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2017年08月14日

漫画『百年のワルキューレ』1巻の感想とあらすじ

『百年のワルキューレ』1巻の感想。



百年のワルキューレ
著者:三月 薫
掲載:ヒバナ
1巻発売日:2016年6月16日


あらすじ・概要

百年に一度、「ギフト」と呼ばれる天からの祝福を受けた女「剣乙女(ワルキューレ)」が誕生し、その者の生涯でただ一人の男にだけ絶大なる力を持つ「神剣」と「愛」が授けられる世界。そして、剣乙女の力を手にした一人の男による、血に塗れた革命によって、最北の国・ローレシアの歴史がひとつ変えられた。
それから7年、革命によって弟以外の何もかもを失った元皇子のクラウス・フィンブル(ニコライ)は、身を寄せているハイデルブルグの国から、ある内密の調査で訪れていた祖国の地で一人の少女と出会う。奇しくも、クラウスが助けたその少女・アーシャは、この世界で五度目となる祝福を受けた新たな剣乙女だった。
クラウスとアーシャ、2人の出会いはやがて世界に戦乱を起こす、運命の恋となる――。

革命によって全てを失った皇子と、絶大な力をただ一人の男にだけ与える祝福を受けた少女が出会ったことで巻き起こる、世界を揺るがす戦乱と、百年に一度の運命の恋が記された物語。
運命の恋と戦いを描いたロマンシング・ファンタジー。帯での謳い文句は「この世界は一人の女に狂っている」。月刊少年マンガ誌「少年マガジンエッジ」の2017年2月号にて連載開始。
作者はこれまで少女マンガ誌で活躍されていた漫画家・三月薫(さんがつ かおる)先生。

感想・紹介


どうでもいい話ですけど、そういや少女漫画で重力無視したおかしな髪型のキャラクターってあんまり見ないなぁ・・・なんてことを意味もなく考えてしまいました。女性漫画に限らず、その畑出身の方や、影響を受けてるっぽい女性漫画家の生み出すキャラクターにも言えますね。まあ、こんなことはいちいち考える必要もないほど常識的な答えはあるのかもしれませんけど。
少女漫画は少年漫画より、読者が感情移入、又は自己投影できて共感してもらうことの重要性が高いから、普通の恋愛モノであっても、ファンタジーであっても、自分と重ねることが困難な見た目は避けてリアル寄りにしてるのかなと。それに、少女漫画は顔や上半身だけのコマ割りが多く、セリフを少なめにして表情や雰囲気から心情を感じ取る描写も目立つので、意識を逸らされてしまう突飛なデザインも邪魔でしかないのかもしれませんね。それとも、単純に作者さんの願望かな?
うん、ホントどうでもいい話だ・・・。さて、気を取り直しまして、今回は少女漫画出身の漫画家さんの作品『百年のワルキューレ』を紹介させていただきます。

国を追われた元皇子の主人公と、絶大な力を一人の男にだけ授ける剣乙女であるヒロインの、世界を巻き込んだ「恋」と「戦い」と「成長」の物語。
可愛くて素敵なロマンスもある剣と愛の正統派ファンタジーです。『ボクラノキセキ』や『流星傘下』辺りを楽しめた人は特に好きそうな内容でしたね。
表紙は、その眼差しからは強い意志を感じさせる頬を血に染めた主人公と、怯え悲しむかのように涙を流すヒロイン。このイラストがとても印象的だったので思わず手に取ってしまいました。

この世界では、百年に一度「ギフト」と呼ばれる天からの祝福が一人の女性に落ち、人の理から外れた不変の存在である「剣乙女(=ワルキューレ)」が誕生します。
“神鉄の剣を抱く”その女性から選ばれた男は、国どころか世界にすら影響を与えてしまう絶大な力「神剣」を手にするとされ、その力を授けられる相手が生涯でただ一人の男だけとあって、女を巡って国同士の争いが起きてしまうことも。
物語は、第4代目のワルキューレ「イリヤ」から神剣を与えられた元傭兵・ヴィクトル・ソルダートが、最北の国「ローレシア」で革命を成したところから始まります。
「ワルキューレ」・「革命」・「神剣」、そして「運命の恋」など、ワクワク要素を多く盛り込んだなかなか良いファンタジー設定ですね。

