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2017年09月20日

【カードキャプターさくら】マンガ 感想&あらすじ 20年以上たった今尚多くの人に愛され続ける伝説の魔法少女作品

なかよし。1996年6月号から2000年8月号まで連載。全12巻
       [新編]2016年7月号から連載中。既刊2巻
作者:CLAMP



あらすじ

私立友枝小学校に通う4年生の木之本桜(きのもと さくら)は、母親を早くに亡くしているため、現在は父と兄の3人で暮らしている元気がとりえの女の子。

ある日、父の書庫で不思議なデザインをあしらわれた古い本を見つけたさくら。本を開いてみると、ぬいぐるみのような姿で大阪弁を話す封印の獣・ケルベロス(ケロちゃん)が現れ、中には魔術師クロウ・リードが創った魔力を持ったカードが封印されていたことを聞かされる。

だがしかし、ケルベロスはカードの守護者でありながらつい30年程居眠りしてしまい、その間に封印が解けてカードはあちこちに散らばってしまった。

「『クロウカード』――その封印が解かれるとき、この世に災いがおとずれる」

カードが災いをもたらす前に再び封印を施すため、魔法の素質を見込まれたさくらはケルベロスから「封印の鍵」を託され、勝手に「カードキャプター」を任されることに。

かくしてさくらは、ケルベロスともう1体の守護者・月(ユエ)、クロウの遠戚の少年・李小狼(リ・シャオラン)、そして親友の知世(ともよ)たちと共に、実体化したカードを全て回収するため様々な事件に立ち向かっていく。


主要登場人物

ネタバレも含まれているので注意


・木之本 桜(きのもと さくら)
主人公。私立友枝小学校4年生の女の子。チアリーディング部所属。運動神経が抜群に良く、特にバトンが得意。毎朝ローラーブレードを履いて登校。母・撫子(なでしこ)を早くに亡くしているため、現在は父・藤隆(ふじたか)と兄・桃矢(とうや)の3人で暮らしています。
明るいことがとりえの、とても素直で思いやりのある優しい性格。頑張り屋ではあるけど、天然且つ少々ドジな一面もあります。兄が原因でオカルト系が大の苦手。「はにゃ〜」や「ほえ〜」などが口癖。
元々魔法を使う素質があったことから、父親の書庫にあったクロウカードの本の封印を解いてしまい、目覚めた守護者・ケルベロスによってカードキャプターにされてしまいました。「なんとかなるよ、絶対だいじょうぶだよ」という無敵の呪文を持ちます。
小狼とは当初こそカードと雪兎のことでライバル関係にありましたが、協力してカードに立ち向かうなかで次第に親しくなり、告白を受けたことで彼への恋心を自覚しました。雪兎に憧れを抱いていましたが、それは恋愛感情ではなく父や兄に向けるような家族愛に近い。

・ケルベロス
クロウカードの守護者の1人で「選定者」。愛称「ケロちゃん」。本の封印を解いたさくらの魔法を使う素質を認め、了解を得ないままカードキャプターに選んでしまいました。長いこと本が大阪にあったことから、その影響を受けてすっかり大阪弁がうつってしまいました。たこやきと甘い物が好物。
本の護り役でありながらついつい長いこと居眠りしてしまい、そのせいでクロウカードが飛散する事態に。「太陽」をシンボルとする「炎」と「地」を司る守護獣であり、普段は羽の生えた小さなぬいぐるみのような姿ですが、さくらが「火」のカードを回収したことで真の姿(大きな白い翼が生えたライオン)に戻ることが可能になりました。

・大道寺 知世(だいどうじ ともよ)
さくらの同級生で親友。私立友枝小学校4年生。コーラス部所属。大企業「大道寺なんとかかんとかコーポレーション」社長の一人娘であり、ボディーガード付きの豪邸に住んでます。ですわ調のお嬢様口調。誰にでも物腰柔らかいおっとりした性格ながらも、年の割に冷静で思慮深く、その上さくらのことになると熱くなる一面もあり。歌と裁縫が得意。
とにかくさくらのことが大好きで、カードキャプターの活動への協力とかこつけて、自作したコスチュームを毎回着せてはビデオカメラで撮影し、それをコレクションして鑑賞することに喜びを感じています。親友以上の特別な好意を抱いていますが、さくらの幸せが第一であるスタンスを持つことから、小狼との関係を純粋に応援。
母・園美がさくらの母・撫子と「いとこ」同士であるため、2人は「はとこ」の関係。知世の長い黒髪は、撫子のことが大好きだった園美が彼女に似せたかったから。

