老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

信心の崖に現る夏至観音

2016-06-23 11:24:23 | 俳句

今年も小豆島の切崖に、観音様のお姿をした影が現れたとニュースが流された。
いつも夏至の頃、巌に生まれる影の形から、夏至観音と呼ばれ、信仰の人が、拝みにゆくらしい。



梅雨の晴れ間に少し、部屋掃除。
押入れを開けると、あるはあるは、暖簾にタペストリー。
暖簾は、さすが手造りは無し。
タペストリーや、小物が、山のように出てきた。

俳句を休んでいた時間の歴史でもあると思った。

       

パッチワーク教室へ通い始めた初期の、タペストリー。
教室でお友達になった方も沢山。
この、タペストリーも手持ちの端切れを交換しながら製作。
長椅子の背もたれにしたり、膝掛けに使用したので、ずいぶん傷んでいる。

パッチワーク、リメイクと手仕事にうつつをぬかす?この言い方はちょといかがか。
仲間と旅に行ったり、お茶したり、楽しんだ日々だったではないか!

しかし、きれいさっぱり俳句を忘れていられたことだ。
老化と病魔が潜んでいて、身体にガタがきかけて
「そうだ俳句」となった。
俳句の埋もれ火がどこかでくすぶっていたらしい。
俳句を再開して五年。
勉強を一からやり直し。

「単純化」「季語偏重」「かろみ」
が私が学んでいる最たること。

素晴らしい表現の若手の方の俳句に出会う。
研ぎ澄まされた感性に、触発されることしばしば。

元々、味噌の無い脳を搾っているのだから、自然体でゆくしかない。

押入れ掃除から、こんな雑感の一日の始まり。


    🍒   潜水服干しある庭や浜万年青

    🍒   コロボックル起こさぬやうに蕗を刈る



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