買い換えるのは「ホイール」「タイヤ」どちらから、その違いとは?

オートバックスやイエローハットに行くと、目立つ場所に「ホイール」「タイヤ」がたくさん置かれています。これらは自動車の消耗品パーツになるので、劣化したり傷んだ場合は買い換える必要(交換)があります。自動車の足回りのパーツになるため、何かあれば事故につながりやすくある程度の質が必要とされますが、どれくらいの頻度で買い換えるのか、そもそも買い換える必要はあるのでしょうか。

ホイールとは骨格部分

ホイールとは人間で言うと「骨」に当たる部分です。叩くとカンカンと金属音がする部分です。いくら肉付きが良くても骨格がしっかりしていないと怪我をしたり折れたりしますよね。自動車と直接つながっている金属部分がホイールです。

よくアルミホイールでドレスアップや、スタイリッシュなデザインという謳い文句で販売されています。その名の通り、ここを変更するだけで車の印象がガラッと変わるからです。耐久性や性能というよりかは「デザイン」に重きが置かれているので、重要度は高くありません。

新車であれば購入時のホイールのまま廃車まで乗り潰す方も多く、長期の熱や自動車を使いすぎたり・衝撃で歪んだり重要な部分が壊れなければ特に交換する必要はなく、10年20年と持つ場合が多いので交換時期は状態を確認しての判断となります。

ホイールは主に「ハブ」「リム」「スポーク」という部品で構築されており、錆びて腐食したりヒビが見られるようなら交換を検討しましょう。見た目や車検時に分かる場合もあります。

タイヤは肉付き部分

タイヤは人間で言うと肉がついている部分で、外と直に接するため摩擦や衝撃に敏感です。ゴムでできているため走っているとすり減ってきて、タイヤにスリップサインが出れば溝が無くなっている証拠で交換の必要があります。

高速道路や長距離ドライブの際は空気圧の点検が大事で日頃のメンテナンスも大事です、普段使いで走っている分では3〜4年で交換する場合がほとんどです。ヒビ割れや長い間乗らなかったときは紫外線の照射による劣化など、タイヤが消耗していなくても注意する必要があります。

タイヤの交換は自分で工具を揃えてしてもよいですし、オートバックスやイエローハットにガソリンスタンドなどで交換の工賃(手数料)を払えば大抵は応じてもらえます。スタッドレスへの変更やローテーションの場合だと値段は変わるので確認しておきましょう。ローテーションは1,000円~2,000円、タイヤの交換は廃棄込みで1本当たり2,000円~3,000円が相場です。

持ち込み交換は嫌がられる?

アマゾンや楽天市場にヤフーショッピングと、インターネット通販でタイヤやホイールを安く購入することができます。しかし店頭ではかなり高い価格で販売されており、その高い価格から店舗を持っている業者は利益を得ていると考えられます。店舗を構えている分、ネットの業者よりは利益を乗せなければいけませんし、アフターメンテも受け持つリスクも出るからです。

そのことから他社で購入したタイヤやホイールの持ち込み交換は嫌がられる傾向があり、持ち込み歓迎と書いているところに頼んだほうが無難といえます。大手のカー用品店やディーラーより信用度は落ちるかもしれませんが、個人でやっているようなお店や小規模のカーショップでは顧客獲得のために、あえて「持ち込み大歓迎!喜んで対応します!」とアピールしているところが多くあるため、検討しても良いでしょう。

新車から廃車まで3対1と覚えよう

新車で自動車を購入した場合、3年に1回タイヤを交換すると9〜11年(12年目で交換するため)もつのが一般的です。一方でホイールは1つで特に壊れなければ廃車まで持つことが多いため、3対1で覚えておくと安心です。そして11年目で次の車に乗り換える、というのが安全とお財布事情を考えれば良いのではないでしょうか。