・李 小狼(リ・シャオラン)
香港からクロウカードを回収しに来た転校生の少年。イギリス人と中国人の両親を持つクロウ・リードの、母方の実家である李家の出身。高い魔力と身体能力を持ち、武術も得意。
基本的にはクールな性格ですが、恥ずかしがり屋なところもあり、さらにさくらと同じぐらい純粋な心を持つため、ありえない嘘でも簡単に受け入れてしまう素直な一面もあります。
クロウカードの封印が解けたことを察し、それを回収するため日本に訪れて来ました。当初はさくらのライバルとしてカードの奪い合いをしていましたが、お互いのことを知るにつれ徐々に親しくなり、自身が回収するよりも彼女のサポートに徹することが増えていきます。さくらがクロウカードのマスターになってからも日本に留まり、以降はカードがないため剣と武術、そして護符を主体にした戦い方へ移行。この生活のなかでさくらへの恋心を抱くようになり、最終巻にて想いを告げました。
ちなみに、アニメ版では彼の従妹にあたる「李苺鈴(リ・メイリン)」というオリジナルキャラクターの女の子が登場。

・木之本桃矢(きのもと とうや)
さくらの兄。友枝小のすぐ隣にある私立星條高校の2年生。長身のイケメンで成績優秀・スポーツ万能なことから、親友の雪兎と共に女子人気が高い。
さくらのことを「怪獣」呼ばわりするなど意地悪なことばかりしてきますが、本当はいつも心配して気にかけている妹想いのお兄ちゃん。大切な妹に近づく小狼とは何かと衝突しがち。
守護者たちが認めるほどの強力な魔力の持ち主。さらに、母の魂を視認できる高い霊感を持ち、さくらは幼い頃から幽霊の話を聞かされていたせいでオカルト系が苦手になってしまいました。さくらがまだユエの存在を支えるほどには成長していなかったとき、消失の危機に陥っていた彼に「さくらも守って自分(雪兎)も守ってくれ」と告げ、全ての魔力を託しました。
さくらがカードキャプターであることには気づいていますが、自ら関わることはせず、素知らぬフリをして邪魔にならない距離で見守っています。

・月城雪兎(つきしろ ゆきと)/月(ゆえ)
桃矢のクラスメートで親友。私立星條高校の2年生。桃矢と同じく秀才でスポーツも抜群のセンスを見せ、やはり女子人気が高い。おっとりした柔和な性格で、いつも優しい笑顔を欠かさない銀髪メガネ男子。細身な見た目に似合わずかなりの大食い。さくらの憧れの人であり、小狼も好意を寄せていました。
実はクロウカードの守護者の1人である「審判者」であり、人間の雪兎は仮の姿。見た目は翼を背に持ち、銀髪を腰辺りまで伸ばした無表情の美青年。「月」をシンボルとし、「風」と「水」の属性を司る存在。元の主であるクロウを深く敬愛しているため、当初はさくらを認めようとしませんでしたが、彼女の優しい想いと力に触れたことで新たな主と認めました。雪兎はユエとしての記憶は持ちませんが、ユエは雪兎として活動してるときの記憶もあります。
月の性質上自ら魔力を作り出すことはできず、他者から魔力を供給する必要があるため、1度それが原因で消失しかけるも、桃矢から全ての魔力を託されたことで安定しました。

・柊沢エリオル(ひいらぎざわ エリオル)
さくらカード編から登場したイギリスからの転校生。年の割りに落ち着きのあるメガネをかけた柔和な少年。さくらとはすぐに打ち解け、そのことで彼女に惹かれ始めていた小狼から敵意を向けられるも、その感情にすらすぐ気づいて
さくら編で巻き起こる事件の黒幕であり、その正体はクロウ・リードの記憶と魔力を引き継いだ転生者。自身が創作したルビー・ムーン(月)とスピネル・サン(太陽)の従者を従え、さくら達には気づかれずに事件を起こしていました。そこに悪意はなく、「闇の力」を源にしていたクロウカードに対して、さくらが目覚めたのは「星の力」であったため、属性の違いからカードが力を完全に失う前に、さくらの魔力で「さくらカード」に創り変えるよう仕向けていました。
ちなみに、前世では強大過ぎる自身の力に悩んでいたことから、亡くなる前に魂を2つに分けていました。ひとつがエリオルとなり、もう片方を宿して産まれたのはなんとさくらの父・木之本藤隆です。


