老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

   姫 元気でいてよ    🐈

2018-02-21 11:11:25 | 俳句
        

 一日中、まあるくなって眠っている。
その内の二~三時間は私の膝の上。テレビにかじりついていると気がつかぬ間に膝が重くなっている。姫が長く伸びている。
背中を撫ぜてやると、私の顔を見上げて長し目をおくる。
やせて私の手の平に触れる背は骨と皮になっている。毛がふさふさとしているから、見た目には普通の毛深い猫だが、哀しくなるほど痩せているのである。肉がそぎ落とされている。
食欲も減っている。病院でもらってくる、消化の良い老猫専用の餌以外食べなくなっている。


 この元気だった頃のしっかりとした、難しい表情。これがまさしく 姫 の顔なのである。
犬と散歩に出かけた私を待って、塀の上から辺りを見回している。
犬のように特別に喜びを身体では表現はせぬが、姫の心の内は自然に伝わってくる。


9年
    😺    猫じいっと哲学者めく朧かな

 > 「哲学者」と呼ばれる黒猫が人間への仕返しをもくろむ雀と蜜蜂に講釈を垂れる。
「人間の腹の中にはそれぞれ虫が潜っていて、こいつの頭のふりよう一つで、平気で世間を相手に気儘気随をおっ通したがる病がある」
明治生まれの詩人、薄田泣菫が残した言葉を引き合いの今朝の「よみうり寸評」。

昔から、猫は哲学者と、、、、誰が観ても猫は哲学者だ。そんな事に気ずかず、哲学者めくなどと詠んだ、しりとり俳句に反省をする。まだまだだな、私の勉強は。

気儘気随と書かれているのは、突然に辞任をした西宮市長の事。
私が思うに、どっかの国の首相夫婦もそうだと感じる。天心爛漫の夫人を制御できぬ総理、国を任せられるのか?
代わる者がいない、全く国の不幸だ。
    
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