「背徳の家族」
                                   赤星直也:作
第23話 信吾の企み

 歩美は不安を抱えていたが、郁恵も不安に思っていた。
「純子さんや次郎さんに知られたら大事だし…」3人の関係を秘密にしておかなければならない。
そんな不安をよそに「母さんに姉さん、今日も一緒だよ」信吾は催促している。
「わかったわよ、仕方ないね…」諦めて歩美と郁恵は信吾に抱かれていた。

 そして、数日後には、純子と次郎が戻って来た。
元の生活に戻って「よかった、純子がセックス相手になるし」歩美と郁恵は一安心だ。
だが、そんな家族の元に、郁恵の兄が亡くなったという訃報が届いた。
家族で相談して、赤ちゃんがいるから、信吾と郁恵だけが葬儀に出席する事になり出かけた。
2人は電車に乗って郁恵の実家に向かうが、喪服を着た郁恵に信吾が興味津々となっている。

 「母さん、凄く変な感じになってきた…」黒尽くめの郁恵に興奮が高まっていた。
「信吾、ここは電車の中よ。帰ったらしてあげるから我慢して」なだめる郁恵だが「でも、こうなん
だ…」股間が盛り上がっている。
「仕方ないわね、これを被って」信吾に上着を被せてわからないようにした。
信吾も、気を逸らせながら堪えてどうにか、目的の駅まで来た。

 電車を降りて歩いていくと、行き交う人も少なく、閉じた商店が目に付いた。
「母さん、アソコでやりたい…」次郎は郁恵の手を掴み、人気のない建家に連れ込んだ。
「帰ってからにしようよ、何回してもいいから」
「それまで我慢できないよ」郁恵のスカートを捲り上げ、黒いストッキングに覆われた、太股が露わ
になる。

 「やめて、ここではやりたくないの」拒んでもパンティも引き下げられ、絨毛が生えかけた淫裂が
露わになった。
「立ったまま、やろうよ」信吾も下半身を剥き出しにすると、郁恵の背中に胸を押しつけた。
「入れるよ」言い終わらない内に「あ、あ、あ~!」郁恵が声を出す。
なおも、肉竿を押し込み、ピストンを始めると「ダメよ、立っていられない…」郁恵は壁にしがみつ
いてやっと立っていた。

 そんな、事など気にもせず、信吾は肉竿を動かしていくと、次第に登り切った。
「ダメ、中はダメ!」慌てる郁恵だが、膣の中は暖かいのが漂っていく。
「出したからね」排出を済ます、と肉竿を抜きハンカチで拭くが、郁恵も淫裂から流れ出る精液を拭
いた。
「信吾、もうこんな事はしないで!」吹き終わるとパンティを持ち上げ、元通りになった。
「これからは、そうする」信吾も肉竿をしまい、2人は郁恵の実家へ向かった。

 実家で挨拶すると、家族と一緒に斎場へ向かう。
そこで、通夜を行うと用意されたホテルに泊まった。
ホテルに入ると、郁恵は喪服を脱ぎ出し、着替え始めた。
それを見ていた信吾は(そうだ、姉さんや純子にも黒いのを着せて…)考えると肉竿も膨らんでいく。

 そんな事とは知らない郁恵は、黒尽くめの下着だけになっている。
「母さん、見せて…」信吾はパンティを掴むと引き下げた。
「ダメ、昼間にやったでしょう?」慌てて手で押さえるが、足首から抜かれて下半身はストッキング
だけだ。
その後、ブラジャーを脱がして乳房も露わにさせた。

 「母さん、これって、凄くいいよ」黒い布地に覆われた太股に興奮している。
「帰ったら、してあげるから、今はやめようよ」
「無理だよ、我慢できない!」信吾も服を脱いで全裸になった。
「仕方ないわ、軽くしてよ」覚悟を決めるとベッドに寝ると信吾が覆い被さり、いきなり肉竿を押し
込んでいく。

 「まだ早い…。ゆっくり…」そう言うが、肉竿は動きを速めていく。
それには、堪えきれずに「あ、あ、あ~!」声を上げだした。
「母さん、凄く変な気持ちなんだ。何回もやるよ」その言葉通りに肉竿は激しく淫裂を突きまくって
いく。
「凄いわ、変な感じになっている…」郁恵も刺激を受けて淫汁を流している。
2人はいろいろな体位で結合して深夜まで抱き合った。