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感想・見どころ

ここ近年、かつて多くの読者を魅了した名作マンガの復活情報が続々舞い込んで来ます。まあ、大人の事情でしぶしぶなんていうケースも多いと思われ、この復活劇についてはファンの間でも様々な意見があるのでしょうけど、個人的には不安を抱きながらも、より激しく嬉しい感情が溢れてたりします。
『フルーツバスケット』が9年ぶりに新連載スタートしたときは本気で喜びましたね。あと、少し前になりますけど『魔法陣グルグル』の復活新連載にも歓喜させられました。
これから特に注目してるのは、やはり18年ぶりに復活と相成った『るろうに剣心』。既にスタートを切ったとはいえ、私のような単行本派にはまだまだおあずけ状態が続くことから、この手に届くまで首をおもいっきり長くして待つとします。

さて、今回紹介させていただくのは、傑作として名高い懐かしき魔法少女漫画『カードキャプターさくら』。新章がスタートし、2018年にはアニメも放送されるので、かなり今更ですけどその魅力を書いてみようと思います。

偉大な魔術師によって創作され、永き封印から解き放たれた魔法のカードを巡り、魔法少女となった小学生とその仲間たちが、巻き起こる数々の不思議事件に立ち向かっていく物語。
少女漫画に掲載されている魔法少女作品。コミック単行本は通常版[全12巻]・新装版[全12巻]・記念版[全9巻]が発行されています。漫画を原作としたアニメ(クロウカード編[全46話]/さくらカード編[24話])、映画[2作品]、ゲームなど、多方面でメディアミックスされている作品。
現在は約16年ぶりに復活を果たし、同誌で新章「クリアカード編」が連載中。さらに、2018年1月からの放送予定でテレビアニメ化も決定しています。
作者は『XXXHOLiC』や『魔法騎士レイアース』など多くの名作を生み続けている女性漫画家集団・CLAMP(クランプ)。現メンバーは大川七瀬(おおかわ ななせ)、いがらし寒月(さつき)、猫井椿(ねこい つばき)、もこな、4人の先生方。過去にも様々な漫画家が在籍されていたそうです。

『悪』なきやさしい世界観から生まれた愛され続ける魔法少女

1990年代中頃に連載開始され、その後に放送されたアニメの影響を受けるなどして、たちまち女の子だけではなく広い層から絶大な人気を集め、20年以上たった今尚愛され続ける伝説とも言える作品。
漫画からでもアニメからでも夢中になっていた人はとても多く、オタクを大量製造して世に解き放った作品としても有名ですね。しかも、それはメインターゲットだったちびっ子に留まらず、大きなお友達まで生み出すことになりました。なんという罪深さ・・・。

カードキャプターとなった小学生の少女・さくらが、封印から解き放たれてしまったクローカードを、仲間たちと協力しながら回収していくというのが本筋の流れ。

この実体化するクローカードの設定が面白い要素のひとつでして、1枚1枚にしっかりとした個性があるうえ、ただ回収して終わるのではなく、それ以降の魔法バトルにも適材適所で活かされています。なので、毎回事件が起きて解決するまでの大まかなパターンは同じても、今度はどんな魔法が飛び出すのかというワクワク感がありました。どちらかと言うとアニメ版の方が顕著にその傾向は現れていたと思います。
単純にカードを集めていくという行為自体が良いアイデアでしたね。

大きな特徴として、事件を起こすカードたちにも、事件を裏で企てている者にも、そしてさくら達が関わっていく様々なキャラクターの中にも、「悪意がない」という点が挙げられます。プリキュアのような正義vs悪というわかり易い構図はなく、敵は現れても真の意味での悪者は存在しません
まさに「理想」を象ったやさしい綺麗な世界とも言え、これを長所とするか、短所とするかは、それぞれで判断すれば良いと思います。

あと、この手の作品で「変身しない魔法少女」というのは意外と珍しく、わざわざ毎回異なるコスチュームに着替えて事件に臨むなど、非現実の中に多少のリアリティを織り交ぜている点も魅力と言えましょう。