主人公はローレシアの元第一皇子「クラウス・フィンブル」(元は「ニコライ」という名前)。革命時に皇帝だった父をはじめ、母も3人の姉たちも無残に殺され、ニコライも弟のアレクセイと一緒に殺されかけたところ、彼の何かを気に入ったヴィクトルの気まぐれで生き延びました。
その後は皇后(母)の祖国「ハイデルベルグ」に保護してもらい、名前もクラウスと改め、7年後の現在は国家軍隊「リッターオルデン」内で編成された実力重視の特殊戦闘部隊「赤腕」に所属。黒髪の優しく真っ直ぐな性格のイケメンに育ちました。
そして、ギフトの光が再び地上に落ち、クラウスがその調査のために潜入した祖国・ローレシアで出会ったのが、本作ヒロインの少女「アーシャ」。秘密の潜入任務でしたが、悪漢に追われていた彼女の「助けて」と涙する姿を放っておけず、カッコ良く剣を抜いて救出。そして偶然にも、助けたアーシャこそが第5代目となるワルキューレでした

そこから、クラウスは同意の上でアーシャをハイデルブルグに連れて行き、彼女の専属の護衛となって親交を深めていきます。そして、ローレシアの王となった仇であるヴィクトルと再会したりと、色々動き出そうというところで1巻は終了。
気になる要素が多くて困ってしまいます。特に、4代目のイリヤが93歳でヴィクトルを選んだのは確かでも、100歳になった彼女たちワルキューレがいったいどうなるのかは不明で、不変ということは不老不死の可能性が高いと思ったのですが、イリヤは既に最期を迎えているようです。ただ、そうなると“共に生きて共に終える儚い最強の剣”という一文がまた疑問でして、イリヤが最期を迎えているにも関わらず、選ばれたヴィクトルは今もピンピン元気で神剣も使えてるんですよね。
ワルキューレは人の姿を捨てることで神剣になるのかな?そしてその条件が「恋」であり、不変というのは神剣の形と力で、手にした男の命が潰えるときに神剣となった女も共に潰えるのかも。と、予想を書いといてなんですが、そうなるとクラウスが神剣を手にすることが難しくなりますので外れてそうですね。
まあ、1巻は世界観の説明が主だったので、他にもある多くの疑問はこれから少しずつ解明されていくでしょう。

ではこんな感じで、運命の恋と戦いの正統派ファンタジー『百年のワルキューレ』1巻の紹介でした。少年漫画ですけど女性読者の方が好みそうな内容でしたね。
ファンタジーとしてのワクワク感だけではなく、作者さんが少女漫画出身とだけあって絵は繊細で美しく、クラウスとアーシャ2人の始まりかけた可愛い恋模様も面白そう。アーシャはその境遇も起因してかちょっとチョロイところがあるけど可愛いヒロインで、クラウスも優しくて強いカッコイイ主人公でした。
シリアスで重く切ない雰囲気は漂っていますが、コメディ要素もあるので読みやすい作品にはなってます。あえて問題点を提示するなら、戦闘シーンにもう少し躍動感とファンタジーらしい迫力が欲しいところ。とは言っても、全体的にはとても良く出来ている作品なので、クオリティを下げずに描いて長く続いて欲しいですね。
とても面白かったです。2人の運命が切なく悲しいものではなく、幸せな結末になることを望んでます。

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ハネ吉
とにかく漫画が大好きです。愛してるといっても過言ではありません。どんなジャンルにも手を出しますね。正直、文章力にはあまり自信はありませんが、なるべくうまく伝えられるようにがんばります。ちょっとだけでも読んでもらえたらうれしいです。 ちなみに、甘い物とネコも大好きです。
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