 翌日、告別式を済ますと、2人は電車に乗って戻るが「母さん、黒い下着っていいね」信吾は打ち
明けた。
「そうね、父さんも興奮していたわ」郁恵も、昔を思い出した。
「だったら、これから着てよ」
「着るのはかまわないけど、純子さんや次郎さんがいるのよ」
「そうだよね、2人がいるんだった…」親子や姉弟のセックスを知られたら、大事になってしまう。

 「なんか、いい方法がないかな?」次郎は思案している。
(次郎さんと純子がオ○ンコしちゃえばうまく行くかも…)よからぬ考えを思いついた。
(それには、黒いのを買わないと…)電車の中で思案した。

 そして、家の戻ると2人は、何もなかったように振るまい、信吾は思いついた事を実行した。
パソコンを見ながら「これがいいな、フリーサイズだし。そんなにも高くないな」注文して行く。
「これで良しと」笑顔の信吾だ。

 それから、数日が過ぎて注文した品が届けられた。
中身を確認すると「間違いないな。後は何時やるかが問題だな」カレンダーを見ながら思案している。
信吾は、何食わぬ顔でいたが、計画した日が来ると「今日はヌードパーティだからね」朝食を摂りな
がら言う。
「ヌードって、素っ裸なの?」驚く郁恵や歩美だが「そうだよ、素っ裸で次郎さんを迎えるんだ!」
平然と言う。

 当然「イヤよ、兄さんに裸を見せるなんて」「私もイヤよ」歩美や純子は拒んだが「面白そうじゃ
ないか、やろうよ」次郎は乗り気になっている。
「決まりだね。次郎さん、残業は無しだからね」
「わかってるよ、真っ直ぐ帰るよ」笑顔の信吾と次郎だが(ヌードになる身にもなってよ)不満顔の
3人だ。

 その日の夕方になると「ほら、素っ裸になって!」信吾に催促され、3人は服を脱いでいく。
「恥ずかしいわ。まだ黒いのよ」歩美の乳輪と乳首が黒ずんでいる。
「気にしなくていいよ。それから、これを履いて」黒いストッキングを3人に渡した。
何も知らない3人は太股までのストッキングを履くとガーターベルトも付けていく。

 「凄いわ。なんだか、ゾクゾクしちゃう!」
「ホントね、イヤらしく見えるしね」お互いに見比べて「姉さん、今夜の次郎さんは激しいよ」冷や
かす信吾だ。
「そうね、今夜は私も激しくやる」恥ずかしそうに言うと「信吾さん、私もやるよね?」純子も顔を
赤らめて言う。
「勿論だよ、今夜は楽しまないと」4人は雑談をしながら次郎の帰りを待った。

 そして、7時近くにチャイムが鳴り、次郎が帰ってきた。
次郎は家に入るなり「凄いや、凄く素敵だよ」3人の全裸を見比べていく。
「あなた、恥ずかしいわ、そんなに見られると…」
「だって、凄いんだもん。もう、カチカチだよ」股間が盛り上がっている。
「それより、次郎さんも準備しないと」信吾に言われ、次郎も服を脱いで全裸になった。
(兄さんのオチンチンが凄いわ、信吾さんと同じくらいだ…)膨らみきった肉竿に純子も呼吸が乱れ
ている。

 5人は、全裸のままで食事を摂ると、女性の3人は後かたづけをしていき「次郎さん、実は姉さん
とオ○ンコしたいんだ…」信吾は遂に言ってしまった。
「姉さんとセックスしたいなんて…」次郎は驚いている。
「そうなんです。ゴム着けてやるから、次郎さんも純子と、ゴム着きでして下さい」
「純子と、オ○ンコか…」純子の名前が出ると思案顔になった。

 「そうだよ、ゴム着きだから妊娠の心配はないしね」
「でも、何て言うか、心配だな…」まだ、踏ん切りが付かない。
「これを使ってやるんだ!」袋を開いてみせると「SMじゃないか。これをやりたかったんだ!」目
が輝いている。
「だったらやろうよ、これを使って!」
「そうだな、やってみよう」2人の話をまとまった。