魅力溢れるキャラクターたちが織り成す人間関係

子供だった頃に読んでいたときにはそれほど気にしてませんでしたが、改めて観察してみると人間関係、特に恋愛事情がカオス過ぎる作品でしたね。

過去と現在、両思い・片思い・三角関係、BL(ボーイズラブ)にGL(ガールズラブ)、教師と生徒(小学生)、シスコン、ロリ・・・etc。
忘れてはいけない。これは少女向けマンガ雑誌「なかよし」掲載ということを。

昼ドラも真っ青な濃い要素がこれでもかと詰め込まれています。普通の作品なら同性愛ひとつとっても、重いテーマとしてドロドロな話になりがちです。
にも関わらず、CCさくらの世界ではあまりにも自然な形で見せられるため、ノーマルな私の認識が変なのではと思ってしまうからおかしい。

というより、この物語は全てがノーマルとでも言えましょうか、「好き」という感情に余計な飾り付けをしてないようにも思え、愛に制限や差別がありません。さくらに恋する知世、桃矢に恋する雪兎、その姿がとても自然体であるからすんなり入ってきます。
この人間関係に最初は困惑してしまうかもしれませんけど、何冊か読み進めていくと、拒否反応強い人でも受け入れてしまう自分に出会えるかも。

大人になった今ではこの辺りの要素も楽しめるようになっていたので、魅力の幅が一層広がりました。

可愛いは正義!

上記でいろいろ書いたことだけではなく、魅力ポイントをあげるとキリがない作品なのですけど、結局のところ最終的には「すごい可愛い!」という所に落ち着きます。

特に主人公・さくらは、見た目、内面、言動、どこをとっても可愛すぎました。元気で明るくて人懐っこく、家族や友達が大好きな女の子。
「ほえええええ」や「はにゃあああん」という口癖も、オタクたちの心を鷲づかみにした大きな要因ですね。狙いすぎな気もしなくはないです。ただ、さくらはいつだって自分を飾ることはせず、誰に対しても分け隔てなく自然体で接っしていることから、それがマイナスに働くことは全くありませんでした。

さらに、普通の魔法少女モノなら変身後の衣装はだいたい決まっていますが、CCさくらは違います。もともと変身という要素自体を省いてるため、そこは好きなように出来るという利点があります。
そこで活躍するのがさくらの親友である知世。彼女はお手製のコスチュームをさくらに着せて撮影することが趣味なので、毎回違うさくらの可愛いコスチューム姿を見ることができ、それが人気にも繋がっていたと思います。

その知世自身もさくらに負けず劣らず可愛い女の子だったので、知世ファンもかなりの割合を占めていましたね。かくゆう私も、この作品を読んでいた子供の頃は知世にかなり惹かれていました。

というより、結局のところ登場キャラクターみんな可愛いんですよね。男も女も、大人も子供も、そしてケロちゃんとスピネルも、みんな愛すべきキャラクターでした。

最後に

ではこんなところで、20年たっても色褪せることなく多くの人たちに愛されている作品『カードキャプターさくら』の紹介でした。
いかがだったでしょうか?

「萌え」が先行してますけど、漫画もアニメも結構真面目に製作され、こと「愛」についは別段真剣に向き合っていた作品でしたね。家族、友情、恋、色んな愛の形を偏見なく自然な姿で描かれています。
もちろん、そんな深く考える必要なく「可愛い」ってだけで十分魅力的な作品なので、ライトにあっさり楽しめるのも良いところです。

絵に関してはさすがCLANPといった感じで、乱れもなく安定した作画で最後まで綺麗に描かれていました。魔法の表現はとても美しく、構成も見事な出来栄えだったと思われ、全体的な完成度が非常に高いレベルでしたね。

性別も年代も関係なく、幅広い層の読者に楽しんでもらえる内容だと思いますので、よければ読んでみてください。自信を持って強くおすすめさせていただきます。

あと、現在連載中の「クリアカード編」の動向も気になるところ。2018年冬から始まるアニメ共々楽しみで仕方ないす。

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ハネ吉
とにかく漫画が大好きです。愛してるといっても過言ではありません。どんなジャンルにも手を出しますね。正直、文章力にはあまり自信はありませんが、なるべくうまく伝えられるようにがんばります。ちょっとだけでも読んでもらえたらうれしいです。 ちなみに、甘い物とネコも大好きです。
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