桜川市岩瀬地区の磯部桜川公園にある桜は「桜川のサクラ」とも呼ばれ、謡曲「桜川」では『西の吉野、東の桜川』と並び称される程、古来より桜の名所でした。

平安時代には歌人・紀貫之が名勝桜川の事を、『常よれば春辺になれば桜川  波の花こそ間なく寄すらめ』と歌にしたそうです。

更に室町時代には、当時の櫻川磯部稲村神社の宮司が時の関東公方足利持氏に、花見囃「桜児物語」を献上し、この物語を目にした六代将軍足利義教が世阿弥元清に作らせたのが謡曲『桜川』です。


千年の長きに渡り語り継がれてきた名勝桜川のサクラを見てきた訳ですが、丁度良い具合に桜の花が咲いていました。

公園の駐車場入り口の所にある桜。



駐車場に車を停めて公園内を歩き始めると、駐車場から程近い場所に桜が咲き乱れ、花見をしている人達がチラホラ見かけます。




何かの石碑。
石碑の裏手にはデカイ木が天に向かって伸びています。



そして先を見ると階段があり、その先にはまだ桜が咲いています




何やらお堂みたいなのも公園の敷地に建っています。




茨城百景「桜川の桜」




名勝櫻川


桜川の説明版


桜川公園から歩いて磯部稲村神社にも行って来ました。


拝殿。
1月に行ってきた時は狛犬を修理してましたが、昨日行ったら終わってます。


社務所の前の桜。


拝殿と桜。


境内の右側にある階段降りて行くと、そこにも桜が咲いています。






垂れ桜に隠れて解りにくいですが、この桜が知る人ぞ知る「糸桜」なんだそうです。


この後公園の駐車場まで戻って寄り道しながら帰路に付きましたが、その時撮影した石碑と駐車場横にある花を撮影。



それでは最後に、石岡市にある丸三そばのイカかき揚げ天ぷらそばの写真で、今回の記事を締め括ろう思います。