロシアから原料を購入して土谷正実(死刑囚)が調合した

LSDなどの薬物を信者に飲ませ、麻原の力で神秘体験ができたと思い込ませていた点だと思います。

 

■ロシアの武器商人とのパイプもあった!?

 ――オウムは本当にロシアのマフィアと繋がっていたのでしょうか!?


上祐  武器商人という意味では、政界自体がマフィアだと言う人もいるのがロシアという国です。

最初はロシア側から麻原に「500万円でモスクワ大学での講演をしないか?」(大学が講演料が払うのではなく、

オウムが大学で講演する権利を買い取る)という話が来ました。ある日本の大宗教団体のIも、そうして講演したそうです。

ですから、講演したのは、名誉でも何でもありません。

 

 その後、当時のロシア政界のナンバー2であるオレグ・ロボフ氏(安全保障会議書記)にまでコネができて、

実現はしませんでしたが「1億円でエリツィン(ロシア初代大統領)と面会して写真を撮らないか?」という話もありました。

 

 そして、詳しい事情はわかりませんが、早川は「戦車がいくら~」といった“武器の値段リスト”を持っていました。

私は、早川が自分をロシア側に、武器商人であるかのように思わせたと考えているのですが……。

その結果オウムは、攻撃兵器ではないものの軍用ヘリコプターを(完成品ではなく)部品で購入しました。

しかし、結局は組み立てられず、ロシア側に大金を取られただけの結果となり、相手の方が一枚上手だったのでは、

と思います。

 

――恐ろしい国ですね。現プーチン大統領もマフィアのようなものだと思いますか?

 

上祐  武器の扱いなどは日本とは大違いで、知らない人には驚きでしょうね。ブーチン氏も元KGB(ソ連国家保安委員会)

出身ですが、彼個人というより国全体の性格・体制からして異なるのだと思います。

アメリカにも「軍産複合体が政府を動かし、戦争を誘発している」という陰謀論がありますが、ロシアではそれどころか、

ロシアからの独立を求めてテロを行うチェチェン共和国にロシア軍の武器がどんどん流れてしまい、大きな問題に

なったほどですから。

 

  なるほど、ロシアという“マフィア国家”と、オウム真理教の“ただならぬ関係”は確かに存在していたようだ。

麻原彰晃という男の嘘と真実もハッキリした。そして今、上祐氏が過去のオウム事件を冷静に振り返りながら、

社会との関係を再構築する模索のさなかにあることもわかった。では、そんな上祐氏は日本と世界の現状と未来について、

どのような想いを抱いているのか?


インタビュー前編のみ転載してます。

インタビュー中編はコチラ!

インタビュー後編はコチラ!


上祐史浩
1962年、福岡県に生まれる。早大大学院理工学研究科修士課程を修了後、宇宙航空研究開発機構に入団するも、まもなく退職し、オウム真理教に出家。地下鉄サリン事件発生時にはモスクワに滞在、事件後に帰国し、教団のスポークスマンとなる。偽証罪で逮捕され、出所後「アレフ」代表となるが、麻原・オウム信仰から脱却し、2007年に脱会、現在は「ひかりの輪」(東西の思想哲学の学習教室)の代表。

 

深月ユリア
ポーランドの魔女とアイヌのシャーマンの血をひき、魔女占い師・魔女優・オカルトライター・ホラー映画プロデューサーとして国内外で活動。深月事務所代表、TR総合探偵事務所で心霊捜査担当。


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